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- / ISBN・EAN: 4988135713070
感想・レビュー・書評
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大恐慌時代のアメリカ。多くの人が職を失い、住居もなくした人たちも、昨日までの世界と全く違う、厳しく貧しい世界を生きなければならない。
主人公は9歳にも関わらず新聞社へ単独記事を売り込む活発な女の子。
恐慌時代の住居を失い、電車に乗りながら、渡り鳥のような生活をしている、ホーボーと呼ばれる人たちと主人公の交流と、社会からの差別意識について描かれる。
ホーボーに対する世間の目(偏見)と9歳の娘の純粋な目(真実を求める世間の偏見への批判的な目線)という対立が分かりやすくドラマの核になっている。
ハリウッド映画の王道というか、非常に安定感ある、破綻のない映画。
テーマも、恐慌と9歳の娘、家族と離ればなれになりながら、最後には家族の愛を取り戻す、泥棒に対する子供たち探偵の追究。とエンターテイメント要素が上手く詰め込まれている。
小学校高学年くらいのある程度難しいこともわかる子供時代にみたら、相当面白く心が躍ると思う。
中年のおじさんになると、あまりにもきれいにまとまっているので、若干距離を感じてしまうところもあるが。娘が大きくなったら見せたいなと思うような、安心館のある、きれいにまとまった映画。
個人的には、恐慌時代のホーボーという存在を知らなかったので、それを知れてよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「映画天国」にて。アビゲイルちゃんが盗賊を打ち負かすという、「トム・ソーヤー」もどきの他愛のない少年(少女)小説といった感じです。興味深かったのは、「ホーボー」という流浪の民が描かれていること。アメリカ版ジプシー(ロマ族)とでもいうのかな、こういう人たちが被差別階層をアメリカ映画でみたことがなかったので勉強になりました。
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大恐慌時代、夢は新聞記者の一人の少女からみた、人々のくらし。
苦しい家計、頻発する泥棒。
コメディタッチで、少女の活躍を描く。
平凡かもしれないけど、元気になれる映画かも。