姑獲鳥の夏 [DVD]

監督 : 実相寺昭雄 
出演 : 堤真一  永瀬正敏  阿部寛  宮迫博之  原田知世  田中麗奈  いしだあゆみ 
  • ジェネオン エンタテインメント
2.77
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本棚登録 : 167
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102687632

感想・レビュー・書評

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  • 暗くて湿っぽい

  • 昭和の懐かしい空気が漂う映画。このレトロ感たまらなく好み。

  • 劇場公開時に鑑賞。

    やはり映像化は厳しかったか。
    京極堂が嵌らないと、成り立たないのが良く判る。

  • [魍魎の匣]を先に見たのでウーン……というかんじ。でも京極堂が沢山見れて満足。

  • 原作が面白かったので当時映画は敢えて観なかったな。実相寺なのに。阿保だった。まあ観たとしてもおそらく腐してた気がする、阿保だから。でも歳取った今観るとなかなか味わい深いものがありましたよ。演劇的な演出も妖しい雰囲気やペダンチックにケムにマク世界観にあっていたような気がしたし、池辺晋一郎のテルミンを使用した劇伴も良かった(確認したらオンド・マルトノ、でした)。キャスティングは絶妙にバッチリだと思ったし。榎木津の阿部寛とか堤真一とか。内容の駆け足過ぎる部分はしょうがないのでいいとしてもこんな話でしたか。すっかり忘れてた。小説と映画はまったくの別物だし忠実に描く必要はまったくないと思っているのですが、長編の脚本化には余程の力量と実力がないといけないのでやはり短編を映画化するようにしたほうがいいと思いますですよ。それに姑獲鳥はアクマでモチーフなのでそれを女の人にメイクさせて実際のイメージ映像で見せるとか、絵をひっきりなしに見せつけてくるとか、「姑獲鳥の夏だ」とかモノローグで言わせるとか、あまりにダサい。タイトルやその意味を劇中で登場人物に言わせるほどダサいものはないと思っている身としてはキツいっす。あとすぐ原作者を内輪のご褒美のように出演させるのもダサいしくだらない慣習だからやめましょう。さりげなく一場面、じゃないのがプロデューサーとか制作陣のこれ見よがしで幼稚な誇示にしか見えないのでシラけるばかりです。上手いとか下手とかは関係なく。原作者の意向なのかどうかは知ったこっちゃないですが。などなどありますが、全体に意欲的で建物や部屋の美術小道具も立派で見応えがありました。ただあの坂道だけはどこかロケででも見つけられなかったものかとちょっと残念。

  • 観終えて最初に感じた事はよく分からん映画だった。そこで解説なり他の方のレビューをみた。きびしめの評価が多くみられた。原作が映像化しにくいというのもあったが確かにその通りかもしれない。京極ファンからすると物足りなさと別物と感じたのではないだろうか。

    私は原作を知らなかったのが、この映画を観て原作を読んでみようという気にはならない。解説・レビューを見て改めて映画を観直す。もう少し色々と分かって楽しめる気もするが、それをないだろう。

  • ネタバレありにしないと語れない。長くなるぞ。


    視聴前、(主に榎木津の)配役や、あの長さを二時間で纏められるのかということに不安を隠しきれなかったのですが、半分当たり、半分外れました。

    まず、配役は意外なことに「これはこれで」と思いました。女性陣は可也イメージに近かった。あと、恵俊彰さん完璧。榎さんはもうええ声ハンサムで、所々榎さんらしからぬ行動があったことが気にはなったけど、阿部さんへの違和感は途中から大分払拭された。木場は、四角さと頑強さと鋭さが足りない、と言ったら取りつく島も無いけど、実は神経質で繊細なんだって感じのする乱暴刑事、としてはアリだったかな。関口の小猿感と挙動不審さと不安定で言葉が出ない感じはイメージに結構近かった。京極堂は声も雰囲気もイイけど、不健康さが足りないよね。幽霊らしさが弱い。

    堤真一と豊川悦司が脳内ええ声俳優ベスト2なので、堤さん声の京極は嬉しかったが、不健康で怪しくて不機嫌な感じはトヨエツのがしっくりきそう。
    ともあれ、かなりいい感じ。

    映像の演劇的な表現も、私は嫌いじゃなかった。スポットや背景の色なんか、あの妖しい世界に合ってる気がしたし。舞台セットはかなり素敵だった。

    となると、やっぱり脚本が残念、と言うより無理がある。結局、原作既読者向けを脱してない映画という感じ。

    最初の語りでもっと関口は揺すぶられないといけない。榎木津があの場面でヘタレるのは変。死体登場は演出過多で「屍体が生まれた」という印象にならない。涼子の入れ替わりが判然しない。
    そして何より、私が一番好きな、陰陽師が担ぎ出されるシーンのワクワクが原作に全然届いてない。

    関口が壊れかけてぶれて揺れて罪悪感に耐えかねて、目眩坂を必死に駆けて…。読み直さないとなんとも言えないけど、あそこの関口は久遠寺家のためと言いながら自分のために京極堂を頼ったように読んでいた。それが映画だとなんだか涼子さんのためにの方が強く見えた。原作ほど関口はダメージを受けたり鬱になったりしてないように感じた。あの坂のシーンから屍体出産までの劇的な展開の高揚感がやっぱり足りない。
    二時間では無理だったのか…。

  • 温室に立つ原田知世に感無量

  • 原作読んでおくと物足りない。
    やっぱり短い。無理矢理まとめた感がする。
    暗すぎるし、もうちょっと魍魎の匣みたいにはっちゃけても良かったんじゃないかなー。

  • 原作未読。
    全体的な雰囲気は良かったが、話の内容がいまいち頭に入ってこなかった。
    登場人物も涼子だの梗子だのと、紛らわしくてごっちゃになる。
    そもそも性的虐待や赤子殺しなど、生理的に無理というか、不愉快。

    阿部寛はかっこよかった。

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