ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.[DVD]

監督 : 庵野秀明 
  • キングレコード (2011年10月17日発売)
4.29
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988003800796

感想・レビュー・書評

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  • また、LINE LIVEで拝見。
    前に観たのがいつなのかは、もう覚えていない。
    序に続き破も涙なしには観られない。
    加治さんの言葉と、意外と冬月の言葉もささりまくり。

    一言でなんて言い表せないのだけれど、ものすごく、対比が鮮やかな作品。
    ほっこりした場面が多いなあ、と思っていると、そのほっこりが悪い未来の予兆のようだったり。
    息をのむ戦闘シーンと、そのBGM。
    序では大人から子どもへ向かっていた矢印が、破では子どもから大人へ向かっている。
    一人であることと、仲間がいること。
    レイはシンジのため、シンジはレイのため。

    ずっと一人でできると思っていたことが、一人でできなかった時。それを誰かが助けてくれた時の、安心。
    誰かのぬくもりに触れたからこそ気付く、孤独の概念。そこで気付いた孤独はもう「一人でできる」と思っていた頃の孤独とは意味合いが異なる。
    誰かに「ぽかぽかしてほしいと思う」。そのぽかぽかした感情は、誰かがいないと生じえない。その感情を知っているという、強さ。

    感情を知る。それは感情に名前をつけるということ。
    その感情を持ったその人が、その人たらしめる。絶対に代わりなんていない。

    Qも楽しみなんだけど、その前にテレビ放送されていたアニメ版がものすごく観たくなって。
    でも、Amazonプライムに加えてNetflixに入るのは、ちょっち懐が痛いなー。悩むなー。

    おやすみなさい

    • sinsekaiさん
      翼をください♪が流れてると、もはや怖い曲に聴こえてくるという…笑
      翼をください♪が流れてると、もはや怖い曲に聴こえてくるという…笑
      2020/05/21
    • naonaonao16gさん
      sinsekaiさん、こんばんは( ¨̮ )
      コメントありがとうございます!

      確かに、普通に聴いてると普通の曲なのに、エヴァで聴いちゃうと...
      sinsekaiさん、こんばんは( ¨̮ )
      コメントありがとうございます!

      確かに、普通に聴いてると普通の曲なのに、エヴァで聴いちゃうともはや怖い曲ですよね(笑)
      2020/05/21
  • この世は生きるには値しない。

    そのような物語があってもいいと思う。否定はしない。
    それでも、やっぱり世界は美しいと信じたい。

    『新世紀エヴァンゲリオン』を諦念の物語とみるならば、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は希望の物語にみえる。
    そう信じたい。

    うつむいている時には空の青さにはなかなか気づけない。
    イヤフォンで音楽を聴いてばかりでは鳥のさえずりや木々のざわめきがわからない。

    何をみて、何を聴いて、何を嗅ぎ取るのか。
    同じ世界でも捉え方がまったく変わってくる。

    市井の人々が生活している。
    潮風の匂いがする。スイカ畑の土の匂いがする。
    おはよう、ありがとう、いただきます、が聴こえる。

    きちんとご飯を食べる。料理を作る。
    自分のために、誰かのために。

    同じようなストーリー、シチュエーションであっても微妙な変化が生じる。意味合いが変わってくる。

    ジェリコの壁の消失。
    アイスのハズレ棒。

    碇ゲンドウの描き方も、過去に固執する利己的な男から、仕事人間で不器用な父という印象に変わった気がする。
    ゲンドウ、シンジ共に、少しずつではあるが互いに向き合う努力をしている。

    そして、世界の命運を賭けた「ボーイ・ミーツ・ガール」に魂が震える。

    「Q」に期待。

  • あー、そうだったそうだった。
    『序』ではTV版の総集編的だったのに、
    あれ?あれ?
    こんな物語だったっけ?
    つか、アスカの名前変わってない??
    記憶違い???
    みたいな変化が生じるのが『破』でしたね。

    初号機が3号機を破壊するのも、
    レイを取り込んだ使徒も気持ち悪いし、
    サード・インパクトが始まりそうになるのも、
    ラストも怖すぎる。

    マリのメガネは良いよね。
    メガネ女子が必要よね。

  • 改めて、何度観ても楽しめる映画だとつくづく思います。
    シンジの「揺れ」も、観る度にどんどん共感できるようになってきた感覚があります。
    ストーリー的にも分かりやすい部分が多く、この作品だけでも十分に楽しめると思います。
    個人的には真希波マリのキャラデザがタイプですし、彼女の英語の発音がキレイなのも良いです。

    「綾波を返せ」
    良いシーンです。

  • 映像美(相変わらずグロいけど)と、庵野節ともいうような演出(昭和歌謡とか)が全開。

    TV版と比べるとトウジの扱いが大きく変わったなあとか、ラブコメパート学園ワイワイパート的なところが追加されたなあ、というのは分かりやすいものの各キャラクターの内面描写とかはTV版をベースに観てしまうのでそんなに大きな感慨という感じでもなく。

  • ヱヴァの序に引き続き破。こちらも何度も観ているけど、理由は新作が公開される度に復習として観てるから。(そしてその都度テレビ放映もよくされているから。)
    今まできちんと見比べたりしてなかったけど、今回観たせいでテレビ版がどうだったかものすごく気になって、HDレコーダーの中に入れっぱなしのテレビ版を見返すハメに……。BS日テレでちょい前に再放送が終わったけどまた1話から始まった!2周目かよ!


    破は劇場公開時から世間的評価は高くて、ファンの人達は大騒ぎしていたけど、私は「うーん…」と感じていて、そこまで好きではない。
    理由は単純で、新しい部分がどれだけあるかが私の評価軸になってるからです。つまり、新劇場版に関しては内容がものすごく破綻していてもQが一番好きということです。

    もうひとつの理由は、破の内容はテレビ版の8話から19話まで。いわゆるアスカ編、「明るいエヴァ」に相当する部分。だから「面白くて当然やろ!」と。
    第19話『男の戰い』は重要な回で、例えるならマクロス第27話『愛は流れる』とか、ナディア第22話『裏切りのエレクトラ』みたいな感じかなと。

    三つ目の理由として、私はレイじゃなくてアスカ派だというのもあるかもしれない。(アスカのルーツはコナンのテラとイデオンのカーシャとかかなーと勝手に思っている。)


    序に引き続き「エヴァって何なのか」という話。これは庵野監督本人が所信表明で発言しているので引用すると、

    “「エヴァ」はくり返しの物語です。
    主人公が何度も同じ目に遭いながら、ひたすら立ち上がっていく話です。
    わずかでも前に進もうとする、意思の話です。
    曖昧な孤独に耐え他者に触れるのが怖くても一緒にいたいと思う、覚悟の話です。”

    ということです。「くり返しの物語」、これはテレビ版がまさにそうでした。
    それを象徴するのが、冒頭で真希波が歌うチーターの『三百六十五歩のマーチ』。三歩進んで二歩下がる…という話。

    この引用はナディアの頃からされていて、マリー…惜しくも亡くなられた水谷優子さん…が歌うキャラソンの『人生行路のマーチ』が『三百六十五歩のマーチ』のパロディソング。だから実は昔から庵野監督のテーマでした。

    破は特に音楽が重要になってる。例のシンジ君のS-DATのトラック数問題もありつつ…『三百六十五歩のマーチ』は良かったけど、しかし『今日の日はさようなら』と『翼をください』はダサくてこれも好きじゃない部分。攻殻SACの『手のひらを太陽に』みたいなことをやりたかったのか?とも。

    逆に、破の中で一番好きなのはやはり『YAMASHITA』が流れるシーンです。ここは劇場で観てものすごく感動しました。この部分だけは何回観ても、いい!
    これは『太陽を盗んだ男』の楽曲。映画の内容は、理科教師のジュリーが原爆を作って脅迫するんだけど、「ローリングストーンズの日本公演をしろ」と。赤軍派みたいに政治思想的な理由ではまったくないという、しらけ世代の話。庵野監督はまさにしらけ世代、新人類世代、オタク第1世代の人。
    太陽=原爆というのは、まさに強大な力を持つ存在のエヴァと同じなんですね。ポチッとすれば大惨事になる。これはさらに『シンゴジラ』につながっていく。
    エヴァの強大な力は14歳の少年シンジ君に委ねられて、彼がどういう意思を持つのか、どういう決定をするのかという話。
    (脱線すると以前も書いたように、井上堯之さん作曲、PYGの『花・太陽・雨』は『帰ってきたウルトラマン』第34話『許されざるいのち』に使用されている)


    話は戻って、テレビ版だと「くり返しの物語」が作れていたけど、劇場版だとフォーマットの都合上作りにくいのではないかと。だから私は破がダメで、揺り戻しがドーンと来たQを観て「やっぱり…」となりました。

    あんまり好きではないけど、久しぶりに見返して良かった点。とにかくまとめ方、編集の仕方がすごく上手い。
    テレビ版ではヒカリの弁当話だったものを拡大してポカ波が料理を作る話、これが全体の縦糸に。

    「続編で逆をやる」パターン。これは多くの監督がやっていることで、お禿のガンダムとZガンダム、河森監督のマクロス、押井監督の攻殻とイノセンス…キャメロンのターミネーターとT2などなど。

    いちおう8話から19話までではあるけど、それ以降の話も組み込まれている。22話のアスカ回アラエル戦、23話のレイ回アルミサエル戦と、旧劇場版26話までたぶん一気に消化。Qは26話以降の話かと。

    テレビ版ではエヴァに取り込まれるのはシンジ君だけだったけど、新劇場版ではシンジレイアスカの三人とも取り込まれる(感じになる)。レイとアスカは対照的だけど、セリフの部分も対になってる。

    シンジ君はラストで綾波を救出するという意思決定をするけど、これに対するツッコミが訳知り顔の真希波からちゃんとある。要はユイを助け出したいゲンドウと全く同じことをしている。

    追加キャラの真希波…好きだけどちゃんと話に絡むか微妙なので、正直要らんかったような気もする。完結編を観ないとわからないけど。メガネっ娘なので真希波はモロに鶴巻組のパート。
    マリの名前はライディーンかららしい…エヴァ、というより庵野監督や樋口シンジ監督世代はオカルトブーム・パニック映画ブームの影響大。そもそもヤマトからして「人類滅亡の日まであと○○日」。ライディーンや富野作品もオカルトの影響抜きでは語れないと思う。

    エヴァで説明ゼリフを吐くのは基本リッちゃんの役目。「天と地と万物を紡ぎ、相補性の巨大なうねりの中で…」ドンドコドンドコ。次に真希波で、最後がメタ的なカヲル君という構造。

    ふと思った細かい点、バルディエルの腕がにょきっと生えて4本になるのはQの13号機に続くのかなーとか(使徒+エヴァの結果)。


    先に引用した庵野監督の言葉、「我々の仕事はサービス業でもあります」。サービスサービスぅで、破はチチケツアニメでもありました。

  • ラミエルから始まった使徒のかっこ良さは依然健在。
    鬼頭莫宏の第3使徒のデザインもアスカ登場時の新使徒の水飲み鳥デザインも素敵過ぎる。始まってすぐ大興奮。


    そしてなによりもシンジの成長フラグが消化されてるのが良い。
    テレビ版はゲンドウに褒められたと思ったらダミープラグ発動だし
    ゼルエルに意を決して立ち向かったと思ったら暴走だし
    悉く折られ続けてきた成長フラグが、
    新劇場版ではゼルエル戦で暴走したにも関わらず、
    自分の意思で綾波を助け出すところにシンジの成長と気概を感じた。

    ハッピーエンドに期待してしまう。

  • 前作序はテレビ版のラミエル戦までをうまくまとめた形だったけど
    今作はまったく違うものになってました。
    が、それがものすごく良くて見終わった後すぐにもう1回見たい!と
    思ってしまったほど面白かったです!!!!
    新キャラも出てきてラストもまったく想像つかず。
    アスカの名前が替わったり、レイの性格がかわいくなってたり
    委員長とトウジが・・・と、もういろいろ違うところが多くて
    でもそれが新鮮ですごくよかったです。
    若干、好きだったシーンが削除されててがっかりなトコもあったけど
    使徒も派手になったし続きが気になる作品。
    ラストどうなるのか楽しみ♪

  • エヴァンゲリオン新劇場版:破
    久しぶりに観た…っつうか
    Amazon primeで最新作を見始めたら自分が「序」「破」「Q」の「Q」を観ていないことに気付いた……なんたる不覚……と言うことで「序」から観るのは面倒なので「破」から見直すことに…笑笑。懐かしい〜
    今見るとシンジくんもアスカも可哀想な子供に見える…それと第3新東京市のハイテクぶりと従来の富士山麓あたりののどかさとのギャップが凄いな笑笑。ミサトさんはビール飲んでるイメージだったけど「獺祭」も飲んでたのか〜笑笑。NERV本部にローソンが…思わぬ発見笑笑
    加持くんの大人っぷりって当時からカッコよかったなぁ〜今見てもカッコいいや笑笑。ミサトさんのコスモスポーツのカラーリングって「風吹裕矢のロータスヨーロッパ」だな…これは面白い笑笑
    長く観てなかったけど今観ても面白いですねぇ〜

  • めちゃくちゃ面白かった。

    相変わらずエヴァの動きが大迫力ですごい。
    あっという間に終わってしまった気がするのに内容が濃い。

    Qが早く見たくて仕方ない。

    あとマリかわいい。

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