ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]

監督 : クレイグ・ギレスピー 
出演 : ライアン・ゴズリング  エミリー・モーティマー  ポール・シュナイダー  パトリシア・クラークソン 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
3.87
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  • (16)
  • (2)
本棚登録 : 937
感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142749024

感想・レビュー・書評

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  • 素晴らしい映画でした。

    内気で物静かな主人公ラースがある日、突然、
    通販で買ったセックスドール「ビアンカ」を彼女だと言い出す。
    田舎町を巻き込んだ愛おしく穏やかな騒動が巻き起こる。

    セックスドールという突飛なメタファーは、「自己」と「慈しみ」といった、
    作品に底流するテーマを押しつけがましくなく映し出す。

    ラースを、ビアンカをどうするか?という彼岸の問題がいつしか、
    それを自分たちはどう受け入れるか?という此岸の問題になっていく様が
    愛おしい。

    物語を取り囲む世界、例えば、冬から春へ流れる季節性、兄嫁の妊娠、
    同僚のフィギュアやぬいぐるみへの執着なども主ストーリーを程よく包む。

    彼は自分でそう決めているのだ、という女医のことばが印象的な名作です。

  • 2007年公開のアメリカ映画。




    幼い頃のトラウマから
    人とのつながりを避けて生活する
    27歳の青年ラース。


    そんなある日
    彼はガールフレンドを連れて
    自分を心配する兄夫婦と
    食事をすることに。



    しかしラースが連れて行った
    ガールフレンドとは、
    インターネットで注文した
    等身大のリアルドールだった…。









    いやぁ〜コレは
    抱き締めたくなるくらい
    本当にいい映画!!(>_<)


    アメリカ映画も
    まだまだ捨てたもんじゃないね(^_^)


    あらすじ読んだだけやと
    ただのアブない人の話みたいに
    聞こえるかもやけど(汗)(^_^;)

    とんでもないです?



    奇跡的なまでに(笑)
    素晴らしい
    大人のファンタジーに仕上がってます♪




    ラースは町の人気者。
    だけど自分が生まれてきたために
    母親は死んでしまったと思い込み、
    トラウマになっている。


    そんな恥ずかしがり屋で
    内気なラースは、
    リアルドール(ダッチワイフ)の
    ビアンカを彼女と思い込み、
    満面の笑顔で
    兄夫婦に紹介する。


    戸惑いながらも
    兄夫婦たちが
    その設定を
    なんとか受け入れようとする辺りが
    ラースがどれだけ
    愛されてるかが分かるし


    優しく見守る兄夫婦や女医さん、
    教会の人たち、
    同僚の女の子
    など
    彼を取り巻く人々がみな
    ラースを受け入れ、


    ビアンカを人間として扱う
    優しくていい人たちばかりで

    後半になるにしたがって
    かなりウルウルさせられます(>_<)




    笑いを絶妙に交えながら、
    妄想恋愛をすることによって
    人とつながり、
    母の死と向き合い
    自分自身を見つめなおしていく
    主人公ラースを筆頭に

    出演者全員が
    (観る側の自分たちも)
    一緒になって成長していくという
    本当に心あたたまるストーリーです(ToT)



    ラースを演じた
    ライアン・ゴズリングの
    繊細で巧みな
    感情表現を駆使した演技には
    本当に脱帽?
    (テディベアを蘇生させるシーンには
    キュンキュンさせられました?)



    兄嫁役の
    エミリー・モーティマーの好演も
    光ってました。


    人と触れ合い
    本当の恋を知って
    人間らしくなったラースの今後が
    また気になります(^^)

  • 原題:Lars and the Real Girl (2007年) ※日本公開 2008年
    収録時間:106分

    前にも書いた通り、暗い内容の映画が続いたので明るく笑えるような映画が観たい。
    最近辛いこともあったし…心が晴れるような、憂鬱を笑い飛ばせるような映画を…!と。
    しかし、ジャンルをコメディとして表記しているところもあったけど、これは私の想像したコメディではなく…。
    完全に人間ドラマやラブストーリーですな。
    ラブドールを彼女と思ってるなんて、そんなストーリー普通の感性だとフザけていて笑えるような話が、この映画ではごく真面目に描かれている。
    また周りの人達が凄く温かいの。
    皆、主人公ラースの事が好きだからラブドールの彼女ビアンカを「人」として受け入れ接する。
    私も周りからこんな風に想ってもらえる人でありたい。
    現実は難しいけどね…。

    “「きみに読む物語」「16歳の合衆国」のライアン・ゴズリングが主演。第80回アカデミー脚本賞にノミネートされた、内気な青年とその周りの人々を温かく描くハートフルドラマ。監督は新進気鋭のCM作家、クレイグ・ギレスピー。雪が降り積もる田舎町、優しくて純粋なラースは町の人気者だが、ずっと彼女がいないために家族は心配していた。そんなある日、ラースが「彼女を紹介する」と兄夫婦のもとにやってくる。しかしラースが連れてきたのは等身大のリアルドールだった……。”

  • なにこれ!想像を良い意味で裏切られた素晴らしい映画だ!!

    久しぶりにハートフルなストーリーで心動かされる映画に出会えました。ラブドールと恋をするだなんて際ものを予感させるストーリーでありながらもほっこりと癒されながら感動しました。
    それにジャンルがコメディーとなっていますがたしかにコメディー。でも笑は笑でもちょっと普通のコメディー的な笑いではなく含みに優しさのある優しい笑いでなんとも斬新です。

    ストーリーにおける深みと繊細さ、コメディーとファンタジーのバランス加減が絶妙。これは脚本や役者、監督の心の持ち用次第で180度も意味合いが変わってしまう爆弾のようなテーマでこの一見面白いテーマだけでの下手したらただの悪趣味コメディーで終わりそうなところをしっかりとまとめあげられたっていうのが本作の凄いところ。
    本作は一概にジャンルが言い切れない。
    コメディーとしてもファンタジーとしてもドラマとしても個人的にはラブストーリーとしても魅力的だと思いますしジャンル枠が広い。
    この作品が2008年度の主演男優賞と脚本賞でノミネートはされつつも賞を取る迄に行かなかったってのがやっぱ万人的ではないってのが思わされますが。


    心に浸み行くような素晴らしい台詞も沢山溢れているので1時間30分の中で道徳的な人生の勉強になったような心地がします。

    とりあえずストーリーも完璧だけども冬から春にかけてのロケ舞台の美しさやカメラの淡い色合い等映像としての美しさも印象的。
    だんだんラースの心の殻がはがれてゆくのを雪がだんだん解けて春になっていくのとが重ねているかの様でその辺の演出具合も良かったなぁ。

    俳優さんたちもこれまたスゴイ。ライアン・ゴズリングの純粋な感じとマジな感じ、演技だって判ってても愛を感じる。
    この前見た「ドライヴ」の彼とは別人のようなダサ男っぷりが可愛かった。
    ドキュメンタリーを見たところゴスリングは役作りの為に実際に彼女と過ごしたりもしていたそうな。
    本当に愛を感じてるのかも。笑

    俳優さんそれぞれの配役が奇跡な程に合ってるのもいいです。
    何と言っても主演女優のラブドールこそビアンカさん。本当に生きてるんじゃないかと時々気のせいか表情が見えてくるのが凄いやら怖いやら。
    特別編のビアンカさんのドキュメントはすごく面白いので是非見てみてください。^^

    • kwosaさん
      ほなむさん

      >なにこれ!想像を良い意味で裏切られた素晴らしい映画だ!!

      まったくそのとおりですね。
      僕も実際に観るまではイロものコメディ...
      ほなむさん

      >なにこれ!想像を良い意味で裏切られた素晴らしい映画だ!!

      まったくそのとおりですね。
      僕も実際に観るまではイロものコメディーだと思っていたのですが、ラースのあまりにも無垢で繊細な心にこちらまで胸を締め付けられ、次第に彼を受け入れていく街の人々のあたたかさにもまた胸を打たれ......
      いまでは心に残る好きな映画になっています。

      突然のコメント失礼しました。
      ほなむさんの本棚に魅かれてしまいました。
      フォローさせてください。
      2013/03/14
    • ほなむさん
      ですよね!
      いい映画は数あれども好きになれる映画ってのはまた違ったもので本当に心に残って日常の中でふとその感動がいつまでも魔法のように現れて...
      ですよね!
      いい映画は数あれども好きになれる映画ってのはまた違ったもので本当に心に残って日常の中でふとその感動がいつまでも魔法のように現れて繰り返し起こりますよね。
      私の中でもこの映画もその1つに挙げられる映画の1つとなってます。

      コメント&フォローありがとうございます!^^
      これからも拙い文ですがレビューをどんどん上げて行きたいと思ってますのでよろしくお願いします。

      2013/03/15
  • まぁ、ソファに2人が腰かけた場面は不気味でした。でも、ドールは服を着た姿しか見せず、製作陣に下心はありません。むしろ、心の病を持った青年が愛情を注ぐゴズリングの熱演に目がいきます。町の人々の心優しさはおとぎ話ですが、それでもそこに浸って彼の再起を期待して見ていました。

  • 引きこもりがちなラースに彼女ができた!!
    「よかったな~」
    と思ったのも束の間。
    紹介されたのは人形だったというお話。


    周囲の人間が皆ラースに対して優しく協力的。
    なぜこんなに優しい人ばかりが集まっているのだろうと
    思ってしまう。


    今の日本で人形の彼女をあちこち連れ回して
    「僕の彼女なんだ」
    みたいに言ったら
    即入院だろう。

  • 2010/05/17
    想像してたのと全然違った。ほっこりあったかくなる映画。
    ラースの一途さが切なくて、ちょっと胸が苦しくなる。
    でも、ラースがこんなにもたくさんの人に愛されているのはなぜか、というところを最初にもうちょっと描いてほしかったかなぁ。

    見終わってこんなに爽やかな気分になる映画は久しぶりだ。

  • 彼女を兄夫婦に紹介したところが面白さのピーク
    リアルとファンタジーの比重が悪いのかな
    同僚女性の性格もなんかご都合主義

    リアル路線なら救急車の仲でラースが拘束服着用させられていた方が面白かったのでは?
    ファンタジーなら映画の「マネキン」みたいに実体化するとか
    ドールのままでも妊娠しちゃうとか

    まあ普通なら街の不良がふざけて「殺害」しちゃうよね
    ラストはまた別の木箱が届くかと思った笑

  • ライアン・ゴズリング主演、リアルドールに恋をした青年の姿を描くドラマ
    見どころ
    等身大のリアルドールを本物の彼女と思い込んでしまった青年と、周囲の人々の交流を温かい視点で見つめるハートフルコメディ。エミリー・モーティマーらが脇を固める。
    ストーリー
    シャイで女の子が苦手だが、純粋な心を持っている青年・ラース。ある日、彼はインターネットで購入したリアルドール・ビアンカを恋人として兄夫婦に紹介する。医師の助言を受け、彼らと近所の人々はビアンカを生身の女性として扱うことに協力するが…。

    とんでもない設定の作品だけれども彼を取り巻く街の人々がやさしくて、なんでも受け入れてくれるのがほんとにほほえましい。

  • なんとも不思議な話。自分の世界にこもりがちな青年ラース。ある日彼女だといって連れてきたリアルドールにびっくりする兄夫婦。だが精神科医、街の人、職場の人皆がその人形を人間として扱うのだ。それでラースの心と、さらに街の人も何か不思議な温かいものに包まれてゆく。

    精神科医役のパトリシア・クラークソンがとても素敵。

    ライアン・ゴスリングはラース役。自分が生まれた時に母は死に、それが原因のようで、人にちょっとでも触られると痛がるという設定。人はいいがどこか一人前には扱われていない気のいい青年役。こんな雰囲気にもなるんだねえ。

    2007アメリカ
    2020.3.20レンタル

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