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- / ISBN・EAN: 4988113759458
感想・レビュー・書評
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故事『嘘から出たまこと』を映像にしたようなSFコメディー。
スタートレックへのオマージュ、あるあるネタを盛り込みつつ、陳腐なパロディー物では終わらない、オリジナリティー溢れるエンターテイメント映画。
どのキャラクターは立っていて、いきいきしている。
観客は、常に、笑い、はらはらドキドキしながら、主人公たちに共感し、最後は感動する。
伏線が綿密にはられ、常に回収される緻密な脚本。
観客をひきつけるように、テンポよく、色々な仕掛けが用意され、一瞬たりとも退屈しない。
架空の昔のTV番組『ギャラクシークエスト』の出演者達は、いまや落ちぶれて、ファンの集いに参加することぐらいが仕事。
皆、大昔の架空のキャラクターの演技に、内心いやで飽き飽きしている。
あるファン(本当の宇宙人)に連れられて本当の宇宙戦争に巻き込まれる主人公達。
昔のTV番組の演技を、現実にふるまうことで、物語(フィクション)での成功が、現実世界で実現する。
そして、なんとも情けない、自分に自信がなくなっていた主人公達が、最後には実際の宇宙戦争に勝つ。
物語るとは、
自分自身を願う事、自己イメージを形作ること
自分をサポートすることでもあるのだなと思う。
『願えばかなう』というような陳腐なフレーズが、きれいごとではなく、面白く、時になさけなく、そして、時に偉大に、等身大の主人公たちによってなされること。
それが本当に痛快だし、感動的。
SFへの愛
人間への愛
そして、賞賛されるわけでもない、しがない普通の人たちへのエールにあふれた
職人芸的な緻密に計算されたプロフェッショナルな作品詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただのB級かと思いきや、傑作。どこかで聞いた事のあるメロディ、この作品だったんだ!と気持ちも上がる。フィクションがノンフィクションに。設定が面白い。役者たちの演技も面白い。ネバー・ギブアップ、ネバー・サレンダー!
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めちゃくちゃ面白い!!!
久しぶりに面白い洋画観てしまった!!! -
パッケージのB級感は否めないが、
それを裏切る面白さ。
アラン・リックマン目当てに観ましたがとても楽しめました。 -
トカゲヘッドが徐々に取れかけて…!
黄昏流星群な感じは要らんかったな。 -
ただただ楽しい。金髪グラマーになっちゃったシガニー・ウィーバーと(作中でエイリアンシリーズを思わせる台詞が…)、宇宙人コスプレの、かつて舞台で華々しく活躍していたプライドの高い俳優役のアラン・リックマンの2人だけでも観ていてワクワクします。
ベースはスタートレックのパロディなので、シリーズやその熱狂的ファンについても知っている方が面白いと思いますが、なんとなく雰囲気が分かっていれば理解できると思います。(日本の特撮ものとかでも共通する部分があるし)
古いテレビシリーズを史実と勘違いした宇宙人達が自身の星の最高の技術を駆使してチープなデザインの宇宙船を再現してしまったという設定が素敵。そのチープさとの対比のため、映画の中で実在とされる宇宙人達の造形やCGはとてもよくできている。
虚構の物語を真剣に研究・考証しちゃってるコアなファンも「こういうファンいるいる」と観ていて微笑ましく思った。 -
この面白さ!いとおしい!
シガニー・ウィーバーは女神! -
ものすごくくだらない。だがそこがいい。
結構昔に観たきりだけど、『ララク・タラク』とか『オメガ13』とか覚えてる。 -
泣いて笑って感動できる超好きな映画。人におすすめの映画を聞かれた時にとりあえず答えがち。