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- / ISBN・EAN: 4935228084418
感想・レビュー・書評
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オダギリジョー、麻生久美子出演に加えて岩松了監督(ちょっと出演!)ってことで時効警察みたいでわくわく!
オダギリジョーが麻生久美子との結婚へ向かっていくお話なのだけれど、霧山くんと三日月くんが結婚したみたいでわくわく!
アマプラの「たみおと一緒に考えよう。しあわせって、なに?」の文言にまんまとひっかかってしまった感…
自意識過剰でコミュ障気味の民男(オダギリジョー)とお見合いで結婚することになった瞳(麻生久美子)。
そして、民男と一緒に生活している、ちょっと過干渉で過保護な父(原田芳雄)。
彼らと、彼らを取り巻く人間模様を描いていく。
「たみおのしあわせ」というタイトル。
しあわせとはつまり、ここでは結婚のことを意味している。
幸せの価値観の幅も狭義で、田舎という閉塞感たっぷりの監視社会もしんどく、おじさんたちの会話は古臭くて下世話。
とはいえ13年前の作品で、携帯はみんな折り畳み式のパカパカするやつで。
古臭くて当然なんだけど、その古臭さがわたしが苦手なタイプだったっていうだけで。
でも、時代問わず、田舎ってこういうものだった気がする。わたしも地元にいたら、次から次へとお見合いとかさせられてたんだろうか。
東京に出てきてよかった。
結局、たみおのしあわせって、なんだったんでしょう? -
思っていたのと全然違うラストだったので、思わず身を乗り出しました。
どうやらモテるらしい父(原田芳雄)と、どう考えてもモテない息子(オダギリジョー)の父子家庭が話の核。お見合いをしては断り続けてきた息子が、ついに聡明で美しい女性(麻生久美子)と結婚することに。
このメイン3人がすごくぴったりしています。
麻生久美子の浴衣姿はべらぼうに美しく、しかも可憐で、でもどこかちょっと色っぽくて、そのあとのキスシーンは、オダギリジョーが気持ち悪いロン毛メガネであることを忘れるロマンチックさ。
原田芳雄は、仕事もちゃんとやってて、人間関係もしっかりしてそうに見えて、なんかどこか抜けている感じが出ていて、人間らしい魅力がびしばし出ています。
この3人に、父の同僚で恋人(大竹しのぶ)と父の妻の弟(小林薫)が絡んできますが、この2人がまたにくい演技です。
小林薫がただいまと現れるハーフパンツのスーツ姿は、最高に気持ち悪くて最高に面白く、そして一周回って粋に見える、さすが小林薫!なシーンでした。
英語でいうcommitment phobiaなのかな?という印象ですが、ほのぼのしつつも殺伐とした心境を描いていたり、表面的には気づかないんだけど本質的になにかが壊れている心、それにタイトルにもなっている「しあわせ」とは、についてそれとなーく描いているのが邦画っぽいなと思いました。
ラスト近く、親子2人でバスに揺られ、息子に膝枕してもらう原田芳雄の破壊力が凄まじかったです。 -
日本式結婚についてちょっと本気で考えなければと思い鑑賞。なんというかアレルギーが抉り出される。全体的に染み渡る辛気臭さ、がんじがらめの慣習への息苦しさ、距離が近すぎるどろどろの人間関係、男尊女卑的感覚と苛立たしい男にしがみつくしか生きていく道がないような女性(これはしのぶさんの演技が上手すぎてもはや気味が悪くなったので彼女のホラーシーンは毎回飛ばさざるを得なかった。)、なにかしらの伝統の神格化とそれ以外への排斥。麻生久美子は確かに美しいがそこに人格は認めておらず商品として神格化されている。それが絶対主義的で恐ろしさえも感じてしまうような怖さがある。
なぜこんなにも気色が悪いと感じるのだろうかのだろうか.....古臭さと嘘くささが共存している。キャストは好きなのに残念すぎる。その背後に潜む暴力性が見えるからだろうか。全体的に善悪の2項対立を極端に配置し過ぎていて気味の悪さが際立っているのだろうが、古典的すぎてセンスが悪い。
そもそも日本で結婚の時だけキリスト教式に誠実さを誓ったって、やっぱりそれは嘘にしかならない。日本人はきっと愛も友情も自由も平等も、そんなものファッションでしかない。それっぽいからしなきゃいけないものであって、それが周りにどういう影響を与えるかというところまで深くキリスト教的世界観を知ろうなどという気はない。
本気で愛とか考えたいなら、やっぱ日本じゃダメなんじゃないか、と思った。だってその文化はもともとなくて、ただメディアによって表層的に輸入されただけだ。その国では理性よりも感情が優先されている。それは明らかにヨーロッパ文化と相性が悪いのである。
こんな映画を見ると日本でのどろどろの人間関係を思い出して嫌な気分になった。しかし、それは文化的な根無し草である日本の象徴かもしれない。だからといって、それ自体がどこかで最近構築された理想である女性のお淑やかさへの手放しの賞賛とそれ以外の排除、みたいな伝統に則ったところで限定的に幸せになれる人はいるかもしれないが、マジョリティを排斥してしか成り立たないという矛盾がある。
この映画の嫌いな部分、おそらく一言で言えば視野の狭さとそこから生じる、彼らが賞賛しているはずの「良さ」に対する矛盾に満ちた逆説だろうか。
私はもうちょっと軽いコメディの方が好きだ。 -
50代以上の男性が好きそうな映画だなぁと思いながら観ていたら、ラスト10分は未だかつてない衝撃の展開!!
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やっぱりオダギリジョーがカッコイイ。
そして麻生久美子がカワイイ。
観ていてなんだかほのぼのした。
とくにほのぼのする映画っていうわけでもないと思うのだけど。
洋画も邦画もどちらも好きだけれど、邦画はなんとなく観ていて落ち着くなと思った。
もしご不快な思いをさせてしまっていたらごめんなさいm(_ _)m
削除させていただきました。
気弱ではないですよ!かっこい...
もしご不快な思いをさせてしまっていたらごめんなさいm(_ _)m
削除させていただきました。
気弱ではないですよ!かっこいいです!!
不快な思いなんて全然です。言わないほうが良かったのかな?なんて思っています。
これからもよろしくネ
♪ d(⌒o⌒)b♪
不快な思いなんて全然です。言わないほうが良かったのかな?なんて思っています。
これからもよろしくネ
♪ d(⌒o⌒)b♪
こちらも何も問題はございませんので!
これからも是非宜しくお願いします!
こちらも何も問題はございませんので!
これからも是非宜しくお願いします!