ミルク [DVD]

監督 : ガス・ヴァン・サント 
出演 : ショーン・ペン  エミール・ハーシュ  ジョシュ・ブローリン  ジェームズ・フランコ  ディエゴ・ルナ 
  • ポニーキャニオン (2009年10月20日発売)
3.93
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感想 : 239
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013909243

感想・レビュー・書評

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  • いい!偏見に凝り固まった古典的な脳の持ち主これをみて脳みそアップグレードするのをお勧めする。
    まだ見てない本人バージョンを観たい。

  • 『ブロークバック・マウンテン』を同性愛の純愛映画とするなら、『ミルク』は同性愛の社会問題を描いた作品。どちらも同性愛の認知を高める良作だが、『ミルク』は実在の人物の話なので訴えかけるものが大きい。舞台は激動の70年代。マイノリティへの賛同が深まると同時に反対運動も激化した中で、希望を捨てずにゲイの権利を叫び、逆行に負けずムーヴメントを起こしたミルクに深く感動。

    彼や彼を取り囲む人物の内面描写が秀逸で、普通なら単なる悪役で描かれそうなダン・ホワイトの殺害までの内面もちゃんと見えている。実在の人物ハーヴェイ・ミルクを真に迫りながら細やかに演じたショーン・ペンや、他の俳優陣の好演も光る作品。真実が欠くことなく、見事にドラマティックに脚色されていて、最期に考えさせられることは大きい。

    ガス・ヴァン・サントが久しぶりに王道な映画製作をしていて、最近の作品にはまらなかった人でも観やすいので、是非。長文且つ乱文、悪しからず。

  • 希望だけでは生きていけないけれど、希望がなければ生きている価値はない。

    これもひとつの革命だなと思った。
    抵抗の中心にはいつも激しい怒りと悲しみが燃えてるなあ。

    信念を貫くこと。
    犠牲を恐れないこと。
    かけがえのない仲間を持つこと。

    楊令伝を傍らに読みつつ、革命のことばかり考えてる最近。


    ショーン・ペンはすごくチャーミングだったね。

  • ガス・ヴァン・サント久々のメジャー作品。
    しかしとても丁寧に撮っていて胸に深く込み上げるものがあった。
    ハーヴィー・ミルク。アメリカ初のゲイの公職議員。
    彼が成し得たことと同時に失ったもの。
    決して彼は聖人君子ではなかったと思う。
    ただムーブメントだろうと何だろうと、
    彼が人々に希望を与えたことには間違いない。

  • 最高の伝記
    あまり伝記物みないけどこれはいい
    マイノリティ集団が自分たちの権利だけごり押しするんじゃなくて頭使っていく感じかっこいい
    泣ける

  • ホモフォビアのアメリカで政界に進出して主張を届けようとした活動家ミルク。ゲイが差別され、排除され、白眼視されていた時代は今でも残っているが、かつてはよほどひどかったことがわかる。パゾリーニの映画では同性愛者が民衆になぶり殺しにされるし。現在ではこのゲイにあたる排除の思想は児童ポルノの分野にあたるんだろうか。良識ある市民生活を脅かすものを排除するという口実で何が行われているのか、しっかり見ていかないといけない。

  • 同性愛者初の議員、ハーヴェイ・ミルクの暗殺まで。彼の生涯も震えたが、彼を支えた周囲の人々のその後に泣けた。僕の周りにも多くのセクシャル・マイノリティがいる。希望を。希望を。希望を。そのために我が人生も。

  • 愛せるって、素敵なことだ。

    人権はこうやって獲得されてきたんだ。誰も保証しても守ってもくれない。
    自分の行動で獲得するんだ。

    人間の小さな頭では、正しさも間違いも判別ができない。人間はお互い同士をあれこれ批判しあうことには向いていない。
    大切なのは、人は何も知り尽くせないことを知ること。そして知り続けることだ。

  • ガス・ヴァン・サントの大傑作です。
    彼は主にゲイ、レズ、バイセクシャルなどの同性愛者の人々、いわばマイノリティのために公民権運動を展開してきた。そのマイノリティが示す範囲とは黒人、アジア人、高齢者、下級労働者なども含み、映画序盤でも全米トラック運転手組合からの要請を受けてクアーズ・ビールのボイコット運動を始める。それは企業側がおしつける労働組合員の解雇に対する戦いだ。だがその戦いは全米トラック運転手組合のなかだけであって、周りの住民はそれを助けるようなことはしなかった。
    だがハーヴィー・ミルクは違った。同じマイノリティとして戦わなければならないんだ、と言い、彼はゲイが多く利用するバーなどに呼びかけて、ボイコット運動を展開していく。
    これはゲイの公民権運動家のハーヴィー・ミルクの伝記映画であり、すべてのマイノリティに捧げられた映画なのだ。

  • おもしろかった~!!!!!

    実際にいらっしゃった、
    アメリカ初のゲイの政治家・ミルクさんの伝記映画です。

    私、こういう”伝記映画”が大好きなんですよ~!


    もうMILK役のショーン・ペンさんが、
    本っっっ当に魅力的で!!!!
    はにかみ笑顔が本っ当素敵!!癒される!!

    そしてパワーがある!!

    どんどんみんなを引っ張ってって、
    町を変えたり、政治家に立候補したり、
    と、リーダーたる方なんですが、
    やはり彼がリーダーになれたのは、彼の魅力が大きいでしょう。

    脚本も素晴らしかった。

    そんなミルクさんの魅力が、
    この映画を観てもらえれば分かると思います。

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