オルカ [DVD]

監督 : マイケル・アンダーソン 
出演 : リチャード・ハリス  シャーロット・ランプリング  ウィル・サンプソン  ボー・デレク  ロバート・キャラダイン  キーナン・ウィン  ピーター・ホーテン  スコット・ウォーカー 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.11
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本棚登録 : 44
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102655839

感想・レビュー・書評

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  • 家族を殺した人間にシャチが復讐する。「ジョーズ4」もそんな話でしたが、やはりこんな馬鹿げた設定は受け入れられません。リチャード・ハリス主演というだけで贔屓目で見てしまう私でも、これはダメ。だいいちシャチはサメに比べて見た目がかわいいから怖くないのよ。

    もっとも、唯一アガったのはクライマックスの北極のシーン。あのロケーションは良かった。でもその直後の予想外の結末に唖然。そうきたか。

    結局、本作は「シャチと戦う男」を描いた映画ではなく、「男と戦うシャチ」を描いた映画なんだと納得するしかありません。

  • シャーロット・ランプリングが出ているので見る。ランプリングは海洋学者役。公開時31歳、若い。目の大きさと青さが際立つ。

    水族館に売るためシャチを生け捕りにしようとした漁師のノーラン。シャチは知能が高く雌雄の結びつきが高いという研究をしているレイチェル。ノーランは雄を生け捕りにしようと思うが誤って妊娠中のメスを捕獲してしまう。残されたオスは復讐を誓う! シャチの映像、まるで演技しているよう。どうやってとったのだろう。前半は残されたオスがノーランたちを襲う様がけっこうスリル満点。しかし後半、氷山に囲まれる状況がなにか失速。ノーランはアイルランド出身でカナダのニューファンドランド沖で漁をしている設定。だからすぐ氷山の海につながるのか。

    ノーラン役のリチャード・ハリスがいい。雰囲気がちょっとテレンス・スタンプに似ているかも。



    1977アメリカ、イタリア
    2021.4.10BSTBS

  • 「ジョーズ」「老人と海」などを彷彿とさせる海洋パニック作品となっています。ラストは定番の食い殺すのではなく、尾ひれを使ったアクロバティックな攻撃が見られます。にしても、シャチの脳みその大きさに驚かされました。

    『オルカ』(Orca)は、1977年のマイケル・アンダーソン監督によるアメリカ・イタリア合作のパニック映画。1975年の映画『ジョーズ』の大ヒット後、その影響で多数製作された動物パニック映画の一本にあたる。日本においては、「マリーン・サイエンス」または「Scientific・Panic・Adventure・Cinemaの頭文字を取った“スパック(SPAC)・ロマン”というカテゴリーの映画」との触れ込みで公開された。シャチを「本能で行動する獰猛な野生動物」ではなく「高い知能を持ち、家族愛から復讐する」と設定するなど、他の動物パニック映画とは趣が異なる。製作は『キングコング』(1976)で知られるディノ・デ・ラウレンティス。脚本はルチアーノ・ヴィンチェンツォーニが海洋学者の弟の助言を参考に書き上げた。
    1200万ドル強と1年2ヶ月を費やして制作され、酒豪であるリチャード・ハリスは禁酒して撮影に臨んだ。
    タイトルの『オルカ』はシャチの学名であるOrcinus orcaから取られている。
    日本では同時期に公開された『カプリコン・1』と共に東宝東和創立50周年記念作品として上映されている。

    ストーリー:
    カナダ・ニューファンドランドの漁師ノーランは、水族館へ売るためにオスのオルカ(シャチ)を生け捕りにしようとするが、誤って隣にいたメスのオルカに銛を撃ってしまい妊娠している子供もろとも死なせてしまう。
    妻子を失ったオスのオルカは、ノーランの仲間や港の設備を襲う。交通事故で妻子を亡くした経験を持ち、オルカへの同情を禁じ得ないノーランだが、オルカの復讐による被害は漁村全体に及び、苦悩しながらも避けることの出来ない対決のため氷海へ船を走らせる。(ウィキペディア)

  • 確か小学生の頃に観た記憶があった。

    TVでシャチの報道を観てレンタルしてみた。

    映像はショボいが内容は濃い。

    音楽が御大モリコーネだったとは!!!

    ただ、現代のスピード感は皆無・・・。

  • 最強の海洋生物にして呪いの生き物であり精霊のような存在でもあるシャチの恐怖。マジ最強。
    ジョーズのような明快なパニックではなく、オーメンのような怨みの怖さがあり、これってむしろリングとかのジャパニーズホラーに近いんじゃないかと思えてくる中盤からの展開が怖い。
    シャーロット・ランプリング美しい!

  • ■タイトル

    タイトル:オルカ

    ■概要

    地上最強の動物・オルカ対人間の巨大なドラマが始まった!
    「ジョーズ」と並ぶ海洋動物パニック・アクション大作、待望の初DVD化!!
    (From amazon)

    ■感想

    ジョーズの二番煎じみたいに言われている映画みたいですが、これ、ジョーズ
    と全く違います。
    パニックではなく、人間ドラマというか、シャチの復讐劇です。

    ある村で船長をしている主人公が、金儲けのためシャチを捕獲しようと
    しますが、その時、間違えてメスのシャチを捕縛してしまい、そのシャチ
    を殺してしまいます。(このシャチのお腹には子供がいるというおまけつき。)
    シャチは「頭のいい動物」として描かれ、残ったオスのシャチがこの船長
    に復讐をしていくというストーリーです。

    まず、人間ドラマも結構入れているくせに、主人公に全く魅力が
    無い。これ致命的。ヒロインは、この男のどこに惹かれたのか・・・・
    全く意味不明。
    その他の人物も全員、死ぬために出演している感じで、非常に人間性
    は浅いです。
    原住民なんて、何もしないで最後にいきなり氷山で死んだからね。

    このシャチは、頭がいいので、船長本人ではなく、港に来て他の魚
    を追っ払ったり、他の船を壊したり、あげくは、オイルの管を壊して
    村を半壊させます。これには、笑いました。あ、あと、家も壊します。
    もうね、頭良すぎて、無敵なんです。
    陸に上がらなくても、村に迷惑をかけて、船長を海に引っ張り出すと
    いう戦略を着々と実行していきますから。

    終盤も、シュールです。
    主人公たちはシャチとの戦いに赴くのですが、なぜか、シャチの後
    をひたすらつけていきます。
    シャチを打ち殺せば済む話なのに、全くそのそぶりを見せません。
    で、その間に、どんどん船員は死んでいきます。(無駄死にです。)
    で、最後に、氷海に到着し戦う時には、銃を発砲しまくります。
    最初から発砲しとけよ!!
    まじで意味不明。
    最後は、アホな主人公が殺されるのですが、殺され方が画期的。
    食べられるのではなく、咥えられて氷山に叩きつけられて死に
    ますから。
    で、シャチはそのまま去っていきます。

    パニック映画では無いですが、突っ込みながらみたので、それなり
    に楽しめました。

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    「シャチ、つえー」
    この言葉が映画の途中で頭の中に流れる事請け合いです。

  • 「ジョーズ」のようなパニック映画だろうと思っていたらまったく違って、これは一種の復讐譚なのである。それも復讐するのはシャチのほうで、人間は復讐される側になるのだ。このシャチの怨念の深さはちょっとぞっとするくらいで、私は「モンテクリスト伯」なんかを連想しました。

  • 色々とつっこみたくなるようなB級くささはあるけれど、もの悲しいオルカの鳴き声と、エンニオ・モリコーネの音楽が印象に残った映画でした。
    動物パニックだとか家族愛とか事前に聞いていたけれど、観終わった感想としては復讐劇というのが一番ぴんとくる表現かと。
    家族を奪われ復讐せずにはいられないシャチ、その復讐心を誰よりも理解せずにはいられないノーマン。
    憎悪・怒り・恐怖というスリルよりも、美しいけれど深い業を抱かせる愛憎に対する哀愁がメインテーマかなぁと思いました。

  • 昔からその名前は耳にしていたオルカ。
    ツタヤの発掘良品で見かけたので初めて見てみる。
    歴史に残る名作とは言わないけれど味わいのある
    いい映画だと思います。

    当時一斉を風靡したジョーズ・フォロアーな作品とおもいきや
    それとはちょっと違って視覚よりも精神的に追い込む。
    やった、やられたというだけではない
    シャチと人間の攻防がなんとも切ない。

    あえて吹き替えで見る。
    30年以上前の当時の声優の吹替えが
    何とも日曜洋画劇場っぽくて
    この映画にはあっている気がした。

  • シャチかっけーなー。
    最後は地味な殺し方だったけど。

    ストーリー
    妻と子供を人間に無惨にも殺された地上最強の動物・オルカの復讐劇を描いた海洋動物パニック・アクション!リチャード・ハリス、シャーロット・ランプリング、ウィル・サンプソンほか出演。

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