andymori

アーティスト : andymori 
  • Youth Records (2009年2月3日発売)
4.32
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4580159021126

感想・レビュー・書評

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  • andymoriのことでも書くかぁ・・・

    僕がこのバンドのことを知ったのは、すごく遅かったです。
    震災のあった次の月ぐらいに、飯塚の親友の家に
    一緒にライブに行くために行って、彼から教えてもらった。
    この飯塚の友達は、俺めちゃくちゃ大好きなんす。
    そのライブは吉野寿のソロだったんですけど・・・

    俺「最近なんかいいCDあった?」
    友「andymori聴いてるぐらいっすね」
    俺「andymori?しらん」
    友「えっ知ってると思ってたのに」
    俺「いやいや全然しらんよー」
    友「こいつ飯塚出身すよ。後輩は知り合いっぽい」
    俺「まじか!ここらへん出身のバンドてスパルタローカルズ以来やね」
    友「こいつのねーちゃん、嘉穂高っすよ。死んだけど・・・直接は知らんけど何個か下の後輩」
    俺「ほんなら家帰ってから聴くわ」


    別の後輩(彼の趣味もとても信用していて人として大好き!)も
    好きだというので、帰って借りて聴く。
    ・・・間違って1st.アルバムじゃなくてEPのほうを借りてしまった!!!
    けど、EPがめちゃくちゃよくて、好きで。
    たしかに直接の参照はリバティーンズかもしれないけど、
    言葉を詰めまくってて・・・なんじゃこりゃ!って感じでした。
    『everything is my guitar』は、MV込みで1万回は聴いた。見た。
    http://youtu.be/AO-JtMzqXhU

    壮平君はたしか、大濠高校出身だったと思うんだけど
    浮かんでくるのはあの周辺、僕が高校生だったころに行った
    天神周辺の情景。

    「西通りを過ぎれば憂鬱を運ぶバスに乗れと脅される」

    大濠高校・大濠公園の横に美術館があるんだけども、
    高校生の頃初めてそこに行ったんです。
    海の中道でライブというかコンサートがあって、
    それを観に行く前の、時間つぶしも兼ねて。
    美術館に何を見に行ったかというと、アンディ・ウォーホル展(笑)。
    奇しくもandymoriの名前の由来にもなってる。
    だからandymoriを聴くとどうしても、僕が高校生だった頃の「あの感じ」、
    あの頃好きだった娘のことまで全部浮かんできて・・・心がざわついてしまう。

    先に書いた『everything is my guitar』のMVのこと。
    まあそりゃ2000年代だからリバなんだけども、リバよりは
    MVを見てると、どう考えてもビートルズ→TheJam直系だとしか思えない。
    これ見てるとTheJamの『Going Underground』のMVも観たくなって
    ついつい交互に観てしまう。2万回は見た。
    http://youtu.be/MKglWitqtF0

    『everything is my guitar』のMV、ドラムの子のTシャツとか
    ベースの子がジャーマントレーナー履いてたりと、細かいとこまで大好き。


    ほんでもって・・・andymoriにしろ、フジファブリックにしろ、
    僕がそういう感じで好きになってしまうバンドって、どことなく・・・
    死の匂いがつきまとってる感じがします。
    まあ、今だから言えるんだろと言われればそれまでなんだけど。
    どっちのバンドもめちゃくちゃ大好きとは言えないけれど、
    1枚目はめっちゃ好きなんですよね。

    だからね、壮平君なにやってんだ!と。逃げろよ!と。
    今のコウセイみたいになれれば、もっと楽になんじゃねえかなあ・・・
    って、なんとなくそういう気がしてるすよ。
    http://youtu.be/7EkKXAi7wfg
    これめっちゃ面白いから必見。

    今度上京したら、andymori結成の地・ハンサム食堂に行きたいなあ。

  • いやぁ〜
    いい意味で青い(笑)


    まだこの1stでは
    演奏は荒削りだし、
    青くさい歌詞が鼻についたりもするけど、
    熱量と勢いがハンパなくスゴくて
    ロックとは本来こういう衝動を音に込めたものだよなぁ〜って
    改めて気付かされた次第です(^_^;)


    しかし「ホンマ買って良かった!」って
    手放しで喜べるアルバムって
    なかなかないですよ〜。

    しかも新人で
    邦楽バンドのファーストに限定すると
    いつ以来のトキメキやろ〜(笑)(^_^;)



    蒼きパッション飛び散る、
    つんのめるほどの高速ビートと、

    思わず一緒に歌い出してしまうような、
    耳に残るキャッチーで良質なメロディー。


    どこまでも透き通った
    フォーキーで、
    ピュアで、
    イノセントな質感♪


    どこかデビュー当時の
    尾崎豊を彷彿とさせる
    高く舞い上がるような歌声。


    日常を切り取った
    リアルな情景が浮かんでくる、
    溢れだす
    マシンガンのような言葉。


    まだまだ20代前半の若いバンドやけど、
    尾崎やブルーハーツや
    ブランキーや
    ミッシェルを最初に聴いた時と
    同等の衝撃を
    自分は受けました。



    凄まじいエネルギーが
    疾走するキラーチューン
    『FOLLOW ME』


    初めてギターを手にした頃の
    あの高揚と無敵感をくれる
    有無を言わせぬ名曲
    『everything is my guitar』


    イノセントな
    スローナンバー
    『青い空』


    柔らかくて脆い者への愛を描いた
    『ハッピーエンド』


    やり場のないエネルギーを
    ロックンロールにぶつけた
    『ベンガルトラとウィスキー』


    甘美なサビのメロディーに
    心持っていかれる
    『誰にも見つけられない星になれたら』


    煌めくギターサウンドが奏でる
    諦めと希望渦巻く
    『Life Is Party』


    パンキッシュで
    熱いビート高鳴る
    『すごい速さ』



    など、テクニック云々ではなく
    熱い衝動と切実な想いが
    ダイレクトで胸に迫ってくる
    刹那な12曲。


    30越えちゃったけど
    昔ロック好きだったなぁ〜ってアナタ。


    最近のバンドは
    どうも生ぬるいと
    お嘆きのアナタ。


    色褪せたロック衝動に不安を感じ
    トキメキをお探しのアナタ。


    俺たちがずっと待ち望んでた
    ロックは
    ここにあります。


    頭ではなく
    ハートに響いて
    心に効く爆薬。


    知らないでは
    済まされないバンドです♪

  • 聴了
    1回目 2022.10.6

  • ドラムは後藤さんのほうが好きです。(髪の毛がキノコだから)多分andymoriファンからしたら、にわかファンで申し訳ないですが、このアルバムはとてつもなく聴き込んでいる自身があります。和製リバティーンズという呼び名は好きじゃないけど、確かにリバティーンズ好きなんだろうなーってのはわかる。ピートより遥かにギターうまいし、ちゃんと歌ってるけど。笑

    モンゴロイドブルースと僕が白人になったら、の2曲を聴いたときは(特に後者)、なかなかの衝撃が走った覚えがある。今思うと歌詞とか、ラリって書いたんかなーとか色んな憶測があるけど、純粋にカッコいい。

    ベンガルトラとウィスキーを聴いているとき、「安いウィスキーウィスキーウィスキーで全部丸一日全部無駄にしてしまうようなそんあライフイズパーティー」という歌詞がタイムリーにあてはます時期だったことも、良い思い出です。

  • 正統派でありつつ世界を斜めから見ているあまのじゃくなロックで、歌詞はアレン・ギンズバーグやボブディランなど60'sの巨匠たちを彷彿とさせるような。
    どこへ向かえばいいのかわからない、それでも走り出すしかない、そんな青春時代の葛藤。

  • ほんとにすごい速さ。

  • この胸を引っ掻き回される感じは久しぶりだ。

    青春の清々しさや切なさややり切れないモヤモヤとか、そんな感情がブワッと押し寄せてくる。

    初期衝動が音になって耳から入って身体を駆け抜ける。

  • 正直ホントに元気ないときは聴けないけどそうじゃないときに聴いたら最強

  • 「きっと世界の終わりもこんな風に 味気ない感じなんだろうな」すごい速さ

  • 優しいロック。挑んでくるような態度は一切なく、甘くオーソドックスなメロディーに載せて浸透力のある呼びかけをする。何か新しいことをしようなどという気負いはなく、それでも自然に新しくなってしまう、そういう優しさを湛えたアルバムだ。

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