遙かなる時空の中で3 with 十六夜記 愛蔵版(通常版) - PSP

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  • Amazon.co.jp ・ゲーム
  • / ISBN・EAN: 4988615031625

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    現代の高校生である主人公 は、ある日、不思議な少年・「白龍」と出会い、”源平戦乱期っぽい”異世界へ時空移動してしまう。
    主人公は、異世界に蔓延する「怨霊」を封印できる唯一の存在・「神子」であると告げられ、平家が戦いに用いる「怨霊」を封印し、世界の均衡を取り戻すべく源氏の軍と行動をともにすることに。
    戦に戸惑い、翻弄されながらも、神子を守る存在・「八葉」らと力を合わせ、絆を深めるが、敗戦を繰り返すうちに、仲間と悲劇的な別れを経験してしまう。

    大切な人を過酷な状況の異世界に残したまま、現代に一人戻ってしまった主人公は、決意する。
    「時空を自由に行き来する能力」を用いて、あの世界へ再び訪れ、運命を変えてみせる、と。


    【主人公】
    美人系の現代高校生。
    正義感に溢れる優しいけど芯の強い女の子。
    1周目は、運命に翻弄される、前向きな女の子。
    2周目以降は、大切な人の悲劇的な運命を変えるべく自ら刀を取り、奔走する、能動的で意志の強い戦神子。


    【攻略対象】
    ”完全無欠のイケメン”ではないですが、細かい設定づけがされており、それらがきっちりとシナリオに反映されているので、深みがあるというか、愛着がわきます。
    美点はより魅力的に、欠点は個性に見えるあたり、人間味のあるキャラクターといえそう。

    キャラ同士の掛け合いも多いので、それぞれの性格や関係性がよくわかる!というのもポイント。

    この作品ほど丁寧にキャラ一人ひとりを掘り下げる作品を私はまだ知りません。


    【システム】
    アドベンチャー形式。
    文章を読み進め、選択肢でルートが分岐。
    分岐点はキャラにより異なり、キャラ専用のイベントを進めていくと特定の章で自動分岐。

    他、簡単なマップ移動(目的地に訪れる)や戦闘要素(選択式;ポ○モンのそれに近い)といったRPGっぽい要素も。
    (なお、怨霊との戦闘は一定数避けることも可)

    周回プレイの意味づけがされており、主人公が「その先の展開」を知っている(=未来を知っている)状態であれば、新しい選択肢が追加され、ストーリーが大きく変化していく「運命上書きシステム」が特徴的&ウリ。これによって悲劇的な未来を回避し新しい未来へ塗り替えていきます。


    【ストーリー】
    <<主軸>>
    テンポが良く、ドラマチックな物語。

    一周目で「悲劇」を体験し、それをもとに2周目をプレイする際に「過去とは違った行動を取り(=選択肢の追加)」、その行動の結果、以前とは違った運命がひらかれる、という形式で物語が進みます。
    お話とシステムの融合…つまりは相性の良さから、かなり物語に引っ張られます。
    なんでしょう・・・本当に時間を行き来して運命を塗り替えているような気になれる、というか。

    また、源平戦乱期「っぽい」異世界が舞台、という位置づけも面白いです。
    フィクションではありますが、”歴史のコーエー”らしい、歴史パロディ/解釈満載な作品に仕上がっています。
    ファンタジーではあるのですが、気負わず歴史ネタに触れることができるので歴史苦手な人でも遊びやすいかな、と思います。

    作品のカラー上、ご都合主義的要素はありますが、あまりの唐突感・無理やり感を伴わないようにまとめられているので、納得できますし、不満を感じることは少ないかったです。

    <<恋愛要素>>
    戦乱期を舞台にしている為、糖度(とりわけ、イチャイチャ感・絡み)は低め。
    ですが、お互いの心が通う過程が丁寧に、段階を踏んで描かれるので、「恋している感」「距離が縮まった感」は充分に感じられます。

    主人公は欠かす事の出来ない「唯一の存在」であるため、基本的にはどのキャラも序盤より好意的で逆ハーレム感がありますが、
    好意的だけれど、親しいわけじゃない⇒様々な困難にともに立ち向かい、気を許した相手、といったようにしっかりと関係性が変化します。

    「恋に至るまでの過程」はかなり丁寧に描かれ、きちんとした恋愛物語が紡がれますが、関係性はプラトニック。
    「もうちょっと一緒にいたい」というような感情は描写があっても、相手に触れたい、触れて欲しい、キスしたい、といった肉欲の描写はないですのでそういうのを求めているなら要注意。


    【感想】
    PS2版、PSP版と2回…どころでなく、キャラによっては3回、4回と遊んでいる大好きな作品。

    お話がドラマチックなので、引き込まれてしまう強みはあると思います。悲劇を迎えた彼を、今度こそ幸せにしてやるんだ!という心意気で夜も眠れなくなります(笑)

    ひとつ特徴的なのは、この作品はとても「主人公が主役」である、という点。
    乙女ならば誰しも、イケメンに守ってもらう…というのが一種の「理想」ですが、ただ守られるだけでなく、守られ、自分も彼らを守る…という「強い女性」象が描かれるのが魅力かな、と思います。
    戦闘面だけでなく、落ち込んだ攻略対象を鼓舞し、彼らの根性をたたき直す(笑)ようなところでも「強さ」を感じます。

    古い作品で、最新のものと比較するとシステム上不都合がないわけではないですが、時間が経っても色褪せない面白さってあるんだなぁ、と思わせてくれる、一度は触れてほしい、プレイしないでいるのは勿体無い、このジャンルの「名作」だと思います。

  • 今まで乙女ゲー舐めてました('∇')w
    このシリーズは友人に借りて1だけやったことがあったんですが
    ものすごく進化してて驚きましたw
    前はただ守られてるだけな印象で、
    あまり戦闘にも参加できませんでしたが
    今回は主人公も戦えたし、
    『運命を変える』というストーリーがすごくよかったです♪
    それぞれキャラ事にストーリーが違うので
    飽きずに何周もできました!
    乙女ゲーに手を出したことがない人も
    少しRPGっぽいところもあるし
    騙されたと思って買ってみるといいかも(笑)

  • 影時さんの髪の毛おろしてるシーンたまらん

  • PS2版をさんざんプレイしたので1周目終わったところで中断ちう。

  • 大好き!な作品で、私の乙女ゲームの原点。

    普通の(正義感&責任感強めな)高校生が怨霊蔓延る源平戦乱期っぽい異世界へ飛ばされ、怨霊を唯一封印できる”源氏の神子”として奮闘する和風ファンタジーもの。

    段階を踏んだ丁寧な恋愛過程は勿論、ドラマチック、かつ土台のしっかりとしたシナリオと、独自の”運命上書きシステム”が特記すべきポイント。
    シナリオとよくマッチする独特なシステムなので、世界観にどんどん引き込まれます。

    源平戦争のさなか、悲劇に見舞われる攻略対象らの運命を私が変えて、切り開かなきゃ・・・!とかなり前のめりになってプレイしてしまう作品です。

    時代は移ろって、キャラの好みやイラストの出来栄え、基本的なシステム周りなんかはどんどん進化していっているけれども、決して変わらない”面白さ”を秘めた乙女ゲーム界の名作だと思います。

  • 将臣くんは攻略済み。最後までなかなかたどりつけない。そのうちクリアしたい。

  • まだ二人しかコンプしていませんが、面白いです!
    現在6週目ですが、こんなに何週も遊んでいて飽きないゲームって本当に珍しい。戦闘で得たパラメーターも引き継いでくれるのでレベル上げも楽しいです。

    一章ごとにやり直しが効くという配慮と分岐の多いストーリーにのめり込んでしまってます。

    その分個別ルートに当たる部分は若干短めですが、逆に潔くてもう一周しようかなと気楽に遊べるのがいいですね。

    ボイスに関しては二週目以降は飛ばしてしまうのでフルでなくても私は気にならなかったです。戦闘時のかけ声の豊富さも遊び心が溢れていて楽しいですね。

  • 【M】

  • プレイステーション2用ソフトとして発売された遙かなる時空の中で3と十六夜記に追加要素をプラスし一作品にまとめたもの。
    最初からそうしてくれればとは言ってはいけない・・・。
    久しぶりにプレイしたくなったので愛蔵版で再プレイ。

    PSPなので画面が小さいのが少し寂しいところ。声も若干含んでる気が。
    あと読み込みが多いせいか全体的にモッタリした動作で、
    常にディスクの読み取り音がバックでなっています。
    PS2用ゲーム2本分なのでこれは仕方ないかなぁとも思いますが。

    ただ、後日談がそれぞれのED毎にあり、新規スチルまでついていたので非常に満足できました。これは良質な移植作。

    やっぱりキャラは弁慶さん。好きなストーリーは先生、特に山賊ENDで毎度萌え死ぬ。知望にもうっかりやられましたが。

    以下後日談感想。譲が生理的に受け付けないので譲好きさんはバック推奨









    朔→ミニ黒龍可愛すぎやしませんか!!このCP好きだなー。
    でも主人公と二度と会えないとか切ないなぁ…

    白龍→えっ譲ってモテるんだ…へっへぇー…
    いやぁ小さい白龍はやっぱりかわいいなぁ!!

    銀→私の中で一瞬で空気化した後日談。
    個人的にあの謎のシチュエーションのエンディングに至るまでの経緯を描いてほしかったんですがねー。

    将臣→恋愛後日談だと謎の南国暮らしだったので、なんかあまり萌えを感じませんでした…。
    十六夜後日談の方がどちらかというと好みかな。やっぱりこの2人には現代に帰ってもう一度高校生してもらいたいし。
    でもなっなぜ迷彩のロンTがそのモノトーンの折った袖口からはみ出してるんですか…

    ヒノエ→十六夜ENDで?がいっぱいだったんですが、そうかなるほど!ヒノエさんは現代と異世界を往復出来る力を手に入れたんだね!!って!!!!!!凄すぎるだろ。そんな方法あるなら全員のエンディングでもそうしてくれよ。
    恋愛後日談は結婚披露宴の後の話ってことで、奥方とか呼んでくるヒノエにキュン
    さすがヒノエさん女心をわかってるねぇ…

    譲→無理。マジ無理。どうしても無理というか多分総合的に無理。
    十六夜ENDはこの先どうすんねん…って思ってたんですが、京に帰ってるんですね。
    那須与一さんがとてもいいキャラしてましたー。はっきりしない譲君の為に一肌脱いでくれます。うん譲やっぱり無理。
    恋愛後日談は学生カップルって感じでやっぱり無理。

    敦盛→十六夜後日談。主人公と暮らしていないことに吃驚。どうやって自活してるの…?とかそういうことばかり気になってしまう…それにしても髪下ろした姿かわいいなぁ。
    恋愛後日談は恋愛ENDの時、なぜ彼は戻って来れたんだろう…とロマンスの欠片もない私はそんなことを考えていたんですが、そうか!なるほど!彼は怨霊のままだったんですね!!!スッキリ☆彡ってェェェ!!!?

    九郎→十六夜後日談。十六夜記でまさかのチンギスハーンENDを迎えた九郎くんの大陸に渡るまでの船の中でのお話。みんなで九郎の恋愛相談を受けるところが、このエンディングの謎の大所帯っぷりもあって笑えました。
    変わって恋愛後日談は弁慶との友情にジワッときました…。お幸せにね…。

    景時→十六夜記ではまさかの展開で凄くハラハラさせてくれた彼ですが、彼の後日談は現代その後ではなく、十六夜記の補完というか頼朝さんと袂を分かつ話でした。頼朝さんが予想以上にいい人だった。
    恋愛イベントはうって変わってほのぼのーっとしてて良かったです。
    ちなみに景時さんのルートは駆け落ちイベントが一番すきだったり。

    先生→山の中でひっそりと慎ましやかに暮す二人…望命の先生と先生依存症の主人公のやりとりに感極まって涙。
    やっぱりこのカップリング好きだなー…。
    恋愛後日談だと現代でラブラブしてる話なんですけど、先生の台詞にやっぱり泣いた。
    なんだよこの2人…グスッ…

    知盛→まさかの後日談でした。これは面白い…。
    知盛ルートの望ちゃんが一番ワイルドで好き。

    弁慶→十六夜記一泣かせる男のその後かと思ったら…アレレ
    折角だからあの立ち往生イベントからの望舞い戻りシーンのちょい後位がよかったなぁと。
    恋愛後日談は相変わらずの弁慶さんに不安になったり訝しんだり妄想したりしてる望がかわいすぎました
    弁慶さんの意外とシャイな一面も見れましたし。結婚…するんですよね!ウフフフフフフ


    とにかく知盛の後日談がおもしろすぎました。これだけの為に買う価値あるかもしれない…。
    あと先生の後日談も好きでした。

  • 一押し乙女ゲー
    いろいろと細かい
    あと神子がかっこかわいい

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