レッドクリフ Part II -未来への最終決戦- スタンダード・エディション [DVD]

監督 : ジョン・ウー 
出演 : トニー・レオン  金城 武  チャン・フォンイー  チャン・チェン  フー・ジュン  ヴィッキー・チャオ  中村 獅童  リン・チーリン 
  • エイベックス・ピクチャーズ (2012年5月28日発売)
3.65
  • (92)
  • (154)
  • (146)
  • (37)
  • (9)
本棚登録 : 886
感想 : 148
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988064293230

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2000隻もの軍艦を率いる曹操(チャン・フォンイー)のもと、孫権(チャン・チェン)の妹である尚香(ウィッキー・チャオ)は男装して侵入していた。曹操軍に疫病が蔓延していることを知った彼女は、その事実を伝書鳩に託して孔明(金城武)に伝える。残虐非道な曹操は、疫病で亡くなった兵士たちの死体を船に積み、連合軍のいる彼岸へと流していった。その一方、軍の士気を高めるために蹴鞠の大会も催して、そこで活躍する兵士を昇進させる。曹操の非道さに憤る周瑜(トニー・レオン)たち連合軍は憤るが、傷ついた兵士と疫病を目の当たりにした劉備(ヨウ・ホン)は撤退を決意する。それでも、孔明は周瑜とともに戦地に残った。劉備たちが4万本もの矢を持っていると知った孔明は、三日で10万本の矢を調達すると周瑜に宣言する。藁で覆った20隻の船で敵陣に侵入した孔明は、濃霧で視界不良の中、曹操軍から弓矢での一斉攻撃を受けるが、放たれた10万本もの矢をまんまと手に入れた。失態を犯してしまった曹操軍の蔡瑁と張允は、曹操によって処刑される。曹操軍の陣営の配置図を完成させた尚香が帰還した。2000隻もの戦艦に連合軍は声を失うが、周瑜はそこから勝機を見出す。その作戦を実行するためには風向きが重要だった。気象学や地理学を駆使して、周瑜は連合軍に有利な「東南の風」が吹く日を割り出した。その頃、自身が戦乱の発端とを知った周瑜の妻である小喬(リン・チーリン)は、自ら曹操のもとへと向かった。曹操と連合軍の赤壁での戦いが始まった。火弓を使って、圧倒的な戦力の曹操を連合軍は焼きつくそうとする。火を煽る東南の風にも助けられ、連合軍は勝利を収める。その戦いに、小喬は涙を流した。戦いには勝ちながらも、周瑜の胸には虚しさだけが残る。その思いは、孔明も同じだった。最大の友であった二人にも、別れを告げる時がきた。
    日本でも高い人気を誇る『三国志』を、ジョン・ウー監督が映画化した『レッドクリフ』の第2弾。前作よりドラマに厚みが増し、孔明の霧で視界不良なのを利用する奇策を用いた敵の矢を奪うなど知能戦の要素も加わり、クライマックスの赤壁の闘いでは「狼・男たちの挽歌最終章」のように周兪と趙雲が背中合わせになって無双したり、周兪たちの窮地に駆けつける劉備たちの助太刀による挟み撃ち、2000隻の船が大炎上するスペクタクルなどよりスケールの大きい合戦シーンに胸が熱くなりました。 大軍にも負けず曹操に天下太平のために挑む孫権たち豪傑や武将の生きざまと戦いに信念を持って諦めずに貫く生き方を教えてもらいました。

  • やはりスケールの大きさが桁違い。

  • NHK-BSプレミアムで放映していた『レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-(原題:赤壁2:決戰天下、英題:RED CLIFF: PART II)/2009』を観ました。

    -----story-------------
    三国志の有名なエピソードを基に、日本をはじめアジア各国で大ヒットを記録したジョン・ウー監督によるスペクタクル巨編「レッドクリフ」の後編。
    ついに迎えた歴史的大戦“赤壁の戦い”が空前のスケールで展開していく。
    出演は周瑜役にトニー・レオン、諸葛孔明役に金城武。

    80万の曹操軍をわずか5万で迎え撃つ劉備・孫権連合軍は、軍師・孔明の知略と指揮官・周瑜の活躍でどうにか撃退に成功する。
    思わぬ大敗にも依然圧倒的な勢力を誇る曹操は、2000隻の戦艦を率いて赤壁へと進軍する。
    そんな中、曹操軍には疫病が蔓延してしまうが、非情な曹操は死体を船に積み、連合軍のいる対岸へと流す。
    これにより連合軍にも疫病が拡がり、ついに劉備は自軍の兵と民のため撤退を決断する。
    ただひとり戦地に残り、周瑜とともに戦う道を選んだ孔明だったが、劉備軍が持ち帰ったことで生じた矢の不足の責めを問われてしまう。
    すると孔明は、周瑜に3日で10万本の矢を調達してみせると宣言するのだったが…。
    -----------------------

    ジョン・ウー(呉宇森)監督による中国の歴史スペクタクル映画… 中国文学の四大古典小説とされている羅貫中の『三国志演義』を基に、史実やオリジナル創作を交えた作品の後編です。

    西暦208年。天下統一を目指す曹操に対抗し、劉備は、元は敵対した孫権と連合軍を結成… 曹操は80万の兵を乗せた2000艘の大船団を率い、敵陣に向かう、、、

    孫権の妹、尚香が男装し、敵陣に潜入して情報を収集する一方、曹操は疫病で亡くなった者の遺体を小舟に乗せ、連合軍の陣地に送って疫病をはやらせようとし、恐れをなした劉備は自軍だけ撤退すると告げ、孫権のもとを去る… 孫権軍は長江に面した赤壁の地で曹操軍と決戦へ……。

    赤壁の戦いをクライマックスとした一大決戦を舞台に、強敵を前に知略を競う周瑜と諸葛亮の活躍を軸に、曹操・孫権・劉備ら各陣営の英雄、周瑜の妻・小喬や孫権の妹・尚香らヒロインそれぞれの戦いが様々に交錯して物語は展開… 前作よりも戦闘シーンの比重が増え、火攻めで火達磨になる敵味方の兵士たちの描写や、孫尚香の友の無惨な死など、戦争そのものの悲惨さを強調した描写が目立ちましたね、、、

    スペクタル作品、エンターテイメント作品として割り切って観ることができれば、それなりに愉しめる作品だと思いました… 西部劇とか、007シリーズとかのファンの方が受け入れやすいかも、リアリティのある作品を好む視聴者には荒唐無稽な作品に感じられるでしょうねー 三国志ファンの間でも賛否が割れそうな作品でしたね。


    -----staff/cast-------------
    監督:ジョン・ウー
    アクション監督:コリー・ユン
    製作:テレンス・チャン
       ジョン・ウー
    製作総指揮:ハン・サンピン
          松浦勝人
          ウー・ケボ
          千葉龍平
          チン・ウェン・ハン
          キム・ウデク
          ユ・ジョンフン
          ジョン・ウー
    脚本:ジョン・ウー
       チャン・カン
       コー・ジェン
       シン・ハーユ
    撮影:リュイ・ユエ
       チャン・リー
    美術:ティム・イップ
    衣装デザイン:ティム・イップ
    音楽:岩代太郎
    主題歌:アラン
    出演 
     トニー・レオン 周瑜
     金城武 諸葛孔明
     チャン・フォンイー 曹操
     チャン・チェン 孫権
     ヴィッキー・チャオ 尚香
     フー・ジュン 趙雲
     中村獅童(特別出演) 甘興
     リン・チーリン 小喬
     ユウ・ヨン 劉備
     ホウ・ヨン 魯粛
     バーサンジャプ 関羽
     ザン・ジンシェン 張飛
     トン・ダーウェイ 孫叔材
     ソン・ジア 驪姫
     チャン・サン 黄蓋

  • 過去に観た映画を整理していたら、2は観ていなかったことに気付いて観てみた1本。赤壁の戦いの本番。矢を調達するところや、風向きが一気に変わっていくところは原作通りで映像化されたスケールを楽しめました。戦時と平和な時間のギャップがはっきり描かれていて、こういうご時世だからこそ平和のありがたみをもっと大切にするべきだと感じました。そして、まだ国内だって問題は積み重なっていて、解決できていないことはたくさんある。そういう問題を1つ1つ、風向きや世の中の流れは見ながらだけど、周りにいる人たちとの人間関係、信頼関係も大切に進めたいと思いました。

  • とにかく見せ場が多い。十万本の槍を集めるシーンは痛快だし、そのあとの戦闘シーンも迫力十分。ラストシーンで曹操に対峙する5人の男の立ち姿のかっこよさといったら!(ここでも趙雲が活躍するからたまらない)。何気に主要キャラで唯一命を落とす中村獅童の姿も印象的。

    ひとつ気になるのが、戦争映画における女性の描き方に無理矢理感があることか、孫権の妹や周喩の妻が「女だって戦ってるのよ」と勝手な行動をとるわけですが、これがかなり不自然なんだなぁ。特に周喩の妻が曹操の元に行く必要あったか?

    「レッドクリフ Part I 」
    http://booklog.jp/users/myjmnbr/archives/1/B001P55MXE

  • part2の方が断然面白い!10万本の矢を手に入れるための諸葛孔明の秘策とは!?東南の風に泣いた曹操。80万の軍vs5万の連合軍。奢らず自然の声に耳を傾けた方に運が向いた。蹴鞠バカの死で泣いた。

  • 『赤壁 (下)』2009

    曹操の計略にかかり劉備軍と袂を分かつことになったものの、出陣を控えて士気の高まる孫権軍。夫への手紙を残し、なんと単身敵陣に赴いた小喬の消息を気にかけながらも、周瑜は冷静に準備を整えていきます。

    孫権: 仲兄,进攻的计划一定要改变
    孫権: 顾及二嫂的安危,我会派出一支奇兵
    (姉上が心配だ。兵力の一部を裂いて、)
    孫権: 绕到曹营的后方, 去营救她
    (曹操軍の背後にまわし、まずは姉上を... )
    周瑜: 不能改,我么要集力量从曹军的正面攻击
    周瑜: 绝对不能分散兵力 (兵力を裂くことはならぬ)
    魯粛: 公瑾,我们现在是孤军奋战,没有盟军的支援
    魯粛: 要想取胜可以说是微乎其微
    周瑜: 我从来没有放弃过我的梦想 (私は夢を諦めてはいない)
    魯粛: 但打仗不能只靠梦想 (夢で戦はできませぬ!)
    周瑜: 东风何时会来?
    孔明: 我又观测过了,今夜丑时,风向会转变
    孔明: 如果你还相信朋友的话, 到时候, 点灯吧
    孫権: 万一二嫂遭到不测,你还会作君子之战吗?

    一方その頃敵陣では、孫権軍を迎え撃とうというこの一大事に、曹操が鼻の下をのばして小喬にみとれています。

    曹操: 我在你们家后院见过你
    曹操: 那时候你虽然小,已经是个小美人了
    曹操: 正在学茶艺,喜欢抓蝴蝶,抓了又放
    部屋には小喬の絵姿が。何気なく曹操を振り向く小喬。その香しいばかりの美しさが妖しく絵姿に重なり、息を呑む曹操。
    小喬: 你是为了我才打这场仗的
    曹操: 你真的相信
    小喬: 我记得小时候父亲很赏识你 (父が申しておりました)
    小喬: 那时的曹操很正义,很有理想,对汉室很忠心
    小喬: 是个青年英雄 (気をよくして相好をくずす曹操)
    曹操: 要不如今怎么能当上丞相呢
    小喬: 是杀了很多人才当上丞相的
    曹操: 听说东吴的士兵病了许多
    小喬: 是
    曹操: 听说刘备跑了,他们的联盟也瓦解了
    小喬: 是
    曹操: 那周瑜凯不是很孤独 (沈黙を守る小喬)
    曹操: 他叫你来的 (で、周瑜はなんと?)
    小喬: 是我自己来的 (私の一存で参りました)
    曹操: 你来干什么?
    小喬: 请你退兵,你已经赢了,何必再打下去呢
    曹操: 不,我要让周瑜跪在我的面前投降
    降伏という言葉を聞き、身代わりになるかのように跪く小喬。
    曹操: 你这是做什么?
    小喬: 我不是为了周郎,而是为了全天下的百姓
    小喬: 求丞相停止这场战争吧
    曹操: 我要是不答应呢
    部屋に立てかけてある刀に手をかけ、喉元へ、それを止める曹操。
    曹操: 别闹,我要你看我怎么打败周瑜

    そんなわかりきったことを言いに曹操の陣営に乗り込んだのか!周瑜の気持ちはどうなる!とつっこみどころ満載ですが、まぁ肝心の曹操は骨抜きにされているようですから許してあげましょう。

    さて、丑の刻に風向きは変わりますと周瑜に宣言してしまった孔明はと申しますと、土壇場で孫権軍の応援に駆けつけた劉備軍を前に、物々しい雰囲気で立ち尽くしています。もったいぶって天を仰ぎ、タイミングを見計らって扇を一振りすると、待ちに待った季節風が!唖然とする孫権と周瑜。風向きを調べるために放った灯籠が次々に曹操の陣営へと飛んでいくなか孔明はつぶやきます。「都督, 该做的我都做了, 三分天下, 就看今朝!」

    「点火〜!」黄蓋のかけ声に、先陣をきる大型投石機の燃料が一気に燃え上がります。携えて敵陣へつっこむ孫権軍の船舶。次々に火の手の上がる陣営を見つめ、茫然自失の曹操。周瑜の「全速前进!」に本陣も動き出し、ここからの戦闘シーンはもう圧巻でした。

  • 「三国志」のクライマックス「赤壁の戦い」をここまでの大作に仕上げられたこと、羨ましい限りです。例えば、「源氏物語」や「信長」をテーマで、もっと日本を伝えたい。世界で通用する興行作品を日本でも成功させて欲しいと思いました。

  • 赤壁の戦いを観ながら思い出したのが、色彩の鮮やかさだ。曹操軍が黒を基調に対する孫権・劉備軍が赤を貴重にしている。最近の香港映画の色彩の使い方を見ていると赤と黒の2色にまとめたかったのであろうが、連合軍からそういうわけにも行かない…というよりも香港映画界の意地かとも思う。

    やはり黒と赤の戦いといえば角川映画の「天と地」が浮かんでくる川中島を対峙して上杉と武田の色彩あふれる激闘を超えるものは無いかと!日本映画もすばらしいんですよ。

    「レッドクリフ Part? 未来への最終決戦」

    この作品の配役は2転3転しても、やはりこの布陣が再強かと。

    当初は周瑜がチョウ・ユンファ、諸葛亮がとニー・レオンであった。トニー・レオンが別作品の撮影で長引き体調不良で降板して
    代役に金城武を立てたものの、今度はクランクイン初日にチョウ・ヨンファが突然降り、替わってトニー・レオンが監督に支援を申し出、再び出演を決めるという、二転三転のキャスト変更劇が展開され、衆目を集めた。

    その他出演者候補として名前が挙がった俳優に、曹操役に渡辺謙、趙雲にチョン・ウソン等がいる。

    でも、最後は病を患い死を迎える周瑜にでっぷりとしたヨンファだとこれだけの作品にはならなかったし、人気上昇中のチョン・ウソンを趙雲に迎えたところでこれ以上の連携は望めない。

    周瑜がトニー・レオンで趙雲が無間序曲のルク警視であること、そして代役というよりも金城武の価値がさらに上がった。そんな感が否めません。

    終わり方は微妙かもしれないけどさすがにこの超大作を短く抑えるにはこれが限界かとwww

    良い評価してますがそれもそのはず、トニーレオン・金城武、ヴィッキー・チャオ主演の作品の所蔵数が20本は越えているので贔屓目もあると思いますww

  • 劉備の影が薄い。周瑜と孔明が主人公?

    ラストは、曹操に「去れ」とか。あれ?斬らないの?話を盛り上げるためには、小喬も命を落とすべきであった。

    史実の制約があるので、できないことだったのか。

    アクションに特化するならもっとメリハリをつけて、頭脳戦を描くなら曹操軍の軍師も活躍させないと。

全148件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×