アメリカン・ビューティー [DVD]

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監督 : サム・メンデス 
出演 : アネット・ベニング  ケビン・スペイシー  ピーター・ギャラガー  ウェス・ベントレー  クリス・クーパー 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2009年4月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113759427

アメリカン・ビューティー [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 魅力的な映画でした。

    タイトルやパッケージは前々から知っていました。
    ただ勝手に『正統派文芸作品』のようなイメージでいて
    ちょっと距離をおいていました。
    まさか、こんなアバンギャルドな映画だとは・・・。
    意外でしたが、おかげでとても興味深い鑑賞となりました。

    中年男性の悲哀ストーリーをコーティング剤にして
    コミカルなタッチで、彼をとりまく様々な人の心模様を描いていました。

    美しさとは、歓びとは、幸せとは、という普遍性のあるテーマを
    素晴らしい脚本と映像で組み上げられた秀作だと思います。


    登場人物が面白かった。
    これを現代アメリカが抱える現状や問題のメタファーととらえるのは
    うがった見方か、それとも言いすぎでしょうか。

    ・様々なしがらみからの自己の開放、自由を最優先にした主人公

    ・向上心が強い余り、周りをないがしろにする主人公妻。その結果、安易な自己啓発本にのったがために取り返しの付かないことに・・・。

    ・自分の感覚を最優先に見つめて、様々な形の「美」があることに気付き、打ち震える隣人男子。

    ・主人公娘はこうして思い返すと案外一番普通な感覚の持ち主。

    ・人の目が最優先の美人娘。ただ大人に見られたい一心で「エアあばずれ」を演じる。

    ・自分の負い目を隠す余り過剰な規律にしがみつく実は・・・な大佐。

    ・夫の強権に服従し続けた結果、自分の判断や思考を停止してしまった大佐妻。

    こんな凄い映画だったなんて・・・
    皆様知っていたのかなぁ・・・、知っていたんだろうなぁ。
    英・米アカデミーもたんまり貰っているだけのコトはあるのね。
    大変失礼いたしました。

    あぁ、面白かった。

  • スペイシーが意外と悲しいおっさん役が似合ってた(笑)みんな自分を見失いそうになってる中で、それを吐き出せる相手がいるのといないのでは大きく変わるんだね~。
    大佐が一番悲しい人生だなぁと思った。地位や身分の関係で自分を抑えなければいけないことって誰にでもあるんだけど見てて辛かった。

  • '99年の映画ですが、この時ぐらいがもしかすると
    一番映画を観てなかった時期かも。
    タイトルだけで全然知りませんでした。
    『ゴースト・ワールド』でソーラ・バーチを知って、遡ったんですけど
    すごい有名な作品だったんですね!
    みんな良い良い、おもしろいおもしろいと言う。評判がとてもいい。

    なので観てみたんですけど、最高に面白かったです!
    これがアカデミー賞獲るとかどんだけだよ!!w
    今とはちょっと傾向が違うのかもしれませんね。
    アカデミー賞というのは、権威があるように感じるけども
    けして「面白い作品に与える賞」ではないですよね。
    今まで観た中でも、ぶっちぎりに面白い!ってのはそんなになくて。
    でもこれはめちゃくちゃ面白い!
    だからあんまり、アカデミー賞だとかカンヌだとかそんなに関係ないです。
    面白いものは面白いし、つまらんものはつまらん。


    90年代のケヴィン・スペイシーはですね、『セブン』の時にも書いたけど
    ぬめっとしたむき卵みたいな感じで、そんな気持ち悪い悪役が多くて。
    でもこのケヴィン・スペイシーは最高でした!!
    コメディ要素・笑える点で、
    ケヴィン・スペイシーが童貞ソウルを・・・DTSを取り戻す過程が最高!
    めっちゃわかるし笑える。

    「核家族の崩壊云々・・・」と言われるんですが、
    そこはあんまり大事じゃないような気がしますね。
    群像劇で、みんな裏と表があって。
    闇の部分、アメリカの闇を個人の問題として抱えてる。
    印象としては不条理じゃない部分のデヴィッド・リンチ。
    わかりやすいリンチの、'99年版っぽかったです。

    脚本の人がゲイで、まあそういうのが関係あるんですけど、
    この人はアメリカ人。
    サム・メンデス監督はイギリス人なので、外から見たシニカルな目線というのは
    監督の方が大きいのかな?とどうしても思わされますねー。

    アメリカからイギリスに行った監督としてはキューブリックとギリアムさん、
    そしてイギリス人だけどアメリカを描いてる監督だと、
    サム・メンデスとクリストファー・ノーランとかがいますよね。
    『007スカイフォール』は『ダークナイト』に影響を受けたそうで・・・。
    サム・メンデスにできてノーランにできないこと、
    またその逆を考えるのも面白いかもしれませんね。

    色々書くとどうしてもネタバレしてしまうので書きませんけど、
    ラスト近辺のミーナ・スヴァーリの設定がすごくよかった。
    あれが一番のどんでん返しでした!(笑)
    生々しく、すっごいリアル。

    ソーラ・バーチの方は・・・豊胸手術とかしなくても別にいいんじゃないかと・・・。
    あと、ゲイのジムふたりのうちひとりがアーチャー船長でした(笑)。
    アーチャー船長、脇役で色々出てますね。『インフォーマント!』とかにも。
    音楽も撮影も、全体的にめちゃくちゃよかったです。

    そしてエンディング曲が最高。
    ビートルズの『Because』の、エリオット・スミスによるカバー。
    エリオット・スミスってだけで評価がめちゃくちゃ上がります。
    彼の曲を使ってる映画は良いものが多い気がしますね。
    http://www.youtube.com/watch?v=X2XzqL2xG9g

  • 最期に幸せだと思えたらそれでいい

  • すごい!文句なしに5つ星。
    「アメリカン・ビューティー」とはバラの品種の一つであり、色は真紅で、発祥の地はアメリカ合衆国。映画の中でこのバラは様々な意味を持っている。例えば「豊かな家庭の象徴」としてキャロラインが自宅の庭に赤いバラを栽培し、「官能の象徴」としてレスターの妄想の中でアンジェラと共に赤いバラの花弁が登場する。
    また、アメリカの中流家庭の崩壊を描いたこの映画に「アメリカの美」という題名をつけることで、アメリカ社会に対する強烈な皮が込められている。それぞれの人間が(映画内では家族全員が)それぞれ違う「美」を追い求めていく。「美」という感性を通して、現代社会の多様性の矛盾を観客に突きつける作品となっている。

    <あらすじ>
    広告代理店に勤め、シカゴ郊外に住む42歳のレスター・バーナム。彼は一見幸せな家庭を築いているように見える。
    しかし不動産業を営む妻のキャロラインは見栄っ張りで自分が成功することで頭がいっぱい。娘のジェーンは典型的なティーンエイジャーで、父親のことを嫌っている。レスター自身も中年の危機を感じていた。
    そんなある日、レスターは娘のチアリーディングを見に行って、彼女の親友アンジェラに恋をしてしまう。そのときから、諦めきったレスターの周りに完成していた均衡は徐々に崩れ、彼の家族をめぐる人々の本音と真実が暴かれてゆく。

  • アマゾンプライムで見たが、賞をもらっているということで、期待してみたが、それほど、面白くなかった。でも、日本などの外側から、アメリカの郊外の家を見ると、きれいな家で、幸せそうに見えるが、中に入るとこの奥さんのような自分の欲求ばかりいう女性、わがままな娘、無気力な夫などがいて、それぞれ、壊れそうだが、共に生活しているのだと思う。このような家族のそれぞれの不満、鬱屈はアメリカの家庭の中でもごく普通にみられることなので、共感を呼び、観客が来て、賞を取ったのでしょう。楽しそうに、幸せそうに見えるアメリカの郊外の家の中は、多くがこのように面白くなく、退屈な日常を送っていると思います。でも、主人公の娘が地味な印象だが、隣の男の子に乳房を見せるシーンばありましたが地味な印象と違い、乳房が大きかった。また、いつも、娘役に、自分がもてること、セックス体験を風潮する娘の友人が実は、処女で、それを知った主人公が、セックスしたいために、筋トレまで行っていたのに、何もしないで、やさしく離れて行ったことは、実は、いいひとなんだと思いました。それから、主人公のお父さんが殺されたのは、隣人である大佐が実は、ゲイで、それを知られて、耐えきれなくなって、殺したと思う。また、息子からうその報告を聞いて、隣の男もゲイと思って、仲良くしようと近づいて行ったと思う。

  • 初めて見たのは高校生の頃。
    アカデミー賞の作品賞受賞作品と聞いて期待して見たけど、肩透かしにあった気分になったのを覚えていたけど、年を重ねて何か別のものを感じられるだろうか?と思いもう1度鑑賞。

    結論、アカデミー賞ものなのかはちょっと分からなかったけど、
    当時のアメリカの時代背景に通ずる何かを感じた。

    アメリカに限らず、世の中の家族に当てはまるのかな。
    偽りばかりで体裁だけを気にする母親に支配される上部だけの家族、でも本能のままに生きようとしても必ずしもその先に幸せが待っているわけではない。

    答えのないテーマ1つだと思う。

    自分が新しい家族を持つようになって、見方が少し変わりました。

  • 出だしから、主人公は殺されるという暗示があったのだけれど、終盤に差し掛かって誰に殺されるのか予想がつかず、結局予想外の人物に殺されてしまう。
    ただ、犯人がなぜ殺したのかいまいちよくわからなかった。
    自分のことを振ったからなのか、自分がゲイであることを悟られてしまったからなのか。
    しかし、彼が醸し出す独特の雰囲気は、説明がなくともゲイであろうことを予感させる素晴らしいものだった。
    サスペンスの様なコメディーの様な不思議な映画だ。

  • ケビン・スペイシーのなんともいえん情けなさがたまらん。
    自分を押し殺して表面だけ取り繕っても、反動で好きなように生きても、幸せではないんやろうな。
    どっちも大事なことに気付くことができたから、最後は幸せって言えたのかな。

  • 現代版バルザックみたいな人間喜劇。女子高生アンジェラがかわいい。やっぱり、この映画のヒロインはアンジェラ。娘は隣の男の子の付属物みたいでつまらなかった。アンジェラの名前は覚えてるけど、娘の名前は忘れてしまったもん。
    リッキーの言う人生の美しさなんて、別にテーマとしていらなかった。この映画は欲求不満の主人公の親父がやりたいことやりきってやっと父親に戻れるってところが面白いのに。死ぬ理由もギャグみたいで、それはそれでいいけど中途半端に真面目なのが残念だった。

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