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- / ISBN・EAN: 4988142749024
感想・レビュー・書評
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自分の中の概念を良い意味で壊される、そんな新しい映画。
始まりの方は、それぞれの感情にのまれそうになり息苦しくなってしまって、正直最後まで見られるか不安だった。
けれど、後半は暖かく切ない涙が溢れて止まらなかった。
私も今でも何をもって大人、と言えるのか、疑問を抱いている。
けれど何より、自分らしくいたい、そういつも願っている。
この映画を見てより、そう思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人形に本気で恋してしまう、なんて、奇抜で一歩間違えれば駄作にもなりそうな設定だけど、実はとても素敵な作品で、ずっと心に残り続ける大好きな映画。ファンタジー過ぎず、リアル過ぎず、下手に説明し過ぎていないところがとても良いと思う。
孤独を抱えたラースの可愛らしく寂しそうな笑顔と、周りの人びとの限りない優しさと、悲しくも希望のある終わり方に涙してしまう。憎むべき人を登場させずに感動させる映画は、私の理想です。 -
すごく景色が美しい映画でした(((o(*゚▽゚*)o)))
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空気人形より先にこっち観といて良かった。
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ラース、涙が出るほど大好きです。
こんな感じの男の子、どたらかといえば日本人に多いのかも。
無口な弟が得体のしれない女体の人形を部屋に招いてたら普通引くよね。
でも、ラースをとりまく周りの人たちのこころがとても温かくて!優しくて!
ホクホクした気持ちで観る事ができました。
面白くて、温かくて、誰かに勧めたくなる物語です。 -
ラースの笑顔はとてもあったかい。とても。何かの変化にとまどうときに、逃げ出したい気持ち。自分の嫌な思い出とか嫌な部分が掘り起こされてしまう。逃げ出したい先に、愛情を付随させたいラース。それでもラースの決断はとても強くなければできないこと。ラースをとりかこむ人たちのあたたかさは、くすぐったくなるほどです。
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こんな世界が、わたしの足元まで続いていればいいのに…と思った作品。
くまさんを人工呼吸するシーンがすき。 -
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コミュニケーション障害を抱える主人公ラースが人とうまく接触できない自分を守るためにラブドールのビアンカという恋人をつくる。その無機質なラブドールのビアンカがラースとその周りの人々とを有機的に結びつける。ビアンカはラースの中で恋人であると同時に人々との媒体でもあったんだろうと思う。温かい映画でした。
客観的な描写の映画だったんだが、ラース個人の視点でビアンカ含め世界がどう見えていたのかも気になった。 -
一人殻に閉じこもることで自己を守り、拭えない孤独は“彼女”で埋めようとした。そんな主人公を、ただ滑稽であるとは思えない何かがある。
そして周りの人々がすっごく優しくて、温かい。
悪意のない世界での、主人公の葛藤というのもなかなかいいものだと思った。良作。