THE BEST’03~’09(DVD付)

アーティスト : 安藤裕子 

• カッティング・エッジ (2009年4月14日発売)

感想・レビュー・書評

[円軌道の外さんの感想 · 2011年1月29日]

デビューから6年間の軌跡を描いた2009年発表の初のベストアルバム。

彼女を初めて知ったのは『池袋ウエストゲートパーク』というドラマ。
歌手としてではなく役者としてだったので、歌声に初めて触れた時は
本当にビックリでした(汗)


個性的で独自な世界観を持ちつつ、
一度聴けば耳に馴染む良質なメロディー、

繊細で脆く壊れてしまいそうな
切なさを宿した歌声。

彼女の曲を聴いていると
もう他のことはどうでもよくなります(笑)。

痛みを隠すことなく
孤独と向き合っていこうという、
どこか無防備でむき出しの言葉や
彼女の凛とした姿勢が、
傷を抱えたすべての人の心のひだに共鳴して、
人ごとではないリアリティを
そこに感じるのかもしれないですね。



彼女の知名度を上げるのに最も貢献した曲とも言える
永作博美出演の月桂冠「つき」のCMソング
『のうぜんかつら(リプライズ)』


失恋を描いた歌詞とは裏腹な
POPなメロディーが余計に切なく言葉が心に染み渡る
記念すべきデビュー曲
『サリー』


なんともあったかい世界観の(PVも名作！)
『ドラマチックレコード』


別れを乗り越え
それでも前に進むための追い風をくれる
包み込むようなバラードの
『忘れものの森』


友人の結婚式のために書いたという
女性から男性へ歌われたスウィートなラブソング
『あなたと私にできる事』


男の子から女の子への愛のメッセージを綴った
人を幸せにする力を持ったあったまるこな切なPOP
『Texas』


心地いい浮遊感に酔いしれる、
映画「自虐の詩」のために書き下ろしたバラードの名曲
『海原の月』


ドラマチックなサビの盛り上がりにハートを持っていかれる
美し過ぎるバラードの名曲
『The Still Steel Down』


時を越える普遍性を持ち、
エモーショナルに胸に響く
完成度の高い名曲
『唄い前夜』


まぶしい人への憧れを歌った
『隣人に光が差すとき』


唯一の新曲であり、
別れの先にある
まだ見ぬ明日への希望と祈りが込められた感涙のナンバー
『はじまりの唄』



など、
彼女独特な
儚くてあたたかい世界観にどっぷりと浸れる全14曲。

[takenoさんの感想 · 2010年3月25日]

迷わず購入した安藤裕子さんのBest。DVDでPVが見られるのも、とっても良かった。でも、もう一つのBest版(CD2枚組の方)と迷ったりもしました。あちらの2枚目セレクトはかなり捨てがたい。。。結局どちらも良いと思います。

[xxnenexxさんの感想 · 2011年1月15日]

２枚組の方と悩んで結局こっち購入。

[anienteさんの感想 · 2009年11月18日]

安藤裕子サンの独特な感性や価値観が大好きです。
このベストにはDVDもついていたんですが、今では宝になろうとしています。

声の張り方と引き方が天才的だと思う。
聴けば聴く程しっくりくるから不思議。
曲や映像を見れば「きっと何か伝えたいことがある」のは分かるのに、それが何だか分からない時がある。
ちなみに、全部褒め言葉(笑)
凄い人過ぎて、私にはまだ見えない世界を持ってるんだと思う。それがとても羨ましいと思う。

また、このCDに付属されてた唄い前夜という名の遺書の影響で、私も遺書を書いてみようと思いました。
あ、今すぐ死ぬってわけではなく。
ただいつ死ぬか分からないなら、もし急に死んだ時後悔をしないためにも、遺書として私の人生や価値観や想いを残しておきたい。
それが例え、誰にも読まれなかったとしても。

個人的に、音楽的にも人間的にも、何だか共感してしまう。
そんな安藤裕子サンの不思議さがふんだんに詰め込まれたアルバムです。

[文若さんの感想 · 2009年6月17日]

アルバムは全部持ってるのですが、欲しくなるのが人の性。
DVD収録のPVで2828しっぱなしです。

[たぬきさんの感想 · 2009年5月26日]

1. のうぜんかつら(リプライズ)
2. パラレル
3. サリー
4. ドラマチックレコード
5. 忘れものの森
6. あなたと私にできる事
7. TEXAS
8. 海原の月
9. The Still Steel Down
10. Lost child,
11. 唄い前夜
12. 隣人に光が差すとき
13. 聖者の行進
14. はじまりの唄


【DVD収録内容】
1. サリー
2. ドラマチックレコード
3. 忘れものの森
4. 水色の調べ
5. 隣人に光が差すとき
6. あなたと私にできる事
7. Lost child,
8. さみしがり屋の言葉達
9. のうぜんかつら(リプライズ)
10. TEXAS
11. The Still Steel Down
12. 唄い前夜
13. 海原の月
14. パラレル
15. HAPPY
16. はじまりの唄

[しぷっちょこさんの感想 · 2009年4月17日]

安藤裕子ねーやんのCD・DVD

「はじまりの唄」

すてきなPVです(*´v`*∞)

「サリー」もかわいいし
全部好き。

遺書、大事に読みました。
ねえやん、ありがとう。

著者プロフィール

１９６７年長崎市生まれ。東京大学教養学部国際関係論学科卒。大手広告代理店博報堂での１０年間の勤務、２年間の起業経験の後、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科に入学。２００９年、論文「ヒロシマ・ナガサキはどのように表象されてきたかー公的記憶の変遷を辿るー」を提出し博士号（学術）取得。また、同年に第７回日本修士論文賞を受賞。早稲田大学アジア太平洋研究センター特別研究員を経て、現在早稲田大学非常勤講師。

「2011年 『反核都市の論理』 で使われていた紹介文から引用しています。」