愛ってめんどくさいなーって思いながら、終始観ていた。本当に不毛なんじゃないかなと笑。物語の後半から事態は泥沼に陥り、思わず画面から目をそらしたくなるような衝動に駆られた。けど、実はものすごく観ていた。顔を両手で覆うも、指の隙間からしっかり観察している子供のような。まぁ、そういったドキュメンタリー要素も起因しているが、とにかく映像が美しかった。特に逆光を利用した映像は美しかった。モニカヴィッティのあの照明を消し、「刺激的な夜だったね」とのセリフにはぞくっとした。本当に格好良かった。全体として、セリフも少なく映像から、言い換えれば役者の表情から映画を読み取るため、役者の演技は際立っていたが、全く退屈のない演技で興奮した。すごいなー。こういう演技ができる役者がたくさん増えてほしい笑。