七夕の国 全4巻完結(BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) [マーケットプレイス コミックセット] [−]
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感想・レビュー・書評
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ミステリーっぽい。面白すぎて1日で全部読んだ。2000円くらい飛んだ~
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大きな救いはないけど、小さな救いがある。人間が怖くなるけど、好きな人はみつかる。一気に読んで一気に面白かった。主人公に好感がもてて、ストーリーに納得の行く作品。すごく、作り込まれてて、凄い。
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再読。内田樹のセンチネル(歩哨)というアイディアに乗り、自分なりに考えてみる。
なん丸君による最後の説得、この世界を細部まで見よ、と。
あれは、世界を作っているのは人間であるから、人間を愛せよ、ということに近い。
人類という大きなくくりではなく、目の届く範囲、見える世界を作っている一人一人の人間を愛せよ、と。
寄生獣がエゴを扱い人間を見敵として描いたのと対照的に、本作は文明を作る人間を愛せよと説く。
そして、目の届く範囲の人間を愛することがセンチネルとなる条件なのである。ホールデン少年の「ライ麦畑」が彼の守備範囲だったように。 -
岩明均の漫画の面白さは安定してる。七夕の国もその例に漏れず。私と相性が良いかも。全4巻で完結もしてるし、おすすめ。
ヒストリエの方もはやく9巻を読みたい。 -
『寄生獣』で一世を風靡した岩明先生の作品。構成がしっかりと練られていて、最初から最後まで物語を形作ってから執筆された印象(これは後の『ヒストリエ』でもっと炸裂)を受ける名著。伏線がどんどん回収されていく展開が心地良し。
南丸くんの呑気な三枚目っぷりが、『寄生獣』の宇田さんをちょっとだけ彷彿とさせます。