大人の見る繪本 生れてはみたけれど [DVD]

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監督 : 小津安二郎 
出演 : 吉川満子  菅原秀雄  突貫小僧  斎藤達雄 
制作 : 茂原英朗 
  • 松竹ホームビデオ (2009年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105057364

大人の見る繪本 生れてはみたけれど [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 小津安二郎の初期の代表作。前作のユーモラスさから一変、後半は大人の世界を皮肉った強烈な作品に仕上がっている。

    現代社会にも通じる内容だし、組織の中で生きることを辛さをうまくついている映画だと思う。


    また、30年代の日本の姿を見るのも楽しい

  • 無声映画と知らずに借りてきて、初めての無声に最初びっくり。
    だが、慣れてくると、人間の一つ一つの動きがなんだか無性に笑いを誘い、無声だから、大声ではなくくすくすと、静かに笑ってみた。
    好きなシーンはやはり父と兄弟、三人でおにぎりを食べるシーン。そして、それを見て満足気な母。

  • 「俺みたいなやくざな会社員にはなるなよぉ」

  • 小津作品に出てくる子供の姿は本当に素晴らしい。私が愛してやまない作品です。

  •  巨匠・小津安二郎監督のサイレント期を代表する作品。子供の素直な視点から、肩書きに振り回されるサラリーマン社会の悲哀をユーモアを織り交ぜ描く。

  • [1932年日本映画、TV録画鑑賞]

  •  1932年、小津安二郎監督、松竹蒲田作品。
     映画とはかくもスゴイものなのか、を改めて教えてくれた、文句なしの名作。

     自分の力や才覚ではどうにもならない〈社会〉のありように初めて触れてしまった兄弟のやり場のない怒りの表現や、線路を向いたベンチで並ぶ親子のカットの決まり具合は勿論だが、何と言っても子どもたちの躍動感が素晴らしい。子どもに近い目線に据えられたカメラは、ふてくされた表情や、他愛のない意地の張り合い、打って変わっての和解、ちょっとした差異が関係にもたらす余波のありようを、繊細に捉え続けて行く。どうしてこんな映画を作ることができるのか? と思わず戸惑ってしまった。

  • 無声映画。
    昭和のはじめ。
    小学校の教室に「爆弾三勇士」の額が飾ってあった。
    父親には、帽子を脱いで、お辞儀をしてあいさつする息子があった。
    そういう時代背景。
    にもかかわらず、今も昔も変わらない子供たちの姿。子供たちの悩み。子供たちの親に対する不満。そして、平穏な学校生活に戻る。
    この時代は、徐々に日本が気分的に暗くなっていく頃だったろう。
    その中で、このような作品を作ろうとした監督がいたのだなぁ。

  • 単純に面白かった。
    戦前から既に資本主義社会の危うさに
    なんとなくみんな気づいていたんではないかなあ。
    懐疑心をうまく表象していた。
    もともと無声映画なのか。ナレーションは上手かったが
    無い方が面白いのではないかと思った。

  • 子どもの疑問って純粋であるがゆえに、残酷であると同時に本質を突いているから怖い。

    電柱街道を歩く兄弟の寂しそうなロングショットが秀逸すぐる。

    【ストーリー】
     餓鬼大将、良一、啓二の兄弟のお父さんはサラリーマン(課長)。重役(専務)の岩崎の近くに引っ越して出世のチャンスをうかがっていた。

     だが、兄弟の前では厳格そのもの。引っ越しで転校した兄弟は早速地元の悪ガキグループと喧嘩した揚句、鬱陶しくなって小学校をずる休みするも担任の家庭訪問で知られ、二人はお父さんから大目玉をくらう。

     そのうち悪ガキ仲間と友達になり一緒に遊ぶようになる。その中にはお父さんの勤めている会社の重役、岩崎の子供もいる。ある日、みんなで「うちの父ちゃんが一番えらい」と自慢する話が出る。餓鬼大将も自分の父親が一番えらいと信じて疑わなかった。

     ところが、ある日、岩崎の家へ行って見せてもらった16ミリ映画の中で、父ちゃんは岩崎の父ちゃんの前でお世辞を言い、動物のまねまでしてご機嫌伺いをしていた。いつも僕たちに「偉くなれ」と言っている父ちゃんがなんと言うざまだ。

     怒った二人は食事も取らず、またしても学校をサボって抗議する。困惑する父。しかし、その抗議も長続きせず母のとりなしで兄弟は夕食を食べて寝る。父も子供も寝顔を見ながら、家族のためとは言いながら子供を絶望させたことを後悔する。翌朝、いつものように父と息子は一緒に家を出る。息子は父に重役に挨拶しないとだめじゃないかと言いながら。

     1932年の松竹蒲田撮影所製作の日本映画。小津安二郎監督が、当時急激に増加した東京郊外に住むサラリーマンの生態を子供の目から風刺した喜劇。小津作品の特徴である、フェードイン・フェードアウトを使わずに固定したカットをつなぐ場面展開は本作品によって決定付けられた。

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