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感想・レビュー・書評
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ハラハラドキドキしながら大いに楽しんで最後まで読んだのだが、結末にガッカリ。
※以下ネタバレ注意!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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長々とニアとの攻防を繰り広げておいて、いざ実際に対峙するクライマックスになったと思ったら、「ツメの甘さでニアに負けました」「狂乱状態になって死にました」じゃあちょっと単純すぎやしないのか。
読者はずっとライト側に感情移入して読んでいるわけだから、せめて下記のような流れにしてほしかったと思うのだがどうだろう?
・ニアと対峙。
→ニアの戦略を明かしてライト側がやられると思わせる。
→ライト側の戦略と準備が一枚上手で助かる。
→ニア側が一歩進んだ最後の手を用意していてピンチに。
→ライトの冷静さとその場の機転が勝り、何とか勝利。敗北したニアは死ぬ。
→相沢が最後の抵抗でデスノートを使ってライトと対峙しようとする。
→頭脳で勝るライトは難なく相沢や周囲の者達を殺す(ここはあくまでもスマートな方法で)。
→世界は完全にキラのものかと皆が思ったところで、全然知的じゃない方法で松田がライトをピンチに陥れる(単純にただぶん殴るなど)。「君たちの知的ゲームなんてどうでもいい! 僕は死んでいった次長の仇をとりたいだけだ」などと叫ぶ松田。
→松田にだけ無様な姿をさらしてリュークに殺されるライト。
松田には読者の誰もが悪印象を抱いていないのだから、これならば「主人公が知的ゲームに勝利したこと」による満足感に加えて「それまで作品の絶対的価値観として君臨してきた知的ゲームという概念が最後に覆される」というパラダイムシフトの爽快感が味わえていいと思うのだ。
あと、Lが死んだのは壮大なギミックで最終巻で最後の最後にまた登場してライトをやっつけて終わるのだと思っていたので残念。そもそも、死神にLを殺させるというやり方も、デスノートを使った頭脳戦の結末としては決してスマートとは言えないと思うのだ。
また、個人的には、キラ信者の大観衆に囲まれたキラタワーの頂上付近でライトとLが密かな頭脳戦を繰り広げたあげくに、片方が敗北して遥か彼方の地上へと落下していく……という、映画のスクリーンにも映えるド派手な最終回を妄想しながら読んでいたので、それに比べたら実際の最終回はあまりにも地味に感じられてしまった。
ベタだが「その過剰なまでの自信と完璧さが命取りになったんだよ!」といった、わかりやすい敗因の台詞もほしかった。
以上、決して作品批判ではなく、作品にどっぷり深く入り込んだ者としての思い入れの強さから出た単なる個人的な戯言でした。
漫画史に残る傑作であることは間違いないし、「少年漫画なんて……」と敬遠している大人にも手に取ってほしい作品だと思います。
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衝撃的なまでに台詞の文字数が多い。
週刊で立ち読みするのが辛かった。 -
今だかつて主人公がこれほど壮絶で、屈辱的な終わりを迎えた漫画があったでしょうか~!
いやないと思う。
いや~引き込まれました!!
映画も素晴らしかった!!
なんとこの夏 実写ドラマ化されるそうな。
期待したい----。
http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-42.html -
絵柄が繊細かつビューティフル。主人公の狂人的顔付きが妙に魅力的。
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狂気舞うサスペンス。
話が進むほど文字を読むのに疲れた。
小畑健の作画は本当に素晴らしい。女の子が皆、不幸になるには勿体ないほど可愛くて良い。 -
【了】
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久しぶりに一気読み。
頭が悪いから心理戦とか完全に雰囲気でよんじゃうんだけど
それでもやっぱりおもしろい…!
個人的にはジェラスとシドウが好き。可愛い。 -
久々に熱中したマンガ。おもしろかった。理解が難しいのもあったけど、本当によく考えたなーという感じで本当に感心する。最後にいつもクールでかっこいいライトが「死にたくない死にたくない」とかいうのがよかった。
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夢中で読んだ。面白いです。死神関連以外のところは妙に現実的で細かい戦いも、ちょっと笑えて良かったです。
でもちょっと時間が経つと、あとに何も残らない。(それがまた良い。)思うに、2人の主人公、続くことを拒否する展開、主要人物のサイクルの速さ、などなど、この企画自体がジャンプシステムへの挑戦であり、この企画がヒットしたことが、ジャンプの懐を広げたのでしょう。