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- / ISBN・EAN: 4988135716118
感想・レビュー・書評
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好きなものには好きと言い
嫌なものには嫌と言い
互いに腹を割って、本音をぶつけ合うことが
相互理解の第一歩である
とはいえ、実際にはどうだろう
偽善に欺瞞に
それへの反発として、偽悪がそれぞれ幅をきかせるこの複雑な世間
そうすんなり話が通るものではない
バラク・オバマ政権初期の希望とともに
ドナルド・トランプのロールモデルを見て取ることもできるこの映画
「グラン・トリノ」は21世紀の傑作である
しかしその実
20世紀ヒューマニズムのご都合主義をなぞっているだけとも言えるだろう
相手がギャングならまだいい
テロリストを相手に、イーストウッドの正義がどこまで通用するか
それに
トランプ氏がはたして人のために死ねるかどうかもわからない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田舎の街で拳銃を所持しギャング化しているアメリカのアジアの山岳民族の移民と朝鮮戦争を体験している元自動車工。どちらも常に敵がいる、仲間でない者を排除する感覚が染み付いている。包括する姿勢、受け入れて行く姿勢を示すその最中にも血が流れ、悲しい結末でした。
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モン族が固まって住んでいる元白人居住区が舞台。
27歳の神父も。
50年代の生きた化石とマッチョ文化をおもしろく描いている。
元フォードの組立工の父に、トヨタのセールスマンの息子。
診療所の待合室にはインド人がいて、中国人らしき医者にポーランド人が文句を。
頼りになる刑事は、ビバリーヒルズに出張だったのだろう。 -
字幕: 戸田奈津子
いいんだけど。いい評判しか聞いていなかったから、期待しすぎていたかも。
今の時代からすると、ちょっと作りが雑に感じられて、入り込めなかったかも。
評価の高い作品は、あまり時間をおいて観ない方がいい…と実感。100%ハマれなくて残念。
(字幕に若干古さを感じたのも一因かもしれない。) -
貧困と人種と尊厳死と……いろんな問題をはらむ作品です。まあとにかくくたびれたTシャツとハイウェストのジーンズでもクリント・イーストウッドがイケメンなんですよ。
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〜2015
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イーストウッドの作品の中でも最高傑作だと思う。彼の思想が詰まった映画だ。日本任侠の仁義に通ずるようなアメリカの良心を感じた。
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良い映画・・・!重くなりがちなテーマも、イーストウッド演じる主人公のストレートな発言の中に独特なユーモアがあって、作品に良い意味での軽さを生んでる。イーストウッドのこれまでの仕事を考えてみると、より一層奥行きが出る作品のような気がする。