草の上の昼食 (デジタルリマスター版) [DVD]

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監督 : ジャン・ルノワール 
出演 : ポール・ムリッス  カトリーヌ・ルヴェル  フェルナン・サルドゥ  ブラヴェット  ポレット・デュボスト 
制作 : ジャン・ルノワール 
  • 紀伊國屋書店 (2009年7月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215037464

草の上の昼食 (デジタルリマスター版) [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • これが映画だ。思わず拳を握ってしまった。

    やはりルノワールは喜劇の人だ。山羊を連れたボロボロの身なりの老人が笛を吹けば強風が巻き起こり、人々が乱狂に舞う。素晴らしい傑作である。しかも、その風が強いのなんの(誇張されているが)。

    やや褐色気味の肌を持つ裸身のネネットが、緑色の川淵へ入っていく。ほとんど絵画的な美しさだ。草林の昼食も、河原っぺりのキャンプも、オリーブの木陰の午睡も、人がふと並んだり寝たりするだけで画になる。すごい。

    川のインサートが多い。水中で揺れる水草やせせらぎ、しぶきなど。そうしたイメージは、『惑星ソラリス』に引き継がれることになる。

    【ストーリー】
    生物学者のエティエンヌ・アレクシイ教授(ポール・ムーリッス)は、人工授精で優秀な人類を残せるという信念を持っていた。それを知ったネネット(カトリーヌ・ルーヴェル)は、アレクシイ教授に手術を受けて子供を授かろうと決心し、彼の住むルーレイへ出掛け、小間使いとして働くことにした。

    その頃、偶然、職工達が同じ地域にやって来てキャンプを張っていた。ある朝、その傍を車が何台も続いて通った。それはアレクシイ教授とヨーロッパの女王的存在マリ・シャルロットとの婚約成立を祝ってのピクニック“草の上の昼食会”を開こうとする連中だった。

    “草の上の昼食会”がいまやたけなわの時、突然、百姓達から魔法使いめいた扱いを受けているガスパールが来て、笛を吹き始めた。すると、突如として一陣の風がまき起り“草の上の昼食”どころではなくなってしまった。その時、ネネットは、アレクシイ教授が吹きとばされまいと木にしがみついているのを発見し、彼を助けた。

    風は鎮まり、快適な暑さがやって来た。ネネットと教授は誘われるがまま、職工達のキャンプに入った。数時間たつと、現実の世界に戻ったアレクシイ教授は、ふと小川で水浴するネネットの姿を垣間見てしまった。かくて教授は自分の持論、即ち人工授精の論議とは逆の行為にはしって行った。

    数日たった。理性をとり戻したアレクシイ教授は、ある豪華なホテルでマリ・シャルロットとの婚約披露を行っていた。破れたスーツをウェイターに直してもらおうと、方々を探し歩いていたところ、ホテルの女中になったネネットと、ばったり出くわした。しかも、ネネットには教授の子供ができたという。教授は愕然としたが、思案の末、彼はジャーナリスト、招待客の前でネネットが婚約相手だと発表し、笑顔を見せたのだった。

    「恋多き女」のジャン・ルノワールが監督と脚本を担当した現代風刺喜劇。撮影はジョルジュ・ルクレール、音楽はジョゼフ・コスマ。出演者は「フランス女性と恋愛」のポール・ムーリッス、新人女優カトリーヌ・ルーヴェル、ジャクリーヌ・モラーヌなど。製作もジャン・ルノワール。

  • 邦題:草の上の昼食

     東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋)で初めてみた映画。内容は全然知らなかったが、くすくす笑えて、思想的にもいろいろと考えさせる作品だった。面白かった!

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