ブロークバック・マウンテン [DVD]

監督 : アン・リー 
出演 : ヒース・レジャー  ジェイク・ギレンホール  アン・ハサウェイ  ミシェル・ウィリアムズ 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.79
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感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102687434

感想・レビュー・書評

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  • 惹かれたのが同性だっただけ。

    美しい自然と動物をバックにすると、同性だからと愛を押し殺す人間が不思議に感じた。

    自分たちにはブロークバックマウンテンしかないと言ったジャック。
    ジャックに永遠に会えなくなって初めて素直に愛を誓うイニスが辛い。
    その誓いも二人だけの秘密というのがまた、ね。

  • 昨年、ライフオブパイがアカデミー賞を獲得したアン・リー監督。
    その初観賞とする作品としてこの作品を選んだ。

    杓子定規に言ってしまえば「ある同性の愛の形」が描かれていたとなるのだろう。
    ただ、この作品はホモセクシャルを真面目に描きました・・・じゃ言葉足らずで
    惹かれあうふたりの人間、それがたまたま同性だったことで生じた悲哀。
    自分の業の深さに耐え、表現として誠に矛盾するのだが
    肉体関係はあってもプラトニックな愛のカタチという気がする。
    それが心に響く作品となったのではないだろうか。

    ここでは同性の愛の定義が性の倒錯ではなく
    友情を通わせ、更に深い心の奥底まで通い合うふたりだと
    その先にある世界・・・なのだと。

    主人公の二人の男性が互いに妻を持ち、子供をもうけて
    あたりまえの幸せを求めつつも
    開花させてしまった友情の先のステージで
    深く心を通わせ、性別を超え、異性以上の存在として
    認識してしまった愛情のカタチ…。

    それにしてもジャックと夫イニスがキスをしているのを見てしまった奥さん。
    彼女の衝撃といったら無かっただろう。
    言うにいえない、でも心に推しとどめておく何てことも到底無理。
    子供を抱え、最愛の夫のまさかの姿を垣間見たアルマ。
    ・・・胸が痛む。


    基本的に彼らの気持ちを理解することは出来る。
    割としっかり理解できると感じたことが少々怖い気もしたが
    もちろんそれは頭の中では、ですがね。

    見ているときから、見終わった今でも
    何か心に重たい空気が立ちこめた感じが続いている。
    心を持ってしまった生き物の悲しいカルマなのだろうか。

    アンリー監督の豪腕を見た気がした。
    描き方のさじ加減ひとつで下世話なものにもなってしまうだろうに
    人間のどうしようもない心の叫びとして描かれているのには感動しました。

    主人公のヒース・レジャーのこの後の栄光と悲痛な最後を知りつつ見たので
    より胸に迫るものがあった。

  • なんだよ…シャツのくだり…切ないじゃないか…(´;ω;`)
    ああしていたジャックの想いやら、「もっと一緒にいればよかった」「恐れずに二人で牧場をやればよかった」とかきっと後悔してしまっただろうインスの想いやら、悲しみと後悔が入り混じった感情って涙腺に来る。
    俗的な現実社会にうんざりしていたことを抜きにしても、あの山でのひと時は永遠だったんだねぇ…

    あと、
    羊さんたちのおしりが超キュート。
    ジャックさんの視線のエロさ半端ない。
    若い時から40まで、役者に違和感なく見れたのがすごい。

  • シンガポールで級友と一緒に観に行ったのはいいけど、英語がすごい訛ってて、何喋ってるか分からず、中国語字幕を必死で読んでた。しかもすごい可哀想なラストで凹んだ気が。

  • 最高オブ最高!
    でも切ない…

  • ブロークバックマウンテンという山の懐で羊を守る仕事を共にするうち、同性どうしながら、友情以上の感情が芽生える2人。季節労働の羊の仕事を終え、それぞれの人生を歩みながら、数年後に再会する。1人の人に出会った事で、人生がどう動いていくのかを描いている。

  • トントン拍子というか、コマ送り的な展開すぎるのが少し残念ではあるものの、ストーリーは悪くないのでは。

  • 【あらすじ】
    ブロークバック山の羊放牧季節労働者として出会った20歳のイニス(炊事担当)とジャック(見張り担当)。イニスは婚約者がいるが、幼い頃から現在まで貧しく口数も少ない。一方ジャックは同じく辛い過去を持ち貧しいが明るくイニスに話しかける。過酷な大自然で労働に励むうち、ジャックが豆缶詰に飽きたと言えばイニスが密かに別の食料を頼んだり、ジャックが見張りがきつくなったと言えばイニスが代わってやったりと地味な交流を深め口数も増え、ある日つい致してしまう。それは保守的な時代・場所で許されない罪だった。

    【以下ネタばれあらすじ】
    目撃した牧場主は2人を解雇→各々の人生へ。数年後、ジャックが手紙を出し、年に数回の逢瀬復活→嫁に目撃されイニスは離縁されたが逢瀬は20年にも及んだ。一緒に牧場をと誘われるが、幼い頃惨殺されたゲイの男を見たイニスにとっては耐え難い罪に踏み切れない。ある日イニスが出した手紙が相手死亡のため戻ってくる。事故死ということだがイニスは殺されたのだと推定。ジャック実家にはあの山で失くした自分のシャツが大事にしてあった。イニスは娘の結婚を期に、自分の罪、そしてジャックと向き合う決意をする。

    観ているときはそうでもなかったのですが後からじわじわと考えさせられる話でした。時代や環境、そして無学で貧しい故に「男らしくあらねば」とする主人公が悲しすぎる。

    そんな悲しいときは素顔のジェイク酔っ払い画像を見ると不思議とハッピーに!
    http://abcdane.net/archives/200603/jake_bakagazou.html

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

  • ゲイの映画。苦しい。苦しい。苦しい。美しい。
    ダークナイトでジョーカーを怪演したヒース・レジャーが真逆の朴訥な青年を演じている点にも注目。

  • 二人がすれ違い続けたのは、同性だからじゃない。
    変にセンセーショナルにせず、淡々と愛を描いていたのが良かった。

  • ゲイ映画。

    いや、この言葉だけでは片付けられない作品。


    大自然の中で、愛し合う二人。
    世界がそれを許しても、人間界はそれを許さない。


    人は愛しあうことをやめられないのだ。

  • B○のNH○の大自然特集かよってくらいめっちゃ自然綺麗。
    セリフも少なくて、静かな印象。夜中に見てたから気持ち良くて何遍寝そうになったやら…。

    話は完全にホモ鬱になる。
    ハンガーにシャツ引っかかってるだけでへこむ。
    どっちも大人だったから、こうなったけどもっと若い内にお互いと自分自身を認めてあげられてたらなあとか考え続けやはりやっぱへこむ。

  • 同性愛が受け入れられることのない時代。ブロークバックマウンテンだけが、いつも2人を見守っていた。

  • 2005年134分アメリカ

  • じんわり余韻を残す不思議な同性愛映画。
    羊と大自然の映像が美しい。ただ同性愛のストーリーは好きじゃないなぁ。

  • 同性愛モノ。何年頃の話だったか忘れたけど、まだまだ同性愛差別が激しかった頃の話。

    ある山でワンシーズンだけ一緒に働いた二人の男が、恋に落ちる。
    片方には既に妻がいて、山を離れてからはそのうちもう片方の男にも妻が出来た。
    けれど二人の間では山のことは忘れられない想い出で、何度も会瀬を重ねる。体裁があって、世間の目があって、色んなしがらみがあって、どんなに愛し合ってても二人は一緒にはなれない。

    最後のシャツのシーン、うるっときた。それはなんというか、自分の場合、感動というよりは悲しかったのかもしれないです。


    あと歌がね…最後のスタッフロールの時の歌がね…切なくて…
    友達からの恋愛感情ってつらいもんがあるよなぁ、とそこに妙な感情移入をしてしまいました。それにしても奥さん不憫。でもどうしようもないよ。

  • 「はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった—」


    1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。
    羊の放牧管理の季節労働者としてやってきた20歳の青年イニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は、共に仕事をしているうち、テントの中で肉体関係を持ってしまう。彼らはお互いの情熱的な愛を抑えることができなかった。
    しかし労働を終えた彼らは帰郷し、イニスは許嫁のアルマ(ミシェル・ウィリアムズ)と結婚。ジャックもロデオ・クイーンのラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚。お互い子供も生まれて家庭を築く。
    だが4年後、2人は再会。
    熱くキスする彼らをアルマが目撃して衝撃を受ける。
    イニスとジャックは思い出のブロークバック・マウンテンに出向き、年に数回だけここで会うことを誓い合った。
    75年、イニスとアルマが離婚。
    その3年後、イニスはウエイトレスのキャシー(リンダ・カーデリーニ)と付き合い始めるが、長くは続かなかった。
    そして81年、めったに逢えない関係に苛立ちを抱えていたイニスとジャックは、ついにケンカ別れをしてしまう。
    82年、イニスのもとにジャックの死亡の報せが届く。イニスはジャックの生家を訪ね、彼の両親に面会した。
    まもなく、イニスの住むトレーラーハウスに、19歳になった娘のアルマJr.(ケイト・マーラ)が訪ねてくる。自分の結婚を報告する娘を送り出したあと、イニスはジャックが着ていたシャツを撫でながら、永遠の愛を誓うのだった。

  • 見終わった後の、切ない感覚が忘れがたい。
    良い映画を見たなという感じ。
    普遍的な愛の話なんだなと、話が進めば進むほど感じられてきて、最後のシャツのシーンが印象的だった。

  • 眈々と話が進んでいく、愛情物語。
    ただ、妻の立場としては「やってられない」ってところだな。

  • 情熱的で感情的で、駄目だと思って離れるのにお互いいつまでも山で過ごした日々を忘れられず…純粋に恋っていいもんだなと思わされる、同性愛モノですが

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