ファニーゲーム [DVD]

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監督 : ミヒャエル・ハネケ 
出演 : スザンヌ・ローター  ウルリヒ・ミューエ  フランク・ギーリンク  アルノ・フリッシュ 
  • アミューズソフトエンタテインメント (2009年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427643901

ファニーゲーム [DVD]の感想・レビュー・書評

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  •  「善悪の彼岸」「虚無への供物('64)」 

    '01年日本公開。拙レビュー『七つの大罪』で「第八の大罪」を突きつけられた時、本作が想起した繋がりで…(笑)
    当時 カンヌ 映画祭出品時、物議を醸した作品だっただけに『ホーリー・マウンテン』や『銀河』の様に待ち侘びていた、かと謂うとそうでも無く『アンダルシアの犬('28)』を観る前の気分に近いものだったっけ。_ _)。oO
    シネ・アミューズだったっけ。

    ・・・
    ──「卵を分けていただけませんか…?」の一言に『エンゼル・ハート』が過ぎり…

     『  』 シーン を描かない シーン は、想像(第八の大罪)に対する…今日まで記憶して来た ノン・フィクション,フィクション の『  』の フラッシュ・バック が宛ら「不確定性原理」か「シュレディンガー の猫」の爪を黒板に突き立て引掻き描かれ、暴虐の限りを尽くす!
     傍観者(観察(賞)者)もろ共「蓋然性」の”破れ”などと謂う生易しいものでは無い”破壊”が襲い・・・
    スクリーン の彼岸へ裏返って行き場を失い叩き落とされた「自己幻想」に カタルシス を許さぬ徹頭徹尾振りヾ​(​≧​ε​≦​)​ノ​彡 キビシィ〜!

    ──『セブン』で想起した、汝の為すべきことをなせ。(ヨハネ による福音書13章27節)と Somerset の「​世​界​は​素​晴​ら​し​い​、​戦​う​価​値​が​あ​る​──。」が過ぎるが・・
    ボート に乗った二人へ『アギーレ 神の怒り』の筏の乗員の末路が訪れます様に・・・呪詛するのが精一杯。_ _)。oO
    ・・・

    鑑賞後、『ホーリー・マウンテン』 レベル の疲労感のせいか、審査委員 ヴィム・ヴェンダース や批評家が途中退席した話が呼び覚まされ無性に腹が立ち失望したっけ、観客が席を立つのは構わないが…。(´_ゝ`)ゞ ザンネン!

    紛れも無い「傑作」見事な「引き算」の手際は『去年マリエンバートで』に次ぐのでは!?と──。

    これぞ正しく Nietzsche の「善悪の彼岸(1886)」!
    『バートン・フィンク』の「おれを見ろ精神の生命をみせてやる!」とミヒャエル・ハネケが仁王立ち、只管、平伏するしかなかったっけ 。m(_\_)m
    Goethe の「現象の裏にあるものを捜してはならない。現象はそれら自体がレッスンとなっているのだから。」(訳・伊腰典夫 氏)が『バートン・フィンク』以来再び過ぎった。φ(​ー​。​ー​)​y​―​~​~
    閑話休題、失念してましたが…
    「本作」や『ホーリー・マウンテン』『田園に死す('74)』etc...で採られた手法は、日本探偵小説史上・三大奇(異端?)書の一つ中井英夫「虚無への供物('64)」を彷彿させました。m(_\_)m

    『白いリボン('09)』に続き カンヌ 映画祭 パルムドール を二作連続受賞、第85回 アカデミー 外国語映画賞受賞──『愛、アムール('12)』 ジャン=ルイ・トランティニャン,イザベル・ユベール と
    朝日新聞'13/ 3/15朝刊・「ひと」欄 エマニュエル・リヴァ ──『二十四時間の情事(ヒロシマ・モナムール)('58)』の撮影の合間に、広島の街と人を自分で撮影した写真集「HIROSHIMA 1958('08)」 インタヴュー に寄せて…

  • 続きが見たいんでしょう、もっと残忍なのがいいんでしょう、ほうらこっちの方が楽しいでしょう?と問いかけ続けられて、最後まで見た人全員共犯だよなぁ。あなたもわたしも生卵!

  • 酷い作品....

    描写が残酷だとか鬱になりそうなストーリーだとかそういう問題ではありません。

    異常に長いワンカットや現実か虚構はわからなくなる物語性。
    殺人シーンは写さないがあっさりと理不尽に殺されていく登場人物達。
    強制的に裸にされるシーンは首から上しか写さないのに、その後の着替えのシーンではわざと透けているブラをつけていて胸が露わになったりする。
    そして視聴者に「こんな映画を喜んで見ているお前らもこっちがわだぜ」と言わんばかりに話しかけてくる犯人。

    「視聴者の想像している描写の裏をかく。そして映画の上映中にそんな映画を選んで見ている自分を自覚させる。」ということを狙った作品。

    が、それがどうした。
    結局は映画自体は何も中身のない空っぽなどうしようもない作品でしかありません。

    ただただ気分が悪くなるだけの無駄な時間を使ってしまいました。
    (不快にさせることのみが制作者の狙いであったならそれは成功していますが)

    ここ数年見た作品の中で最悪なもののひとつです。

  • これまでの人生で、絶対に忘れない映画は「12人の怒れる男」と「情婦」、そしてこの「ファニーゲーム」。この作品と他2作が決定的に違うのは、「絶対、人に薦めません!」というただ1点。

    家族3人避暑地でまったりしてたら知らない少年2人が卵を借りに来て、親切にも貸してやったのに落っことしてダメにしやがったしかも何回もコノヤロー!と叩いたら、逆にひどい暴力を受けました、という話。

    描かれているのは暴力ですが、暴力描写はほとんどありません。なので暴力描写が苦手な人も安心! でも、見ないで。

    観賞後に残るのは、「不快」。ただ、これ。



    ……妻と一緒に見てしばらく経った後、この映画について改めて話したときの妻のひと言。「二度とその映画のことを口にしないで」。

    そんなほのぼのとした映画。☆5つ以外考えられません。

  • おお、これがファニーゲームか。
    不愉快極まりないという噂を耳にしていたので
    今まで怖くて見なかったこの映画。
    勇気を振り絞って見てみました。

    監督が披露した暴力の姿。

    それはオープニングの平穏なクラッシク音楽を
    突然さえぎるメタルのように。
    それは慇懃無礼に、まとわりつく静電気のように
    ささいな卵を貸せという口実とともに訪れるかもしれない
    一番守りたいものをまず壊されてしまうこともある
    意を決して助けを求めた、たまたまの車に犯人がいることだってある
    意を決した反撃を「巻き戻されて」無いものにされてしまうかのような
    無慈悲な展開だってある

    そしてついには救いの手は差し伸べられない。

    暴力に理由など不要。
    ただ理不尽極まりないもの。

    この映画を観て誰しも感じる不快な思い。
    この感情を抱かせることこそ監督の意。

    見事。


    -------------------------
    リメイクされたのがアメリカというところに
    監督の更なる意図がうかがえる。
    ハリウッドでは暴力をエンターテイメントとして描く。
    そんな国でこそこの暴力とはいかに不快なものかを
    感じて欲しかったのでしょう。

  • 頭の悪いクソメタ映画。アンチ暴力映画かな。作中の胸糞悪い2人組は私たち、映画の観客の投影に他ならず、私たちの暴力への欲望のみを理由に、次々に殺人を犯していく。(作品終了後も、私たちが暴力映画を見続けるがごとく、同じ殺人を重ねていく。) にも関わらず、各シーンにおいては、私たちを嘲笑うかのごとく欲望を回避してもいる。暴力シーンが直接には写されない、殺害される家族の母親が脱がされるシーンも直接は写されず、にも関わらず、逃走を試みる前の緊張感が一時緩んだ、全く観客が望んでいない場面で弛んだ体を披露するなど、もっと露骨なものとして、2人組に一矢報いた直後にリモコンで時間を戻してしまうなどしている。2人組の1人がカメラへの目配せを行ったり、スプラッタな場面にぴったりのCDを自らかけたりと下品なまでに露骨なメタ要素。やはり、単純なメタ映画は構造があって、それでお終いとなってしまうので非常につまらない。

  • 生々しい暴力、理不尽な展開には一切救いがない。
    犯人が観客に語りかけるシーンやリモコンで巻き戻す演出は面白かったけど、もう二度と見ない。胸糞悪くなります。

  • 観客が参加するという革新的な映画であり、内容としてもぶっ飛んでいて評判通りの(嫌な)満足感でいっぱい。
    不快ではあるけど、ハラハラしたり、ドキドキしたりと惹きつけるものはすごい。
    申し訳ないけど人には勧められない。。。

  • 彼ら犯人たちは、
    私達が観ているから、このゲームを続ける。
    そう言いたげに、たまにカメラ目線でこっちを観る。
    それが最高に怖い。
    最後まで観たということは、彼らのゲームに、つまり殺人に加担したということになる。
    暴力は悪だ、殺人は悪だ、などと言いながら、この一家が死んでいくのを興味本意で見届けている私達も、悪だ。
    そういう意味で、後味の悪い作品なんだと思う。

    役者たちの演技が素晴らしい。
    特に母親は、演技とは思えないほどの迫力。
    とにかく、卵をくれという隣人には出くわしたくない。

  • 胸糞悪い、こんなに腹の立つ映画は初めてでした。
    監督は、憤慨させる為にこの映画を作ったらしいですが、それに関しては大当たりです。
    はらわたが煮え繰り返るくらい憤慨しました。
    暴力へのアンチテーゼとして作られた映画だそうです。
    はー、胸糞悪かった。

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