接吻 デラックス版 [DVD]

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監督 : 万田邦敏 
出演 : 小池栄子  豊川悦司  仲村トオル  篠田三郎 
  • ジェネオン エンタテインメント (2009年2月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102610739

接吻 デラックス版 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • ☂~寡黙な強盗殺人男と見下されの左利き女~☂

    不遇な少年時代を送った男は強盗殺人犯となり
    奪ったカードでATMから現金50万円を引き出し
    防犯カメラに微笑みながら自ら警察に通報する。

    一方、
    人を見下す人間たちに抗えない見下され女は
    ニュースで防犯カメラに微笑んだ殺人者を見た瞬間、
    「同類」だと確信し執着することとなる。

    この作品は殆ど3人で進行する物語です。

    殺人犯の坂口(豊川悦司)、
    OLの京子(小池栄子)、
    弁護士の長谷川(仲村トオル)、

    小池栄子いいですねぇ、
    「八日目の蝉」、「2LDK」でもいい演技していますが、
    今回はかなりオーマイーガー!!
    獄中結婚なんぞしてしまいます。

    この作品の中で心に響いたセリフは京子が言う

    「運が悪いってなんなんだろう・・・
    寂しいとか、虚しいとか、
    自分はなんの為に生きているんだろうと
    考えなくて済むことって幸せな人ですよね」

    ・・・そうか。

    そして、殺人者が歌うHappy Birthdayと
    京子が歌うHappy Birthdayが実に怖かった。

    いい作品だ

  • 最近の女優業での活躍は眼を見張るものがある小池栄子さん。
    この映画で女優小池栄子の力こぶが見られました。

    小池栄子が死刑囚にシンパシーを感じる女性を好演。
    日陰に追いやられるタイプの人間が鬱屈とした怒りを
    ほとばしらせている姿を好演していた。
    小池さんは出ることも引っ込むことも出来るのだなぁと。

    豊川悦司、仲村トオルとの掛け合いも見事。

  • 【あらすじ】
    ある住宅街で幸せそうな一家を惨殺する事件が起きた。犯人・坂口は自らマスコミと警察に通報→逮捕の瞬間不敵な笑みをカメラに向ける。一方同僚から良いようにこき使われるも怒りもしない孤独なOL京子は、TVで坂口の笑みを見た瞬間、彼の中に自分の孤独と同じものを感じ、彼の全てを知るべく新聞などの情報をノートにまとめ始める。坂口の弁護士・長谷川は何とか坂口の心を開こうとするが坂口は一言もしゃべらない。そしていよいよ初公判の日が来た。

    【以下ネタばれあらすじ】
    見物席には京子の姿があり、公判後長谷川に差し入れを申し出る。坂口と面識のない京子をいぶかしむ長谷川だったが、仕事を辞め留置所の近くに引越し差し入れを続ける京子を心配→次第に愛に変わっていく。

    手紙のやり取りに至り、坂口の声を公判で聞いた京子は坂口と通じ合ったと確信→最終的にケコーン。坂口と京子の生い立ちは他人に無視され都合の良いときだけ使われる惨めなものだった。

    しかし坂口は人殺しをしておりそこが京子と違う、と説得する長谷川、全く意に介さない京子。ところが坂口は殺人時の悪夢にうなされ、毎日通ってくる妻に、覚悟の上だった死刑を恐れるようになり、控訴を決意(には見えなかったけどストーリー上そうなってました)→大きな前進に、留置所所長が坂口と京子の直接面談を許す。

    坂口の死刑を確信していた京子は、坂口が控訴したこと、また自分と坂口の違いが殺人をしているかどうかであることから、長谷川を騙してナイフを持ち込み坂口を殺害。長谷川も殺して死刑になろうとするが、良心とのせめぎあいで咄嗟に長谷川に接吻→所員に拉致られ留置所に。長谷川は京子の弁護を決意するのだった。

    小池さんめちゃ良いよ!びっくりした!
    豊川悦司はキヨシローに見えた…。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

  • 自分を観ているようで恥ずかしかった。ラストの展開で心に傷をつける、そんな映画でございました。病んでる皆さんにオススメ。全俺が泣いた。

  • あらすじを見ると、だいたいエンディングは想像ついてしまうけど、
    そこに至るまでの過程が知りたくて、最後まで観てしまう。

    とにかくトヨエツが不気味。
    小池栄子も、堂に入った怪演ぶり。
    途中で小池栄子が口にしてる世間の理不尽さは、理解できないでもない。
    ただ自分の中の黒い感情を、見つけてしまって、嫌な気持ち。
    理解できてしまう部分があるのが、嫌。
    歪んでいるというか、壊れているというか、小池栄子の笑顔も
    怖かった。

    堕ちるんじゃなくて、這い上がれないの方が正しい気はする。
    だから説得も意味をなさないんだと思う。

  • トヨエツの指が、細くて長くてつくしんぼみたいで、悶えた。

  • ラストの接吻シーンが恐ろしかった。あれはまさに死の接吻。
    殺人犯の阪口と弁護士の長谷川がそれぞれ、死と生を代弁している。その間に挟まれた近藤は、阪口と自分を同一化するあまり、彼が生きることを許さない。
    それどころか、阪口を差し置いて、より過激化していく近藤。
    三者がそれぞれの立場を頭では理解しながらも、けっきょくはすれ違わざるをえないという話。「ボメロオの輪」というのを思い出した。

  • ショットが連続した映画。冒頭、トヨエツが一家を惨殺し、ATMに行き、TVカメラの前でニヤリと笑うまでのシーン、大変良い。

    小池栄子の演技も冴えている。

    【ストーリー】
    坂口秋生(豊川悦司)は、閑静な住宅街で何の縁もない一軒家に侵入し、親子3人を鈍器で惨殺。まもなく警察とマスコミに自ら犯人であることを告げ、多くのテレビカメラに取り囲まれる大混乱の中、身柄を拘束される。偶然、自宅のマンションのテレビを通じてその逮捕劇を目にした遠藤京子(小池栄子)は、テレビモニターの中で謎めいた笑みを浮かべる坂口に一瞬で恋をする。すぐさまコンビニへ行き数冊のノートを購入した彼女は、一家惨殺事件に関する新聞記事のスクラップを開始。坂口に関するすべての情報を集めはじめるのだった。一方、逮捕後の坂口は、警察の取り調べに対し沈黙を貫いていた。国選弁護人として拘留中の坂口に接見した弁護士、長谷川(仲村トオル)は「思い出すのがつらいことでも、素直に話してください。私はあなたの味方です」と誠実に語りかけるのだが、坂口は何一つ言葉を発しなかった。初公判から熱心に裁判を傍聴していた京子は、長谷川に近づき坂口への差し入れを取次いでくれるようお願いする。見ず知らずの坂口に対して他人とは思えない親近感を抱いていると告白する京子は、長谷川には奇異な存在に映った。しかし、そんな彼女を気にかけているうちに、いつしか心惹かれるようになってしまう。ある日、長谷川と京子は坂口の唯一の肉親である兄の元を訪ね、坂口の不幸な生い立ちを知るのだった。長谷川の心配をよそに、京子は自分とまったく同じ孤独と絶望を内に秘めた坂口に対し、「あなたの声が聞きたい」と手紙に記し、ついに獄中で坂口との面会を果たす。

    出逢うはずのなかった3人の男女が織り成す、狂おしいまでの究極のラブ・ストーリー。監督は「UNLOVED」の万田邦敏。出演は、「真夜中の弥次さん喜多さん」の小池栄子、「愛の流刑地」の豊川悦司、「UNLOVED」に続き万田監督と2回目のコラボレーションとなる仲村トオルほか。

  • こりゃ。すごい。
    脚本の整合性 綿密性が貫かれている。
    そして 小池栄子 が驚くばかりの 演技。
    表情 がすごい。
    死刑が確定した時 取材陣が押し寄せる時
    ニヤリ とわらうところが・・・

    この映画の素材は 付属池田小学校殺害事件の宅間守である。
    宅間守 の資料
    を見ると めちゃめちゃな人生である。

    宅間守は事件の動機について いう
    『今迄散々不愉快な思いをさせられ、
    何もかも嫌になった。
    自殺しても死に切れない。
    いっその事大量殺人をして死刑になりたい』

    この物語の 坂口秋生(豊川悦司)は 1963年生まれ
    誕生日は 違うが 宅間守 と同じ年である。

    坂口は 戸締りのしていない家に入り込み・・・・
    主婦を殺し、小学校から帰ってきた娘を殺し、
    会社から帰ってきた ダンナを殺す。
    一家3人を虐殺する。
    (その殺すところのシーンはない・・・・でも緊迫感がある。
    そして 警察に通報したり・・・
    報道陣にも通報する。

    つかまる時は 報道陣に 一言も話さず ニヤリ とわらう。
    さすが 豊川悦司らしい ひややかな 挑戦するような笑い。

    国選弁護人 仲村トオルが 弁護するが 一切黙秘。

    裁判が始まった時に 
    小池栄子が 仲村トオルに 坂口に差し入れしたいという。
    小池栄子は 坂口に 自分を見つけて・・・
    他人事ではないとおもっていたのだ。

    共感し、 積極的に 坂口に 差し入れし、手紙を書く。
    それにたいして 坂口も 手紙の返事をだす。
    小池栄子は 坂口の肉声が聞きたかったが・・・・
    肉声が 聞けるのは 坂口の最終弁論での
    『まちがいありません』という言葉だった。

    それで 死刑判決が 下りたときに・・・・
    小池栄子は うっすら にやり と笑う。
    この顔が 絶品。

    小池栄子は 獄中結婚を申し出て・・・・
    坂口も同意する。
    仲村トオルは 反対する。
    そこまで 落ちる必要はない。という。
    二人は結婚して・・・・
    マスコミの知ることになり・・・
    小池栄子は マスコミに一切語らず・・・
    ニヤリと笑う。

    小池栄子は 坂口と 一緒に戦える喜びと
    非難する人を 敵だと思った。

    仲村トオルが 坂口と小池栄子は違うといって
    坂口を説得すると・・・・

    坂口は 初めて語り始める。
    『人を殺したのに 何も感じない。
    奥さんは即死でなく・・・・眼がきょろきょろしていた。
    おれはねぇ。きっとまた人を殺す。
    だから死刑になるべきだ』と。

    はじめて 口を開いた坂口を評価して、
    控訴することを 坂口に 認めさせる。

    小池栄子は なぜ相談しない。
    仲村トオルは 敵だというが・・・・
    坂口は 君は俺とちがう。という・・・・・

    このことは ひどく 小池栄子をきづ付け・・・
    そして 小池栄子は
    誕生日のクリスマスケーキをとどける・・・・
    そこで 『ハッピイバースデイ』を歌うが
    その唄は 坂口が 一家虐殺事件のときにも歌われた・・・・
    葬送曲 なのである。
    これが すごいなぁ。ここまでもっていく 監督の手腕。

    結末がおとづれる・・・・・
    『接吻』の意味が 解き明かされる。

    ふーむ。
    緊張感 テンポ 細部のしつらえ・・・・はぁ。参りました。

  • 8/17鑑賞。しょっぱなから緊張感につつまれる。閑静な住宅街で起こった一家惨殺。京子は、殺人犯.坂口の逮捕時の笑顔に共感を覚える。
    京子がすることは、行きすぎてて共感できないように思えるんだけど、たぶん観終わって納得してしまう人もいるはず。
    京子は坂口の笑顔の中に、孤独を感じた。居ても居なくてもいい存在としての。だから『控訴』というかたちで世間へゆるしを請うような行動をとった坂口に、裏切られたと感じた。
    そして、行動を起こす。

    ラストの接吻、あれに何の意味があるのかぜんぜんわからなかった。いろいろ考えてみたけど、どうしてもハッキリしない。また観てよく考える。とにかく京子の狂いよう、小池栄子の演技はすごいわ、
    印象に残ったのは、トヨエツが中盤のあのシーンまでしゃべらないという事実、そしてその声の低さ。
    主役は誰かと問われても答えづらい。誰が狂ってるかと問われたら全員と答える。ほとんど表情だけでも凶悪犯ともわかる坂口・トヨエツであり、殺人犯と結婚したうえ殺人をおかす京子*5小池栄子であり、その京子を心配するうち彼女に惹かれてしまう長谷川・仲村トオル。

    小池栄子...あの目力、すごいな。
    突っ込みどころはあった映画だけど、観終わってもしばらく小池栄子に圧倒されてました。

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