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- / ISBN・EAN: 4988013909243
感想・レビュー・書評
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牛乳の映画だよって言われて観たら全然違った。
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いい!偏見に凝り固まった古典的な脳の持ち主これをみて脳みそアップグレードするのをお勧めする。
まだ見てない本人バージョンを観たい。 -
希望だけでは生きられない。しかし希望なしでは生きられない。この、マイノリティにしか直視できないリアリズム。ショーン・ペン演ずるハーヴェイ・ミルクの、死を予期したかのような悦びの表現に胸潰れる思いだった。
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個人的なことは政治的なことである、という言葉を思い出した。
自分の問題の解決に取り組むことは、結局同じ問題を抱える誰かを助けることになるということ。 -
実話を基にした映画。
ゲイものの映画が好きなワタシは無条件に良かったなと思ってしまう節があるのですが、どうしても結末にもどかしさを感じてしまいました。
劇中に、
「親に、隣人にカミングアウトしなさい
ゲイについての間違ったイメージを壊しましょう」
という演説(本当はもっと長い)があって、少し勇気を貰えました。
ワタシは友人や知人で、この人たちなら解ってくれそうと思う人にカムしていますが、親となると話は別です。でも、対大切な人だからこそ、いつかは言いたいですね。
(10,02,03鑑賞) -
考えるまでもなく、マイノリティだって堂々と愉しく生きる権利がある。
一部の人々に徹底的に抑圧されつつも希望をもち諦めない人間
の力に圧倒された。
ミルクがナンパした男の子といちゃいちゃしてる時の幸福そうな雰囲気が暖かくてこっちまでにこにこしてしまった。
彼らは病気でもなんでもない。
好きになる性別なんてどうだっていいじゃないか。 -
希望だけでは生きていけないけれど、希望がなければ生きている価値はない。
これもひとつの革命だなと思った。
抵抗の中心にはいつも激しい怒りと悲しみが燃えてるなあ。
信念を貫くこと。
犠牲を恐れないこと。
かけがえのない仲間を持つこと。
楊令伝を傍らに読みつつ、革命のことばかり考えてる最近。
ショーン・ペンはすごくチャーミングだったね。 -
ガス・ヴァン・サント久々のメジャー作品。
しかしとても丁寧に撮っていて胸に深く込み上げるものがあった。
ハーヴィー・ミルク。アメリカ初のゲイの公職議員。
彼が成し得たことと同時に失ったもの。
決して彼は聖人君子ではなかったと思う。
ただムーブメントだろうと何だろうと、
彼が人々に希望を与えたことには間違いない。 -
ガス・ヴァン・サント×ショーン・ペン !
差別って何?何でそんな人が多いんだろ。今でも人権問題とかこういうゲイ問題とかあるけど、偏見だよね。男男のキスシーンとか見てて決して美しいとか思わないけど、認めなきゃダメだと思う。
「認め合う事ができるから〜」ってまさにミスチル!
映画な映画。ラストは感動した。 -
同性愛者初の市議会議員に選ばれたハーヴェイ・ミルクという一生を描いた作品。
同性愛者が権利を得る過程、また、現在も含めた、同性愛者への弾圧をありありと描いているのだが、ここまですごいものだとは思わなかった。
女性が権利を得るのに長い時間かけたように、彼ら、彼女たちも非常に長い時間をかける必要があるのだろう。
それにしても、正直、男同士のキスシーンは美しいものではかったw -
愛する対象に偏見は持ちたくないが、生理的には理解しがたい。
少数者の意見を慮ってこそ民主主義なのだろう。多数決だけで決められない。 -
最高の伝記
あまり伝記物みないけどこれはいい
マイノリティ集団が自分たちの権利だけごり押しするんじゃなくて頭使っていく感じかっこいい
泣ける -
とてもいい。
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ホモフォビアのアメリカで政界に進出して主張を届けようとした活動家ミルク。ゲイが差別され、排除され、白眼視されていた時代は今でも残っているが、かつてはよほどひどかったことがわかる。パゾリーニの映画では同性愛者が民衆になぶり殺しにされるし。現在ではこのゲイにあたる排除の思想は児童ポルノの分野にあたるんだろうか。良識ある市民生活を脅かすものを排除するという口実で何が行われているのか、しっかり見ていかないといけない。
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いい映画!ショーン・ペンをはじめとして俳優陣の演技、演出もとてもいい!モブシーンは迫力があった!政治の駆け引きの部分を描いたところと、希望を感じさせるメッセージ性も好きだけど、作品を通しての印象はどこかありがちな伝記作品という印象もある。
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同性愛者初の議員、ハーヴェイ・ミルクの暗殺まで。彼の生涯も震えたが、彼を支えた周囲の人々のその後に泣けた。僕の周りにも多くのセクシャル・マイノリティがいる。希望を。希望を。希望を。そのために我が人生も。
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愛せるって、素敵なことだ。
人権はこうやって獲得されてきたんだ。誰も保証しても守ってもくれない。
自分の行動で獲得するんだ。
人間の小さな頭では、正しさも間違いも判別ができない。人間はお互い同士をあれこれ批判しあうことには向いていない。
大切なのは、人は何も知り尽くせないことを知ること。そして知り続けることだ。 -
ゲイの差別は良くないとは思いながらも、男同士の熱いシーンは辛いな…
それにしても、何か大きなものと戦うことは素晴らしい! -
希望がなければ生きていけない的なセリフがあって、その通りだ
別に同性愛者だから、とか、異性愛者だから、に限った話じゃないんだ
すべての人は希望がないと生きていけない
スコットの、影から見守る感じの、離れていても献身的な愛がもう、、
あとラストのハーヴィーとスコットの電話越しの会話がよい -
なるほど黒人差別の市民運動にキング牧師がいたがごとく、ゲイの市民運動にはこの人がいたのか。
キリスト教信者を中心とする保守派の反発は想像を上回る激しさ。同性愛者は人類の繁栄を妨げるというもっともらしい理由があるから、世間の圧力でいえば黒人差別より同性愛差別のほうが強力なのかもしれない。その中で、同性愛者の人権の保障を求めて立ち上がったハーヴェイ・ミルクはすごい人ですね。「身近な人にカミングアウトしろ。身近にいることをと知ればゲイのことを真剣に考えるだろう」という彼の主張は画期的です。
時を経て、彼らの社会的地位は向上したのか。渋谷区の条例など、施策の面で少しは前進したのかもしれませんが、まだ偏見や差別は根強いものがあり。彼らの社会的地位を上げるには、ハーヴェイ・ミルクのようなカリスマの再登場を待たなければならないのかも。社会的マイノリティが市民権を得るには、当事者の政治家が登場するのを待つしかないというのは、厳しい現実です。それにしても、6人に1人が性的マイノリティであるとの統計があり、「彼らを支持を得れば選挙は勝てる」と考える政治家はいないのかな・ -
ショーンペン最強。
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ホモセクシャルの先駆者であるが、戦略的に動いてた。
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ガス・ヴァン・サントの大傑作です。
彼は主にゲイ、レズ、バイセクシャルなどの同性愛者の人々、いわばマイノリティのために公民権運動を展開してきた。そのマイノリティが示す範囲とは黒人、アジア人、高齢者、下級労働者なども含み、映画序盤でも全米トラック運転手組合からの要請を受けてクアーズ・ビールのボイコット運動を始める。それは企業側がおしつける労働組合員の解雇に対する戦いだ。だがその戦いは全米トラック運転手組合のなかだけであって、周りの住民はそれを助けるようなことはしなかった。
だがハーヴィー・ミルクは違った。同じマイノリティとして戦わなければならないんだ、と言い、彼はゲイが多く利用するバーなどに呼びかけて、ボイコット運動を展開していく。
これはゲイの公民権運動家のハーヴィー・ミルクの伝記映画であり、すべてのマイノリティに捧げられた映画なのだ。 -
MILK
2008年 アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ショーン・ペン/ジェームズ・フランコ/エミール・ハーシュ/ディエゴ・ルナ
結構色々ノミネートされたり賞もらったりしてただけあって、久しぶりに正攻法のガス・ヴァン・サント。しかしまさかラストであんなに泣けると思いませんでした。いや映画館の中で泣いてたの私だけだった気もするけど(苦笑)。なんかすごい良かったなあ。
マイノリティのために戦うハーヴィの姿に普通に感動しました。ゲイだからとかだけじゃなく、結局そういう差別意識は、人種差別とか高齢者や障害者、ひとつ許せば歯止めがきかなくなるんだっていう、そういう危険を孕んでるんですよね(魔女狩りになるってセリフにもあったし)。
こういう映画見ると、日本ってやっぱ平和というか、宗教にしばられないおかげか、あまり過激な差別がないのは美徳かなと思います。もちろん同性愛者に対する偏見とかはあるだろうけど、それだけで道端で殴り殺されても犯人捕まらないなんてことはありえないもの。
そういう問題提起の部分とは別に、さすがガス映画だけあって良い男めじろおしなところも良い(笑)。今回いちばん好きだったのはジェームズフランコの演じたスコット。スパイダーマンのときはそんなに好きじゃなかったんだけど、この映画ではすっごい良い男です!!(※ゲイだけど)ハーヴィのセリフに「今まで4人とつきあった。そのうち3人が自殺未遂をした」ってあって、スコットはその、唯一自殺未遂しなかった4人目の恋人なんですよね。
で、5人目のちょっと頭のネジのゆるいディエゴルナ(彼は彼で可愛い)も自殺してしまうので、余計にスコットの頼もしさが際立ってました。政治に傾いていくハーヴィと別れた後も、ずっと支え続けて、ラストの回想シーンとかホント泣けた・・・。
エミールハーシュは、見た目オタクっぽいメガネのオネエキャラになっていて、え?この子スピードレーサー(来日WSしか見てないけど)だったよね?ってビックリ(笑)。
(2009.09.08) -
良かった!
ゲイ映画だからあんまり期待してなかったけど最後のシーンは泣けた。
20世紀の英雄100人にも選ばれてるぐらいだからゲイの中ではかなり有名な人なんだろうな。
今ではゲイやらレズやら多種多様な人種がいるし、認められてきてるのもこういう人たちのおかげなのかな?
日本はこの手の法律やら風潮でもガラパゴス化しててよろしくないね。
てか2人殺しておいて5年で出所とかありえないだろ!
ショーンペンって名前は聞いたことあったけどパッとしないイメージだったけど見直したわ!
ストーリー
1970年代アメリカ、同性愛者であることを公表してアメリカで初の公職に就いたハーヴィー・ミル
クの波乱に満ちた短い人生を感動的に描く。
1972年ニューヨーク、ミルクは20歳年下のスコット・スミスと恋に落ちる。2人はサンフランシス
コに移り住み、自由な空気のカストロ地区で小さなカメラ店を開く。やがてミルクは同性愛者、有色
人種、シニア層など社会の弱者の
“声”を伝えるべく政治の世界へと飛び込む。そして1977年、4度目の出馬でサンフランシスコの市
政執行委員選に見事当選し、マイノリティを支援する条例を実現するための行動を推し進める。しか
し、翌1978年11月27日、彼は志なかば敵対する市政執行委員の凶弾に倒れた。
彼の人生最後の8年間、いったい何があったのか・・・。 -
おもしろかった~!!!!!
実際にいらっしゃった、
アメリカ初のゲイの政治家・ミルクさんの伝記映画です。
私、こういう”伝記映画”が大好きなんですよ~!
もうMILK役のショーン・ペンさんが、
本っっっ当に魅力的で!!!!
はにかみ笑顔が本っ当素敵!!癒される!!
そしてパワーがある!!
どんどんみんなを引っ張ってって、
町を変えたり、政治家に立候補したり、
と、リーダーたる方なんですが、
やはり彼がリーダーになれたのは、彼の魅力が大きいでしょう。
脚本も素晴らしかった。
そんなミルクさんの魅力が、
この映画を観てもらえれば分かると思います。 -
小さなものが、大きなものを動かしていく様はすごい。
人は誰もが一人ひとりはマイノリティで、
たまたま考えが似た人が集まってマジョリティを形作っている。
いつ、自分が多数派から少数派に変わるかなんて、
誰にもわからないよね。