凍える鏡 [DVD]

監督 : 大嶋拓 
出演 : 田中圭  冨樫真  渡辺美佐子  増沢望  川口節子  下條アトム 
  • J.V.D.
4.14
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988159281852

感想・レビュー・書評

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  • 解説:

    幼少期に母親から虐待をうけトラウマを抱えた青年が、似た境遇の女性と出会い再生する姿を描く感動ドラマ。

    家族の崩壊と再生をテーマに精力的に作品を撮り続ける大嶋拓が監督・脚本・編集をこなし、 1組の母娘と青年との関係を通して、一筋縄ではいかない親子の関係性を問う。

    心に闇を抱える青年を演じるのは、映画『包帯クラブ』の田中圭。

    親の愛が希薄になった現代人の孤独というテーマが胸に迫る。

    自分の絵を売る青年・瞬(田中圭)と信州の山荘に1人で暮らす童話作家の香澄(渡辺美佐子)が、ある日、都会の雑踏の中で出会い、親子ほどの年齢差ながら不思議なきずなを感じ合う。

    瞬は幼少期の母親からの虐待のせいで精神が不安定だったため、香澄は自分の一人娘で臨床心理士の由里子(冨樫真)に瞬の治療を委ねるのだが……。

  • 自己愛性人格障害って初めて聞くけれど何??と思いつつも、こういう人って結構いるんじゃないのかな?とも思ってしまうんですよね。なんかなんでも病気と言われるのかな・・・。

    出会いは、公園(かな?)で絵を売っているのを、気に入って買うところからなんですが、明らかに絵を売っている雰囲気ではないんですよね。無愛想っていうより生意気そうなのが明らかに出ているんですよね。よく、声をかけるな~、自分ならたぶん素通りかな。そこは童話作家の感性なのでしょうね。

    そこからは、ちょっとヤンチャな孫を見守るように接していくのが、なんか良いな~って思っていたんですが、娘の由里子の所にカウンセリングするようななってから、なんか雰囲気が微妙なんですよね。
    まぁ、由里子は患者として見てるのではなく、本の中に症例として載せるためにといかにも自分の為ってのが見え隠れ、結局はね・・・。

    瞬の心の闇をほどいていくのかと思いきや、後半は母と娘の関係の方が問題が大きく成って行くんですよね~。
    まさか、母への確執で瞬を誘惑するとは思わなかったから、女って怖い!!

    やっぱり、幼いころの親の記憶というのはこんなにも心の奥に残ってるものなのかと驚いてしまいます。でも、そうなんだろうとわかっている気もする自分もいるのですが。

    なんか、観終わってこのタイトルの意味を考え込んでしまうんです。
    凍えると言うのはきっとこの3人の心のことなんでしょうけど、鏡とつけたのは、それは、この母娘や由里子と瞬は鏡のように同じ闇を映してるってことなのかな?

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