三文ゴシップ

アーティスト : 椎名林檎 
  • Universal Music (2009年6月23日発売)
4.04
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4988006220423

感想・レビュー・書評

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  •  椎名林檎が出ていたガムのテレビCMを見て、「キレイだなあ」と思った。これまでの彼女は「美人なのかブスなのか判断つかない」(失礼!)印象があったが、最近ははっきりと美人に見える。それにセクシー。本作のアートワークも、じつに色っぽい。

     さて、このアルバム、久方ぶりのソロ名義作品だが、東京事変との違いはよくわからない。オープニングの「流行」など、事変の『大人(アダルト)』に入っていても違和感がないだろうし。
     しいていえば、事変のほうが一貫してバンド・サウンドを追求しているのに対し、ソロは昭和歌謡路線の曲やジャズっぽい曲、エレクトロニカっぽい曲があったりして、バラエティに富んでいる点が違いか。しかも、いろんな曲が入っているのに、全体には不思議なほどの統一感がある。

     椎名林檎風エレクトロニカといもうべき「0地点から」という曲が、すごく気に入った。これは、たしかに東京事変ではできない曲だ。『勝訴ストリップ』所収の傑作「浴室」を彷彿とさせるところもある。

     衝撃のデビューアルバム『無罪モラトリアム』から10年以上を経て、椎名林檎も(よい意味で)大人になったなあ、という印象。オルタナっぽい荒々しさは薄れて、どの曲もすこぶる洗練されているのだ。
     どこへ向かうかわからないような初期衝動のエネルギーは消え、細部まで完璧にコントロールされたゴージャスなロック・エンタテインメントになった感じ。

     その変化を象徴するのが、アルバムのラストを飾る「丸の内サディスティック」の大人っぽい「EXPOヴァージョン」。原曲はもちろん『無罪モラトリアム』所収。個人的には椎名林檎でいちばん好きな曲だが、がらりと雰囲気が変わった今回のヴァージョンも大いに気に入った。

     椎名林檎の才能はいまだ涸れていない。『無罪モラトリアム』と並ぶ代表作になり得るアルバムだと思った。

  •  今までのアルバムの中で一番すきかもー♪「凡才肌」は林檎の心の叫びっぽくて、彼女に平謝りしたくなる(笑)いや、天才じゃない人はそんなことを感じないだろうし感じる機会すら与えられないと思うのですが。。。その他、「密偵物語」「都合のいい身体」「マヤカシ優男」が特に好きです。ラストの林檎博バージョンの丸の内もかっこよすぎ。

  • 久々の林檎アルバム。

    30代になって、やっと、
    かわいこちゃん扱いされずに、本気の自分で勝負が出来て、
    清々しつつ、頑張らなきゃなと思う。
    ロックな生き方が通用するのは20代までで、
    本当なら、20代のうちに死なないといけないんだけど。

    そのままの自分で、素直に、まげて見られずに、
    勝負がしたい。


    と、おっしゃっていました。ご本人。
    好みが分かれるくらい、生き様がはっきりしてる人のほうが、好き。

  • MM2009/07 9P

  • 5月27日発売のニューシングル『ありあまる富』のリリースに続き、待望のニューアルバム『三文ゴシップ』を6月24日に発売!椎名林檎ソロ名義としては約6年ぶり、全曲椎名林檎作曲のフル・オリジナル・アルバムとなる今作は、個性豊かな音楽家たちと多数共演。斎藤ネコ、服部隆之、SOIL&”PIMP”SESSIONS、J.A.M、池田貴史、中山信彦、名越由貴夫、coba、ヒイズミマサユ機、浮雲といった豪華な面々。配信のみでリリースされた「カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.」や新録の「丸の内サディスティック (EXPO Ver.)」を含む全14曲を収録。

  • 流行、余興が好きです。
    このアルバムは通しで聴くと少し疲れます。少し休ませて欲しくなる。
    何が悪いというわけではないのですが、あまりピンとこなかったアルバム。

  • 初期から歌い方が変わったのがはっきり分かるアルバムだから、あまり好きじゃない

  • 一番好きなのは『都合のいい身体』
    やっぱり斉藤ネコさんなんだなあ。

  • 久々に聴いた。
    流行と、丸の内サディスティックが堪らなく好き。

  • 久々にいいなと思った椎名林檎
    聴くと自分に勢いが出る
    中学・高校時代によく聴いていた彼女の「痛々しく切実」な世界観からするりと自然に音楽生が変化している気がする
    余興からの 丸の内サディスティックの流れは最高☆

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