東京暗黒街・竹の家 [DVD]

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監督 : サミュエル・フラー 
出演 : ロバート・ライアン  ロバート・スタック  山口淑子  早川雪洲  キャメロン・ミッチェル 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2009年4月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142733023

東京暗黒街・竹の家 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • この映画は、冒頭の列車強盗のシーンが最も目を見張る。動線とロングショットがすばらしい。ラストの、屋上で動く円盤?の決闘シーンも良かった。

    美術は、全体的に、なんというか、ちょっとズレてて笑える。

    【ストーリー】
    日本の富士山麓で列車ギャング事件が起こり、アメリカ軍の兵器が 奪われ、軍曹が殺される。東京警視庁のキタ警部(早川雪洲)はアメリカ憲兵隊と協力し、ハンスン大尉(ブラッド・デクスター)と共に捜査に乗り出す。数日後、ギャングは東京の工場を襲い、その時傷ついた一味の1人ウェッバーが逃げおくれて死ぬ。
    ハンスン大尉は男の所持品の中からスパニア(ロバート・スタック)という男の手紙を発見し、その内容から、スパニアがアメリカの刑務所に入っていること、出所したら東京へ来ることなどが判明する。またナゴヤ・マリコ(シャーリー・ヤマグチ)という日本人の女性の写真も発見され、この女はウェッバーと結婚していたのである。
    東京へ来たスパニアはマリコに会い、ウェッバーが殺されたことを知る。彼はやがてグリフとその親分サンディ(ロバート・ライアン)の組織するギャングの仲間入りをしたが、実はハンスン大尉の頼みでスパイとして一味の行動を探ることになったのである。スパニアとマリコは次第に親しくなり、ギャングが大工場を襲撃した際、自分がスパイであることを告げてハンスン大尉への連絡を頼むようになる。
    サンディ一味は次に銀行の現金輸送車を襲う計画をたてるがマリコが事前に憲兵隊へ知らせたので失敗に帰し、スパニアがスパイであったことを知る。そこでサンディは計略をつかって彼を警官に射殺させようとするが失敗し、かえってスパニアに殺されてしまう。スパニアはマリコと結ばれる
    「情炎の女サロメ」のハリー・クライナーが脚本を書き、「地獄と高潮」のサミュエル・フラーが監督、撮影は「スピードに命を賭ける男」のジョー・マクドナルド、音楽は「拾った女」のリー・ハーラインが担当する。主なる出演者は「太平洋作戦」のロバート・ライアン、「紅の翼(1954)」のロバート・スタック、「東は東」のシャーリー・ヤマグチ(山口淑子)、「デジレ」のキャメロン・ミッチェル、「恐怖の土曜日」のブラッド・デクスター、他に早川雪洲など。1955年作品

  •  1954年、サミュエル・フラー監督。ロバート・ライアン、シャーリー・ヤマグチ(李香蘭)主演。
     
     四方田犬彦氏の著書に教えられた、山口淑子のハリウッド進出作品。特典映像でメイキングのシーンが収められているが、彼女がひどく小柄であることに改めて驚かされた。物語は、シカゴのマフィアのようなグループが東京でパチンコ利権を握る犯罪シンジケートを形成している、という他愛のないものだが、シネスコで撮られた富士山、銀座、浅草、隅田川べりなど、占領期の記憶が色濃く残る風景はなかなかに心惹かれるものだった。最後の銃撃戦の場所が浅草松屋の屋上遊園だったので、またびっくり。

     四方田氏は、山口=李は侵略する男性に身を委ねる女性を戦前も戦後も演じた、と述べているが、かつてスクリーンの中で中国語を話していた彼女は、ここでは流暢な英語を操り、いかにも貞淑で従順な日本人女性として振る舞っている。“男にイノチを賭けたゲイシャ・ガール”として宣伝されていた彼女の姿は、アメリカ人男性が思い描く「日本女性」のファンタジーを文字通り体現してしまっている(かつて、日本人男性にとっての「中国女性」を演じたように)。このことは、演技者としての彼女の才能を物語ると同時に、どこか得心のいかないわだかまりを、見る者に突きつけてくる。

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