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- / ISBN・EAN: 4988142733122
感想・レビュー・書評
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「ハリーとトント」
~あらすじ~
72歳のハリーは、妻に先立たれ3人の子供達も独立しており、ニューヨーク市マ
ンハッタンのアパートに、愛猫トントとともに暮らしていた。しかし、区画整理
の為に、アパートから強制的に立ち退かざるを得なくなり、長男の家へ移り住む
ことになるも、そこに馴染むことができない。結局、ハリーは、娘のシャーリー
を尋ねる為、トントを連れてシカゴへ向かった。
トントが原因で、飛行機にもバスにも乗ることが出来なくなったが、中古車を買
い旅を続けることで、様々な人と出会うことになり・・・
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ロードムービー。
72歳の老人が主人公。
それにしてもアメリカのロードムービーの懐の深さを思い知らされる。
15,16歳の少年・少女、団塊世代のオヤジ、
生活に疲れた主婦、そしてネコを愛する一人やもめの老人と、
その広く長い道のりで何かしらの人生観を感じる。
この映画では主人公が老人であるため、
道の先にある未来を見つめる視点だけでなく、
自分の過去に向ける視点もあり感慨深い。
もう少し歳をとったら見直したい作品だな、とも思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近の映画かと思ったら意外と70年代の映画でした。
色んなシーンでシェイクスピアの「リア王」を引き合いに出すハリーが頑固で面白い。そんなハリーが唯一振り回される相手が愛猫のトントだけど、このトントが本当にかわいい。
バスで隣の席の男性が食べてるサンドイッチを美味しそうに見つめたり、ハリーの独り言に「ニャア」と小さく相槌をうったり。猫好きにはたまらない。
所々でハリーがトントに向かって古きよき時代の話をするシーンが何だかジーンとくる。あと初恋の相手とダンスするシーン。相手は痴呆でもうハリーのことを忘れてるのに、また再び最初から恋が始まったカップルみたいで素敵だった。 -
おじいさんとその愛猫が主人公の、素敵なロードムービー。
所々で切なくなったり、心が温かくなったり。
なんかいいなぁこういうの。
旅をしたくなった。 -
ねこたんがかわいい。じいちゃんもかわいい。
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おじさんが猫をつれて旅をするだけの話。
なのになぜか素敵。生理的にしっくりくる。 -
じいさんと猫のロードムービーというだけあってユルいかんじの映画です。70年代してて今観るとなんか新鮮。「コミューン」って何だよ?みたいな。じいさんが旅先で出会う人もみんなひとくせあって笑えたりしみじみしたり。そして私は猫好きなので楽しめました。
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ぎくしゃくした人間関係に苛立つこともなく、友達の死に涙することもなく、淡白に旅を続けるハリーにぐっときた。老境を迎えたからこその深み。画面の端に映るトントが癒し。
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ねこ好きにオススメ!!静かで癒されるロードムービーです。