ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]

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監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : フィリップ・ノワレ  サルヴァトーレ・カシオ  マリオ・レオナルディ  ジャック・ペラン  アニエーゼ・ナーノ 
  • 角川映画 (2009年6月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126206987

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦直後のシチリアの寒村を舞台に、映画技師の初老男性と彼を慕う幼い少年の友情と、人生の機微を描いた名作。

    サルヴァトーレ少年(通称:トト)は、村で唯一の娯楽である映画に夢中で、初老のアルフレードが映写技師を勤める映画館「シネマパラダイス」に入り浸っていた。
    大戦で父親を亡くして母子家庭で暮らすトトと、子供のいないアルフレードの間には、親子の情にも近い友情が芽生え、アルフレードはトトに映画技師の仕事を教えていく。
    そして、ある事件をきっかけとして、トトはアルフレードに代わって映画技師の仕事をするようにまでなる。

    しかし、トトが思春期を迎え、裕福な家庭の美少女エレナとの実らぬ恋に苦しむ最中に徴兵された時、自分には叶わなかった広い世界をトトに与えてやりたいと願ったアルフレードがとった行動は…。

    時は流れ、ローマで映画監督として大成した初老のサルヴァトーレが、アルフレード死去の連絡を受けて30年ぶりに故郷に帰った時、初めて明らかになる、手に入らなかった恋の真実やその後のこと、そのきっかけを作ったアルフレードの行動と強い愛情、そして、サルヴァトーレ自身の抱える未練と払拭などが、時代の波の中で閉館し取り壊される「ニューシネマパラダイス」の姿や、幼かったトトとの約束を守ってアルフレードが贈ったプレゼントがもたらす郷愁と相まって、強い印象を残します。

    アルフレードがとった行動には、映画ファンの間にも賛否両論あるようですが、個人的には、サルヴァトーレを取り巻いていた状況と将来性を考えると、あれでよかったんじゃないかなあ、と思います。

    人生って、どれほど願っても頑張っても、手に入るものと入らないものがあるし、時々の選択が正しかったかどうかは結局誰にもわからないし、時には後悔することもあるのけど、それでも、進んでいくもんなんだよなあ、と、最後は感傷的な気持ちになりながら見終えた作品でした。

  • 久しぶりに感動の涙にくれました。
    たくさんの愛が溢れている
    父と息子(のような)愛は 人生の楽しみ、何が大切なのか道標を指してくれた。
    母の愛は ランプの灯り、心のまなこで見つめ続けていてくれる、いつでも帰る場所があることを照らしてくれた。
    男と女のその愛は 苦境に抗うのではなく、受け入れあるがままに身を委ね、流れる時の中の不変を信じさせてくれた。

    それから
    映画という愛してやまないたくさんの作品はそれを作る人、見せる人、観客のハートが木霊し合い様々な感情を享受できる尽きることのない愛が詰まっているのだということを再認識させてくれた。

    大好きなシーンは数え切れない程に。
    映画館を締め出された人達に外壁をスクリーン代わりに映像を映し出した見事な場面。
    トトが生まれた街を出て行く時のアルフレードのかけた言葉。
    トトとエレナの30年以上の想いが一夜の夢の中で確認されたシーン。
    そして、最後のあの繋ぎ合わせたフィルム、粋な贈り物(アルフレードは幼少のトトとの約束を守ってくれていた笑)言葉を失う程の感動に。

    アルフレードとトト
    トトとエレナのストーリー軸の太い柱の周り、多くの人を交えた細やかな人達とその演出はこの先観るたびに発見できるという楽しみが待っていそうだ。

    ありがとう。今、出会ってくれて…
    と言いたくなる珠玉の作品です。

    追伸 忘れてならないのはモリコーネの美しい旋律。音楽も涙をそそります。

  • /§**/ 映画好きには堪らない作品 \**§\






     洋画大好き人間の私にとり、この映画はあらゆるグッドテイストが、まるで石榴のように詰まっています。


     映画を愛するアルフレード、サルヴァトーレ。
    映画館を愛するふたりの人生とそこに往来していった数々の人々、出来事…


     「息子を思う親(母)心は万国共通なのだなぁ」と、
    感じさせるシーンや、アルフレードが残したラブシーンばかりを繋ぎ合わせたフィルムを観て、サルヴァトーレが感涙で目を潤ませるラストシーンは、何度観ても胸にジーンと込み上げてくるものがあります。


     テーマ音楽も大好きです。勿論、サントラも高く評価しています!

     この旋律が流れてくるたび理由もなくウキウキした気分に(^-^)丿

     そして何と言ってもジャック・ペラン(「鞄を持った女」以来からのファンです)を愛する私としましては、
    本作での彼の加齢度合いが実に魅力的であり、とても魅かれました。


     敢えてマイナス点を述べるとするならば、本作(完全オリジナル版だからなのでしょうか?)がイタリア語の吹替えになっていたことでしょうか(^-^;)


     映画好きには本当に堪らないストーリーとして、本作は永劫多くの方々に愛されていくのではないかでしょうか。

  •  完全版を観ました。
     モリコーネの音楽が良すぎて! こんな素敵な音楽が流れてたら、もうそれだけでいい映画に決まってるよね。
     ※ヨタ話につき長文なのとネタバレにご注意ください


     ポッキーとかうまい棒とかを食べるたび「こんなに短かったっけ?」と思うのは、なにも原材料の価格高騰によって内容量が減ったから(実質値上げっていうやつ)というばかりじゃなくて、子どもの頃より自分が大きくなってしまったからだと思う。大きくなるにつれて、相対的におやつは物足りなくなる。そして、子どもの頃には広くて、未知なるものにあふれていた故郷の町も、狭くて退屈な田舎町だと思うようになった。
     イヤ、実際は市町村合併のせいで余計広くなってるんですが。

     子どもの頃にはすてきに見えていたものが、大人になるにつれてちっぽけなものになっていく。それは、成長の過程で、誰もが少なからず経験することだと思う。子どもがすてきだと思っているものを、大人は何もかも否定するべきではない。けれども、本当に価値のあるものは何なのか、経験の少ない子どもに教えてあげるのは、大人の義務なのかもしれない。

     前置きが長くなってしまった。映画が好きになったトト少年(サルバトーレ・カシオ)は、映写室に入り込み、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)から仕事を教えてもらう。けれどもアルフレードは映写技師の仕事をトトには勧めなかった。退屈で孤独な仕事だし、たった一度の人生を村から出ずに送ることになってしまうからだ。

     勝手な想像だけど、きっと映写技師を始めた頃のアルフレードも、トトと同じように映写室での仕事が楽しかったんじゃないか。けれども大人になるにつれて、その楽しさは徐々に失われていったのだと思う。だからこそ、トトに「村を出ろ、帰ってくるな」と言えたんじゃないだろうか。

     トトは村を出て映画監督として成功するが、愛するエレナとは結ばれなかった。アルフレードが嘘をついたからだった。アルフレードは「人生は映画とは違う」と言ったけれど、トトの人生は、ラブシーンが切り落とされた映画によく似ている。
     切り落とされたラブシーンを繋いだフィルムは、アルフレードの形見として遺された。それを観たとき、トトは大人になっていき、成功していく過程で失ってしまったものにもう一度会えたのだと思う。

  • 初めて観たのは高校生の時、視聴覚室にて。
    確か、図書委員会のイベントかなんかででした。

    facebookでの知人さんの投稿でふと思い出して、久々に。
    「一番好きな映画は?」と聞かれると8割方、名前を挙げてしまいます。

    映画と青春、そして人生への愛が、たっぷりとこめられています。
    シチリアのその白い風景もただ、美しく。

    個人的には、ヒロインのエレナが本当に綺麗だなぁ、と。
    そして年を経てしっとりとた女性になっていのが、安心とも、せつなくとも。

    「私と一緒にいたらあなたはこの島を出ていかなかった、だからあの人は正しかったのよ」とは、
    妻、そして母となったエレナの言葉、芯のある人はいくつになっても魅力的です。

    主人公だけが、時が止まったままでした、良くも悪くも少年のままで。
    それもまたブレなさではあるのでしょうが、、行き違いの様相もせつないところ。

    そして、アルフレードの父性と、様々な母性に包まれての、
    ラストシーンが相変わらず涙を誘います、音楽も彩りを豊かにしてくれていて、たまりません。

    映画館での公開版とDVDなどでの完全版では、賛否分かれているようですが、
    個人的には完全版の方が好みです、「人生」が描かれていると、感じるので。

    ん、生きるってことはなんだろう、と、思い返したくなる様な、なんて。

  • 昔、小さな映画館で観ました。観た頃は若かったが、今なら、もっと共感できる。泣いたら、さんまさんに怒られる!!

  • 名作中の名作という噂に違わぬ映画だった。
    終盤から観終わるまで、何度も何度も涙が勝手に流れ落ちていった。「泣ける〇〇」という謳い文句は大嫌いだし、へそ曲がりで天邪鬼な性格なので、さほど期待せず眉唾物として見始めたが、数分もすると次第にストーリーから目が離せなくなった。
    手持ちのスマートフォンを閉じ、食事を忘れ、映画のストーリーの世界へと入り込んでいった。

    本や音楽であれ、映画であれ、優れたクリエイターによって造られた、豊かな虚構の世界へ入り込む至福、愉悦。これを凌ぐ快楽がはたして、この世に幾つあるだろうか。
    私は映画をさほど観ている人間ではないが、この映画が本当の意味で優れた、数少ない素晴らしい作品だと自信を持って言い切ることができる。

    イタリアの風景とそれを映し出す映像の美しさ。(映画を撮っている友人が、豊富ではない予算の中で最高の映像を撮っていると教えてくれました。)監督がこれまでの映画史を俯瞰し、最大限の尊敬と敬愛を示していることが、私たちにも理解できる造り。愛と感動だけでなく、ユーモアあふれる脚本の素晴らしさ。エンリコ・モリコーネの音楽の素晴らしさ。そして、ヒロインのとんでもない美人さ(重要ですよね!笑)。
    映画初心者の私だが、全てが素晴らしい作品と言いたい。特にファイナルシーンでは涙が止まらなかった。心の底から観てよかったと言えるし、自信をもってあなたにもおすすめしたい。

    結論…
    絶対観た方がいいですよ!!

  • たくさんの愛を感じた一本だったなぁ。
    アルフレードには、トトの成すべき仕事が分かっていたんだね。
    トトの人生は、アルフレードに導かれた人生だった。
    観客の中には本当にいろいろな人がいて、映画の楽しみ方も様々だったけど、みんなが映画を心の底から楽しんでいた。

    原田マハのキネマの神様を読んで、この映画を手に取ったわけだけど、本当に観てよかった。

  • 午前10時の映画祭という企画で、近所の映画館で古い映画を観れるというのを知っていて、自分の好きな映画がやっているかどうか調べてみた。
    ニューシネマパラダイス。このタイトルを観た時に心がときめいた。
    大好きな映画の一つだった。
    しかも映画を上映するのはだいたい12月の前半くらい。
    この時期は寒さが身に染みて、妙にセンチメンタルで、そんな心とは裏腹に街が騒ぎ出してイルミネーションとかがキレイだ。
    何回かこの映画を観ているけど、一番最初にこの映画を観た時もそんな時期だった。
    映画館で上映されてたのは、完全オリジナル版ではなくて劇場公開版のやつだった。
    僕は完全オリジナル版しか観たことがなかったので、自分の特に好きなシーンが劇場公開版には入っていなかった。なんだか物凄く寂しい気持ちになった。
    どうしても完全オリジナル版が観たくなって、後日ツタヤにDVDを借りに行った。
    やっぱり完全オリジナル版が好きだと思った。
    どうやら賛否両論なのらしいけれど、僕はどっちも好きだ。
    差し支えなければ、両方観てほしいと思う。
    まったく違うとは言いがたいけれど、かなり違う感じ方になると思う。
    とにかくこの映画を観て思ったことは、勘違いかもしれないけれど、映画への愛を感じた。
    映画館のシーンがたくさん出てくるのだけど、神父さんが鈴みたいなのを鳴らすシーンや、映画館に寝にくる男とか、ツバを吐く男のシーンとか、映画館で死ぬ男のシーンとか、細かいシーンなんだけど印象に残るシーンがたくさんある。
    そして答えがない感じ。その感じがたまらない。
    というのは、色んな感じ方が出来るということ。
    観る人によって違うのはもちろん、さらに同じ人間でも観る時期によって色んな観方が出来る。
    でも何がたまらないかっていうと、色んな観方があるはずなのに、みんな違うはずなのに、それなのに僕は確信的に思っている。たぶん心の中で描いている風景はみんな同じだと思う。
    そして何故アルフレードはトトに対してあんなことをしたのか?
    もしかしたらヒドイと思う人もいるかもしれない。
    でもやっぱり愛があってのことだと思う。
    そして思ったのは、完全版と映画版の違いの一つとして、アルフレードの描き方だ。
    映画版はアルフレードの優しい部分しか描かれていない感じがした。
    完全版は少しアルフレードの優しい部分以外のところも描かれている気がする。
    どっちにしても、アルフレードという人間がとても魅力的で哲学的だ。
    そして映画の中にお伽話が出てくるんだけど、これがまたクセものだ。
    なんで兵士は帰ったのか?
    その答えを考えるのがこれからの人生の楽しみの一つになった。
    とても長ったらしくこのレビューを書いてしまったけれど、書かずにはいられなかった。
    普段書くときは、多少は観る人のことを考えて書いたりするんだけど、今回はまったく考えずに書いてしまった。
    心のままに書きたかったからだ。
    最後まで読んでくれた人には、なんとなくありがとうと言いたい。
    そして僕はこの映画が好きだし、映画そのものが好きなんだなと思った。

  • 映画が大好きな少年トトと映写技師の老人アルフレードの物語。

    めちゃくちゃ泣いた。ラストずっと泣いた。

    トトを想うが故、アルフレードがあえて厳しい態度を取ったり
    泣ける。
    映画好きなら本当に心が震えると思う。

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