ミルク [DVD]

監督 : ガス・ヴァン・サント 
出演 : ショーン・ペン  エミール・ハーシュ  ジョシュ・ブローリン  ジェームズ・フランコ  ディエゴ・ルナ 
  • ポニーキャニオン (2009年10月20日発売)
3.93
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感想 : 239
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013909243

感想・レビュー・書評

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  • ショーンペンがステキ。

  • 「アイ・アム・サム」、「ミスティック・リバー」、「ミルク」と見ていくと、ショーン・ペンの七変化っぷりに驚かずにはいられない。今回はどう見てもゲイにしか見えない変貌ぶりです。

    ゲイだけじゃなく、レズ、黒人、全てのマイノリティーを代表して保守勢力と戦うということ。弱者を守るために立ち上がった人というのはいつの時代もかっこいいものです。しかし、逆風の中で先陣を切るということは、いつ流れ弾が当たってもおかしくない危険に身を晒すこと。

    今も社会には差別は残っているけど、少しずつ生きやすい世の中になっているんじゃないかな。過去も現在も戦い続けることで権利を勝ち取ってきたんだということを考えさせられます。

  • やっと観れたー!
    ものすごく良かったー!

    もっと多くの日本人が観るべき。いや、観ても仕方ないのかな、そこまで実感が湧かないかも。観たい人が、観るべき。
    でも、こういうムーブメントが、単なる"ムーブメント"というものが政治をちゃんと動かしたっていうのは、今の日本にも間違いなく繋がると思う。そこは考えるべき。

    日本において、同性愛者の扱いは未だに遅れていると思っている。「女同士はいいけど、男同士はちょっと」とか、「怖い」とか、「生理的に…」とか、「身内にいないなら大丈夫」とか、なんやねん、それ。みたいな意見が多い(もちろんそうでない人も多いが)

    ただのissueではなく、生死に関わる問題っていうのは、本当にそうなんだろう。今でさえ、たくさん打ち明けれないで悩んでいる人が多いんだろうに、当時だったら想像を絶するだろう。
    もし公民権が与えられないとしたら、今こうして少しずつ世界中で権利が認められている人たちが、今なお迫害を受けているだろうし、多くの同性愛者を描いたストーリーすら産まれていなかっただろう。このミルクもその一つであり、その扉を開いた実話であると思う。自分の友人にバイセクシャルだったりゲイがいるから尚更、彼らが肩身の狭い思いをすると思うと、ぞっとする。

    ここまでは史実に対する感想になってしまうが、映画の感想はというと、良かったです。
    ちょっとネタバレになりますが最後に観たオペラのTOSCAなんだけど、飛び降りるシーンが「あれっ?これって…」と思っていたら、イタリアで観てました!初本場オペラ!(どーん)でもイタリア語だったから何を唄っているのか一切分からんかったので、絵で観るしかなかったわけです。
    TOSCAのストーリーはここでは書きませんが…どうしてTOSCAなのか、とか、この辺の描写があってもよかったのかな…?あと、ゲイに対する偏見を持っている人たちの描写も、もっと内面を描いてよかった気がする。ただの悪人達ではなくて。「生理的に」なら、何が生理的なのかを。何故迫害するのか、を。ホワイトの心理を少し描いたように。でも、尺がもうギリギリだから、なかなか全部は描けないですね。

    いろんなシーンが良かったけど、電話のシーンがやっぱり好きかな。少年に諭すシーン。あの瞬間に出された言葉だけで、救われた人っていると思う。

    あと、日本人の著名人で、ストレートだと思われてた人の打ち明けって少ないのは何でなんかね。同性愛者のデモが行われないのも何故?もしかしたら行われているのかもしれないけど、あまりにも知られていなさすぎる。「なんで?」と言っておきながら、答えは明らかなんだけど、ここでぽつぽつ書いてても何も変わらないのであった。

  • 原題:Milk
    (2008/128min/Gus Van Sant/アメリカ)

    監督さんがゲイってことで、多分心情を良く理解できていたのと、役者さんの演技がすごかったので、綺麗だなあ、って思いました。ショーンペンが、本当にゲイに見えて、気になってwikiしたくらい。

    ミルクの人生としてドラマ映画でも楽しめるし、社会的な映画としても楽しめて、そこらへんのバランス具合がいい。押しつけがましくない感じ。ミルクの意思ではあったと思うけれど、社会に巻き込まれてリーダーとして生きて行くミルクと、スミスとの生活がだんだんずれていく描写がとても自然でなんだか悲しいなあ、と思ってしまいました。

  • 0176

  • ガス・ヴァン・サント監督。
    映像のトーンが好きでずっと頭の片隅に残っている。
    最初にミルクがチラシを配っていたときにはまったく興味を示さないクリーヴが、最後にはミルクの政治活動に欠かせない信頼の置けるパートナーになっているのが感慨深い。

  • すこし疲れた。
    激しく、熱を帯びて、哀しみとともに、希望を抱き。
    恋人だったスコットが出てくる場面が切なかった。
    政治全般についても考える機会になった。
    特典映像の「ミルクの伝説」では実在の関係者=登場人物がミルクについて語った。

  • ショーン・ペン、ジェイムズ・フランコ。実話をベースとか、逃げ道がない。

  • 物語かと思ったらドキュメンタリーでびっくり。映像自体にすごく目的意識があって、観る人間に立場の選択を迫るような、ちょっと苦手な類の作品でした。

  • 始まった瞬間からショーン・ペンの演技にくぎづけに。ゲイの方特有の仕草や喋り方の再現ぷりにまず驚かされたが、「戦い」が進むにつれて摩耗していく彼の精神や、それでも引くことのできない信念へのこだわりを表現する彼の演技には脱帽の一言。

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