水の中の八月 [DVD]

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監督 : 石井聰亙 
出演 : 小嶺麗奈  青木伸輔  町田町蔵  草刈正雄  戸田菜穂 
  • トランスフォーマー (2009年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4522178007156

水の中の八月 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • “少女は水になった。”

    このキャッチコピーが本当にぴったりなピュアで神秘的な作品。

    主人公が高飛び込みで事故に遭って以来、不思議な能力に目覚めて…という話。

    全体のトーンが暗いし(街が水不足になってしまう)、結末も「え…」って感じで、今まで観た映画の中で一番怖かった。
    別にお化けも血も出て来ないけど、得体の知れない怖さがあって…。

    今振り返ると、凄くスピリチュアルな映画だった気もする。
    ストーリーはあって無いようなものだし、正直好きとは言えない。
    けれど、今でも強烈に記憶に残ってるシーンがあるし、心に確実な“何か”を残していった。

    主役の小嶺麗奈(金八先生に出る前)が綺麗だったな。

  • 2010年7月23日 DVDにて鑑賞。
    石井聰互監督作品。
    以下ネタバレあり。

    {あらすじ}
    隕石の落下により水不足、謎の石化病に悩ませられる博多。
    そこに住む二人の少年少女がこの話の中心となる。
    青木信輔演じる真魚の学校に飛び込みの選手として将来有望な小嶺麗奈演じる葉月泉が転校してきて二人は出会う。
    二人の距離は急速に縮まっていく。

    泉の姉の戸田奈穂演じる洋の夫は隕石について調べている。
    そんな夫の資料で隕石に刻まれた飛込みしている人のような文字(?)を見る。それはシャーマン的なものだということを聞く。

    真魚の友人の占いで泉は水難事故に注意との警告がでる。
    そんななか泉は大きな大会に挑む。
    そしてその予言は的中してしまい、泉は大怪我をおってしまう。

    やがて奇跡的な回復をとげる泉。
    しかし泉は不思議な能力のようなものを身につけてしまう。
    見えないモノが見えるようになる。
    「ずっと見ていると細胞がだんだん小さくなっていってモノとの境目がなくなってすべてが私になる」
    泉はだんだん引き寄せられるようにして隕石へと近づいていく。
    彼女が前に書いていた落書きは隕石の形であった。

    泉の不安定さはいっそう強くなっていく。
    そして泉は失踪する。
    町に殺人事件も起こりざわついている。
    そんな泉が見つかったのは隕石の上。
    そこで事件の犯人と寝ていたのだ。

    泉はメディアにさらされる。
    テレパシー少女だと。
    学校も騒ぎとなり、さらに追い詰められる泉といらだつ真魚。

    ある日、洋が石化病で倒れてしまう。
    泉は思い立って立ち上がり「泉」へとむかう。
    「私は事故の時に死んでしまっていた。私が生き返った役目を果たさなくては」
    泉はゆっくりと「泉」の中へと帰っていく。

    すると町に豪雨が訪れる。
    人々は歓喜する。
    水がうねるように山をくだる。

    真魚はそれから考古学の勉強をするようにねる。
    泉の体験と書き記すノートを参考にする。
    隕石が落ちた場所はやがて「葉月遺跡」と名づけられる。
    老人になった真魚はそして葉月と出会うのだった。



    「水の中の八月」。初めから答えは出ている。
    水の中=「泉」へと帰っていく葉月=八月。

    石井流スピリチュアルファンタジーの炸裂だ。
    前半部分は何気ない青春物語が進行していく。しかし泉の事故をきっかけにシャーマン的な能力を得ると一気に話は精神世界へと突入していく。
    それをしっかり表わしているのが自然風景だ。
    ゆっくりゆったりとした自然風景を見せ続けることにより、観ている側はその精神世界へと引きずり込まれていく。

    不意に人が倒れる石化病の様子もミニマル的に反復させることによって事態の深刻さが伝わってくる。

    精神世界に答えなどない。泉が結局何であり、どうなったのかを求めるのは愚問である。答えがないから求めることが出来る。

    物語の終わりの真魚の語りを聞くころには私たちは何かを感じているはずである。

    もちろん音楽の使い方も秀逸。

    吸い込まれる映像と巧みな展開力がうまくかみ合っている傑作。

  • 2013年8月26日(月)、鑑賞。

  • 生きてるものはいないのかの石井監督の作品。幻想的な画面と音楽で、不思議な感覚に陥る不思議な映画です。鑑賞後にはennuiな感覚がしばらく続きました。福岡の街並みと博多弁が全編に渡り用いられているのもなかなかよいです。

  • 幻想的で静謐な映画。八月のジリジリした暑さとか、夕立、日本の夏をうまく映像に切りとっている。美しい自然の映像とアンビエントな音楽が調和していて、とてもいい。静寂のなかじわじわと非現実的な世界に入り込んでいって、しばらくは余韻が残る。

  • もう戻らない、僕の10代。なんといっても子嶺麗奈が可愛い!

  • 小嶺麗奈の美しさをただ淡々と映すだけの映画だったら良かったのに。町田康…あれだけか(笑)

  • 静かな映画。映像美と自然音のような音楽が、観る者に無限の時間の浮遊性を与えるようだった。しかし一回観ただけで十分と思える映画でもあった(笑)

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