ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD]

監督 : ジャスティン・チャドウィック 
出演 : ナタリー・ポートマン  スカーレット・ヨハンソン  エリック・バナ  ジム・スタージェス  マーク・ライアンス  クリスティン・スコット・トーマス  デビッド・モリッシー  アナ・トレント 
  • ポニーキャニオン (2011年10月21日発売)
3.57
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本棚登録 : 976
感想 : 201
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013757141

感想・レビュー・書評

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  • 原題:The Other Boleyn Girl (2008年) ※日本公開 2008年
    収録時間:115分

    「え…これ史実だったんだ…」

    アマプラにて。
    以前カンバーバッチ好きな母のためにCSで録画して観せたことがあって「カンバーバッチどうだった?」と聞いたら「ちょっとしか出てなかった」と返答。
    そうなんだーくらいにしか思わず私は特に興味もなかったので鑑賞せず。
    今回アマプラで見放題終了間近に入っていて、予告編が流れた時に「え!ナタリー・ポートマンじゃん!」となり、何やら愛憎劇らしき内容にワクワク。
    私自身、他人の物に興味が一切ないので既婚者や彼女持ちを好きになったことはないのですが、ドラマや映画で観るドロドロした愛憎劇は大好物なのです(笑)
    なのだけど、期待ほどドロドロしておらず…。
    というのも妹のメアリーがめちゃくちゃ良い子だからなんだろうなぁと。
    ナタリー・ポートマンは相変わらず綺麗で、10代の頃には全然良さが分からなかったスカーレット・ヨハンソンも今は少し良さが分かってきました。綺麗。
    中盤ちょっと飽きてくるものの、後半の盛り返しが凄いこと。
    弟にめちゃくちゃ同情しました。
    カンバーバッチは本当にチョイ役でした。
    最後の追い込みの凄さに終わった時はポカーンってなるくらい衝撃を受けました。
    「え…これ史実だったんだ…」
    無知すぎてごめんなさい。
    愛憎劇ゲヘヘってしててごめんなさい。
    この時代に生きてた人達って本当に大変だなって思いました。
    ひ孫の代まで処刑されるなんて今じゃ考えられないよね。

    ″16世紀イングランド。新興貴族のブーリン家は、世継ぎに恵まれない国王ヘンリー8世に長女アンを差し出す。彼女が世継ぎの男児を産めば、一族は富と名声が得られる。しかし、王が目をかけたのはアンの妹メアリーで……。後に英国黄金時代を築くエリザベス1世の母となるアン・ブーリンと、その妹メアリーの王の寵愛を巡る確執を描く歴史劇。姉にナタリー・ポートマン、妹にスカーレット・ヨハンソンと若手トップ女優が競演。脚本は「クィーン」のピーター・モーガン。″

  • [鑑賞日:シネマックス足利にて2008年10月28日]

    THE OTHER BOLEYN GIRL
    2008年 イギリス
    日本公開日:2008年10月25日
    監督:Justin Chadwick
    出演:Natalie Portman、Scarlett Johansson、Eric Bana、David Morrissey、Kristin Scott Thomas...他
    [英語]

    ■あらすじ
    時は16世紀イングランド。20年にわたる結婚で皇女メアリーしかもうけることが出来なかったヘンリー8世(エリック・バナ)は、男子の世継ぎを産むための愛人を探していた。一族の富と権力を高めるため、新興貴族のブーリン卿は自慢の娘アン(ナタリー・ポートマン)を差し出す。しかし、王が見初めたのは清純で心優しい妹のメアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。王の寵愛を射止めるのは2人のどちらなのか…。断頭台の露と消えた悲劇の王妃アンと、知られざる妹メアリー。ブーリン家の2人の姉妹の間で繰り広げられた熾烈で華麗なバトルに隠された愛の真実とは? いま明かされる、エリザベス1世誕生の秘密がここにある!(Amazon.co.jpより)

    ■感想
    見る前、私が興味あったのは、ヘンリー八世がどのようにしてローマ教皇庁と断絶し、どんな経緯で反逆罪と不貞の罪となり、アンが断頭台に立つことになったのか? 教科書に載っていた文面だけでは知り得なかった状況がわかり、今ではスッキリした気分だ。実際、史実と脚色がどのくらいの割合なのかは?だが、アンに妹がいたと言うのは、この映画で初めて知った。後に文献やネットで調べると、実際は妹ではなく姉という説(事実?)も。

    私の中にあったヘンリー八世のイメージも60度ぐらい変わった。よく知っている彼の肖像画はすでに年を取ったものが多いが、この映画のヘンリーは若い。しかもヘンリーがどうしてもアンと結婚したいがために、キャサリン・オブ・アラゴンと離婚し、国教会を設立したのだと思っていたが、この映画では、ヘンリーにそうさせたのはアンの思惑があったことになる。寝取った女にすぐ飽きてしまうというイメージは変わらないが、アンにはいいように振り回されていたんだなと。こうなると、完全な悪女だ。処刑されてしまったのは、自ずから出た錆にしか思えない。彼女の娘、後の女王となったエリザベスが執拗に「淫売の娘」と言われ続けてきた理由もよくわかる。映画『エリザベス』を見たとき「なんで、そこまで言われなきゃならないのだろう?」と思っていた疑問がここで解けた気がする。

    当時の貴族の女たちは、男たちの野望と策略のための駒に扱われ、気の毒だなあと……。こう見ると、昔はどこの国も大奥みたいで、同じだったんだなと。

    気の強い姉アンを演じたナタリー・ポートマンや、健気で優しい妹メアリーを演じたスカーレット・ヨハンソンはどっちも引けを取らず、良かったと思う。アンの肖像画を見る限りでは、あんまり良いイメージは持っていなかったが、演じていたのがポートマンだった為か、彼女(アン)に同情する気持ちも湧いた。それはあくまでも、この映画のストーリーに限って言えることだが。でもやっぱりメアリーのほうが可哀想という比率が高い。アンは自業自得だよね。ヘンリーを演じたエリック・バナも良かったが、私が持っているヘンリーのイメージとは大分違っていた。もうちょっと憎々しいほうがしっくりいったかも?

  • 家に踊らされる

    けれど好んで回り続けていたのも私

  • 王の寵愛をめぐっての駆け引き,おどろおどろしくて見応えあり.衣装も豪華でいい.

  • アマプラにて視聴。イギリスがローマと仲違いした原因となったアン・ブーリンの話。
    だいぶ前にコテンラジオのエリザベス編で聞いた程度の事前知識しかなかったけど、楽しめた。侍女を王妃にした、という教科書数行程度の話にここまで想像を広げられると歴史は面白いよね。
    ナタリー・ポートマンがヘンリーを翻弄するところは綺麗で小悪魔的でとても良かった。奢れる春の美しきかな。

  • 皆川さんのエリザベス本を読んでいるので観ました。お母さんのお話ですが。
    面白かったです。
    ふんわりとしか知らなかった、ヘンリー8世とアン・ブーリンのあれこれ。
    叔父と父親が酷い。娘を出世の手駒としか見てない…この頃に限らず、良家の子女ってそういうものだったかもしれないけれど。
    アンとメアリーの対比がすごくて。
    アンの手練手管もだけど、メアリーも純朴そうに見えて結構…と思いました。本当に良い子なら、既婚者でありながら正妻いる男の愛人となって、愛してるとか言わないよな、と。
    まだ、のし上がる!と剥き出しにしているアンの方がまともなんじゃないかと思いました。やってることは悪魔みたいだけど。。
    でも一番酷いのはヘンリー8世なので。
    ブーリン夫人が一番まともで賢かったと思います。弟と共に、可哀想だったけど。

    アンのナタリー・ポートマンも、メアリーのスカーレット・ヨハンソンも美しくて悲しくて好きでした。
    カンバーバッチは途中からどこへ…と思いましたが、エディ・レッドメインが良かったのでよいです。

    こんなことになっといて、イングランド王、キャサリン妃の娘であるメアリー1世の次の治世はアンの娘のエリザベス1世なんだからイギリスってわからん。。

  • 16世紀イングランド。ヘンリー8世の妾および妃となったブーリン家の二人の姉妹の話。半分くらいは史実に基づいているようです。

    姉アンの欲望と嫉妬は恐ろしいほどですが、そもそもは叔父と父にきっかけを作られなければ起こり得なかったことなので、気の毒でした。基本的に、男性たちの謀略の中で女性たちが振り回されているわけです。

    妹メアリーは人が良いというか、むしろアホな感じでした。

    母親がもっとも芯が通っていてかっこよかったです。クリスティン・スコット・トーマスの出番が少なめだったのが残念でした。

    継ぎを何としても作りたいとはいえ、ヘンリー8世の女性関係のだらしのなさがひどいです。

    原題は「The Other Boleyn Girl」。冒頭のメアリーの結婚の日にアンが自分のことを「もう一人のブーリン家の娘」といっていますが、国王と結婚しその後処刑されるという、歴史的に有名な姉に対し、密かに田舎で子育てをした妹の方をタイトルは指しているのだと思いました。

    流れるような場面転換が印象的でした。

  • 不勉強で見始めたものだから、ブーリン家があのアン・ブーリンだと途中まで気づかなかった。全く関係ないけど終わり方がスターウォーズっぽい(ナタリー・ポートマンがアンを演じていることとなんか関係有りそうな無さそうな。特にエピソード3のラストを彷彿とさせる)。映画の余韻に浸るよりも、むしろこのあとどのようにしてエリザベスが即位するのかの方が気になるラストだった。

  • NHKの「クイーンメアリー」つながりで見ました。結局、ブーリン姉妹は野心家の父親のせいで波乱の人生を過ごしたのが哀れです。ナタリーポートマンは名演ですが、ヘンリー八世が凡庸な人物にみえて残念です。聡明で多情で粗野な人物であれば、もっと物語に深みがでたでしょうね。

  • B。映像がきれい。キャストが豪華。エリックバナ、エディレッドメイン、バッチ君などなど。でもストーリーが平板。

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