ウォッチメン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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監督 : ザック・スナイダー 
出演 : ジャッキー・アール・ヘイリー  パトリック・ウィルソン  ビリー・クラダップ  マリン・アッカーマン  マシュー・グード 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2009年9月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113824644

ウォッチメン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 評価が低いみたいですが、わたしはアメコミの実写化のなかでは好きな部類。というのもやっぱりマーベルコミックスより、DCコミックのほうが好みらしく、DCコミックのトーンを落とした暗いモード漂う雰囲気が好き。ウォッチメンもDr.マンハッタンは現実離れし過ぎだけど、その他のヒーローたちの人間らしさだったり、ヒーローなのに良い奴じゃなかったり、無敵な強さじゃなかったり、そこが面白かった。原作を読んでないからどこまで再現できているか知らないけど、良い出来だと思うんだけどなー、どうなんでしょう(笑)原作がなかなかの分厚さみたいですが、是非読みたい。

  • 冒頭のシーンがすごい。
    しかし青いヒーローと、飛びきり頭のいいヒーローには腹が立った

    [追記]
    なぜか、また観てしまった。これはやっぱり気分悪い。原作がそうだからしょうがないっちゃしょうがないんだけど、原爆投下を正当化されているような気がしてくる。
    青いヒーローはブラックホールに飲み込まれた末に、永遠にロールシャッハテストを受け続けて人類とは関わりのないところで朽ち果てて欲しいし、勝手に自分の罰を決めて納得している飛びきり頭のいいヒーローには「こんなもんじゃ、お前の罪は消えねえぞ!!」と宮城リョウタに飛び蹴りしてもらった末にタモリさんに出てきてもらって、世にも奇妙な物語的な無間地獄に堕ちてほしい、切に。

  • 前情報無しで観たら終始「???」状態だったけど、設定とか復習したらもう一回観たくなった!

  • 300は完成度が高かったと感じるけど、個人的に好みなのはこっち!
    ザック・スナイダーの良さがずっと疑問だったけども。
    暗いのどんと来い!!良いです

    「もう35分前に発射してる」
    今までのヒーロー映画にはなかったコレ!?
    ロールシャッハ格好良いよ
    孤高の狂人、ラストが悲しいけどなんとも似合う。

  • 最初のディランにあわせたオープニングから、こりゃ漫画だなと思わせるつくり。
    実際、CGやスローモーションなどバリバリ多用した画面と、漫画的展開。
    それでもおもしろい。
    たぶん、キャラクターそれぞれの冴えないところとかっこいいところがうまく融和していることと、
    キャラクターがそれぞれ独自の理屈や内的信念をもって動いていること。
    揺らぎはあってもブレがない。

  • ヒーローも楽じゃないのね。正義ってきっとそれぞれにあるわけで。

  •  アンチヒーロー「内輪揉め」。
     アメリカを護っていた筈だったヒーローたち。時の流れと共に、その存在と力は、「正義」という純粋からはかけ離れて行く。正義とは何か。ヒーローとは何か。アメリカの歴史と共に問いかける、アンチアメリカンコミックの映画化。
     『仮面ライダー龍騎』とは全く別の意味で子どもに見せられないヒーローものだった。龍騎はアメリカ同時多発テロ事件の発生を受け、「全く違う価値観の正義のぶつかり合い」をバトルロイヤルという形で描いた作品だった。だがこの映画は同じく「全く違う価値観の正義のぶつかり合い」を描いていながら、バトルロイヤルではなく、かつてのチーム同士の内輪揉めを題材としている。『六花の勇者』の設定に近く、本来協力すべきチームが、なんらかの事情でバラバラになりやがて蹴落とし合いに発展していく。また、ヒーローが社会性を失うという設定は、『Mr.インクレディブル』でも用いられている。かつて纏ったコスチュームや、栄光の記録に縋ってしまう様も同じだ。また登場するヒーローは、中には超ド級の異能力を持つものまでいるというのに、誰もが己の性から逃れられず、超人ヒーローとしては欠落している。
     かつてアメリカを救ったヒーローたちがいた。仮面を被った警察官に過ぎなかったミニッツメンは、代を経てウォッチメンとなり、活動を続けていた。だがニクソン大統領の政策により、ヒーローたちは活動の場を奪われた。
     時が経ちソ連との冷戦時代、元ウォッチメンのメンバー、コメディアンが何者かに殺害された。警察は強盗と暗殺、両方の線で調査を進めるが、その影で独自の調査を進める者がいた。元メンバーのロールシャッハだった。コメディアンの死は何者かの陰謀、また復讐による暗殺であり、元ウォッチメンのヒーロー全員が狙われていると推測したロールシャッハは、初めに元メンバーのナイトオウル2世と接触するが、ナイトオウルは取り合わない。後に元メンバー、Dr.マンハッタンと二代目シルクスペクターと接触するも反応は芳しくない。ナイトオウルもまた、別の元メンバー、現会社経営者のオジマンディアスと連絡を取る。オジマンディアスが目指すのは無限のエネルギーの確立。その事業にマンハッタンも協力していた。だがテレビ出演の際に濡れ衣を着せられ、マンハッタンは火星に失踪してしまう。また、事件を追い続けるロールシャッハは姦計に嵌り、刑務所に収監される。ソ連への牽制であり抑止力となっていたマンハッタンの失踪に目をつけたソ連は、アメリカに挑発を行う。全面的核戦争が時間の問題とされた時、ナイトオウルとシルクスペクターが立ち上がり、ロールシャッハの救出の後、本格的な調査に乗り出す。浮上したのはオジマンディアスの経営する会社だった。
     全てはオジマンディウスの策略だった。計画を知ったコメディアンを殺害し、マンハッタンを失踪させ、世界の主要都市をマンハッタンの協力を得て開発したマンハッタンの力で消滅させ、「マンハッタン」を全人類の仮想敵とすることが策略の全貌だった。策略に嵌ったマンハッタンは、仮想敵となることを受け入れ、真実を人々に知らせようとするロールシャッハを殺害する。こうして世界は、歪な思想の下で護られたのだった……。
     作中ではミニッツメンだったヒーロー数名と、ウォッチメンであったヒーロー六名が主に登場する。物語は主に六人のヒーローを中心として展開されるが、誰もが己の信じる正義と、何らかの欠陥を抱えている。
     コメディアンはヒーローというよりは軍人、傭兵といった性質の存在で、ベトナム戦争での殺戮、無責任かつ粗暴な行動、レイプ未遂、一般人を銃殺するなど欠けた倫理観と留まるところを知らない暴力性の持ち主であった。だがその思想は「人間の根本的な悪辣さの自覚」であり、それらを全てジョークとして笑い飛ばすため、コメディアンを名乗っていた。『ダークナイト』のジョーカーに近い価値観の持ち主で、「救いを尊ばない」唯一のメンバーと言える。
     ロールシャッハはロールシャッハテストのように変化するマスクを被った男で、独自の正義の遂行を最も尊ぶ。だがその正義は悪への過剰な制裁を是とするもので、殺人を厭わないバッドマンのように暴力と殺人で悪を蹂躙する。その根本は売春婦の母を持ったこと、幼い頃のイジメ、少女を殺害した犯罪者への果てしない怒りなどであり、「悪への憎しみ」が原動力である。
     Dr.マンハッタンは元は有能な科学者であったが、実験の失敗と共に原子を自由に操作する圧倒的なまでのパワーを手にしてしまった。その能力は完全無敵。太陽すら散歩できる超越者であり、ベトナム戦争では火の七日間よろしく、神の火とも呼ぶべき戦禍を与えた。だが本人の感情は次第に失われ、人間性は消滅しやがて生命や奇跡の価値を軽んじるようになる。「神に近づいたが故に人から離れた」最強のヒーローである。
     ナイトオウルとシルクスペクターは他の面々に比べ慎ましやかに暮らしていた。だがコメディアンの死をきっかけにヒーローとしての運命に飲み込まれていく。良くも悪くも人間的で普通であり、ヒーローの仮面を被った一般人と言う印象が強い。恋愛やヒーローマシンでのカーセックスなど、「ヒーローという名の社会人」という最も身近でかつヒーローらしさに欠ける存在である。
     オジマンディアスはヒーローをやめた後、会社経営者となるが、自身の憧れる「アレキサンダー大王」の世界を一つにするという理想の実現のため、コメディアンを殺害し、ロールシャッハを投獄、更にマンハッタンに濡れ衣を着せた。かつての仲間の半数を裏切った裏切り者でありながら、核戦争を止めた英雄と言う二つの側面を持っている。大儀のためなら犠牲を厭わない独裁者気質で、数多の無辜の命を犠牲にしておきながら、最も理想通りの世界を手にした、「歪んだ正義の体現者」である。
     どのヒーローもそれぞれの価値観と正義を持っているが、そこに正解などない。どれもが既存のヒーロー像から外れ、「絶対的な拠り所なき正義の体現者」であるため、龍騎と同じように、己の正義のために戦うしかないのだ。
     ストーリーは一人ずつ陥れられるヒーローと、六人の過去を基本に進み、オジマンディアスの思惑が判明する形でクライマックスとなる。ヒーローものでありながら、大半はドラマで構成されており、戦闘シーンよりも語りが多い。ヒーローそれぞれの価値観と正義を描いてはいるが、物語を総括するテーマは「正義とは何か。ヒーローとは何か」。そして「平和のために必要とされるのは、ヒーローではなく悪役」という人間の業を描いている。『Fate/stay night』では正義の味方になるためには、悪の存在が不可欠だと語られていた。だが正義の味方がいる世界に平和はなかった。平和な世界とは、誰もが一心に憎める邪悪なる仮想敵の存在する世界だったのだ。そういう意味では『まおゆう』でも語られたように、「魔王」の存在するRPG的な世界は理想的な平和な世界なのだ。誰もが「魔王」や「魔物」という悪のシンボルを憎み続ければ、人間同士で憎しみ合う必要がなくなるからだ。憎しみの矛先、怒りの捌け口。それがヒーローが作り出し、ヒーローが磔にされた悪夢の十字架の真実だった。
     映像はロールシャッハ、マンハッタンのCGなどありえない存在を丁寧に描いている。それでもマンハッタンの存在感は浮いているが、最重要人物の一人でもあるので仕方がない。またマンハッタン関連のCGはどれも美しい。
     台詞に関しては皮肉が利いているものが多い。明るいジョークの類はなく、どの台詞も厭世的で悲観的、疲れの見える社会人の零す愚痴のような淀みが感じられる。
     総合的に見て、重いテーマ性を持った作品だった。誰もが憧れるヒーローという存在を、非常に窮屈で至らない存在として描き、またヒーローと言う概念そのものの脆さをも描いている。何故人々はヒーローに憧れるのか。それは「絶対的な正義」への憧憬故の筈。だが現実的には人類に必要なのは、正反対の存在である「絶対的な邪悪」なのかも知れない。

    キャラクター:☆☆☆☆☆
    ストーリー :☆☆☆☆☆
    世界観   :☆☆☆☆☆
    テーマ   :☆☆☆☆☆
    映像    :☆☆☆☆☆
    台詞    :☆☆☆☆

  • 面白そうだからとたまたま観てみましたが、個人的に大当たりの映画でした。ヒーローが日常にいる点においてはジャンプに連載しているヒーローアカデミアと同じですが、別次元の世界という感じ。ヒーローも人間でしかなく、(元)ヒーローたちの葛藤やヒーローを取り巻く社会情勢などが描かれます。
    序盤でマンガのコマ割りのようにヒーローたちの盛衰が描かれますが、この演出がかっこいいです。もちろんアクションシーンも燃えます。自分もコスチュームを着て戦いたい。。。
    またラストからエンドロールまでの流れもクールです。

    不満な点というのもいくつもあげられるんですが、それを差し引いても好きな映画です。
    以下は印象に残ったセリフ。完全にネタバレになるので注意。

    「エドワード・ブレイク 別名コメディアン 1918年に生まれ 雨の中 葬られた 殺されて これが俺たちの末路か?友人は来ず 花をたむけるのは敵だけ 暴力の果ては暴力に終わる 」
    「奴は分かってた 人間の本性は野蛮だと どれだけうわべを着飾り ごまかしても 社会の素顔を奴は見抜いて 自らそのパロディとなった」
    「"させない"?私は漫画本の悪役(ヴィラン)とは違う。」
    「許しはしないが 非難もしない だが理解する」

    余談。上記セリフにあるように劇中にコメディアンというヒーローが出てくるんですが、これがヒーローアカデミアのグラントリノっぽいです。モデルなのだろうと思いますが、検索しても出てこないですね。

  • 途中までリズムが遅いし、話は暗いし、構成がワンパターンな印象で、眠くてしょうがなかったんだけど、最後の1時間が最高!原作に拠るだろうし、スナイダー作品全て見たわけじゃないけど、スナイダー作品、規模大きくて映像がカッコ良くて気持ち良い!ラスト大好き・・・!

  • ロールシャッハかわいいい。あのマスクすごいな。正直何か所もゲラゲラ笑いました。超アメリカナイズ。めっちゃ長尺映画です。ちょっと辛いくらい。

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