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- / ISBN・EAN: 4988013756243
感想・レビュー・書評
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期待した以上に人間的魅力のある話で胸が熱くなった。
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GYAOで視聴。東野圭吾は老後の楽しみにとってあるので原作は読んでませんが、やはり相当面白いですね、読者からすれば当たり前かもしれませんが。堤真一はいい役者さんだと再認識しました。ラスト不覚にも泣いてしまいました。松雪泰子もすごく良かった。もう10年くらいしたら原作読みたいと思います。
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東野圭吾の作品は結構読み漁っているけれど、ガリレオシリーズは唯一読んでいないシリーズのため、原作未読。
献身という言葉の重みを感じられる作品。
見返りを求めないで尽くす心。
知らぬ間に誰かの救いになることは、一見響きが良いけれど、必ずしも素敵なことじゃないんだな。
悲しみの連鎖の逃げ場がない。東野圭吾らしい作品1つ。 -
映画版をレンタルして見ました。
辻真先さんの作品で、意外な犯人のミステリーを列記する部分がありましたが、それに倣うと本作品は「犯人は狂言」。
映画は事実よりも奇なり、というか、そんなことあるんかという意外な展開。
しかし、自ら犯人になるということはないにしても、うっかり間違ってだとか、意図的にだとかで別人が犯人にされてしまうことは現実でもよくあることでしょうね。
ところで、今回の事件では容疑者は花岡靖子(松雪泰子)。
だからタイトルは正しくは「容疑者Xの隣人の献身」じゃないんでしょうか。
(以下、ネタバレです)
少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
『予知夢』第一章・夢想る ネタバレ感想 色々な人がいるもんだなあ
https://sfklubo.blog.jp/archives/12884348.html
『容疑者Xの献身』ネタバレ突っ込み漫談
https://sfklubo.blog.jp/archives/12884349.html -
主役は湯川先生じゃなく、堤さん演じる石神。
最後はどうかトリックを暴かないでほしいと思った。
原作も、映画も面白い。 -
ガリレオの 天才物理学者湯川(福山雅治)と
内海刑事(柴咲コウ)の 映画
学生時代に数学的天才と湯川が評価したオトコが
さえない高校教師石神哲也(堤真一)をしていた。
この堤真一・・・はまっていましたねぇ。感動モノ。
さえないオトコを演じるって、難しいよね。
花岡靖子(松雪泰子)は
念願の弁当店を開いていたが、前夫がお金をせびりに来る。
散々な悪態をつく姿に 娘が暴走、頭を殴ることで 前夫は キレる。
暴力を振るう前夫を 二人がかりで殺してしまう。
その隣室にいた 石神(堤真一)は アリバイ工作をする。
松雪泰子の薄幸さ 娘の 石神を思う気持ち・・・
母娘でけなげに生きようとするが いたづら好きな神様は・・・
内海刑事は花岡が怪しいとにらむが・・
アリバイは完全である。
その巧妙さは 実に論理的だ。
内海刑事は 先輩の草薙刑事(北村一輝)と一緒に湯川に相談に行く。
石神と湯川は学生時代の知り合いだった。
石神は 学生時代のときに
「四色問題の解決が美しくない」ということに
湯川は共感したのだった。
次第に 湯川は
この事件に石神が深く絡んでいるのではないか と感じ始め
事件に突っ込んでいく。
あまりにも完全なアリバイがおかしいと・・・
なぜ 鍵のつけた 新しい自転車なのか?
指紋を消したのになぜ自転車に指紋がついているのか?
カタログになぜ 映画館の切符が入っているのか?
石神の指示で動く花岡・・・
しかし、ストーカーではないかと思ってしまう。
なぜ 石神は 花岡母娘をまもるのか?
そのテーマに入り込んだときに 論理的に説明できない。
関数の問題が 幾何の問題であるがごとく・・・・
愛とは とどいているのか?とどかないのか? -
見終わって、ぼーぜんとした意識のなか、
「堤真一さんは、やっぱすごいなぁ…」と、つぶやいた自分の声ではっ!と
我に返った。
原作の石神とは、(イメージ違うな。)なんて、
最初感じたちっぽけな思いなど、もはやどうでも良い。
原作が持つ世界感を壊さずに、
全く新しい『容疑者X』を創り出した堤さんの怪演は必見!!