レスラー (ミッキー・ローク 主演) [DVD]

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感想・レビュー・書評

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  • いろいろな触れ込み(「(ヴェネチア映画祭の)作品賞と主演男優賞を与えるべきだ!」「尊敬するミッキー・ローク復活祭!」)を見て、また一プロレスファンとしても見逃せないと思い(ジェシー・ベンチュラのようなミッキー・ローク)、西宮北口のTOHOシネマズまで観に行きました。(私が観た回は40名ほどの観客だったか?!)
    同じ男として自分の半生と重なる部分も多く、主人公の意地の張り方や弱さや寂しさが痛いほど共感できました。80年代の栄光を20年ぶりに取り戻す気概に共感する人も多いと思います。プロレスリング=ショー(見世物)であることを堂々と描いていますが、体を酷使することには間違いなく、ボロボロの肉体に鞭打ってリングに立つ様は、痛すぎました。
    自分がいつ死ぬかわからない体になり、娘と再会し、自分が父として至らないことを詫びるシーンにも泣けました。家族や女性やこどもから見たらくだらない“男の見栄”を張るばかりに、家族に不愉快な思いをさせてしまうことは多々あると思う。それを詫びる気持ちがありながら、どうすればいいのかわからない悲しさ。すでにみすぼらしい自分。再びリングに立つことを選択するのは、ごく当たり前であった。それを後押ししてくれる人は、自分がずっとがんばってきた姿を見ていたレスリング・ファン以外にはいないかもしれないけれど・・・。
    “プロレス”や“自分勝手な男”が大嫌いな人や、ストリッパーを演じるマリサ・トメイのセクシー過ぎるシーンを観たくない人には、つまらない映画かもしれませんが、男ならわかる映画だと思います。

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