私の中のあなた [DVD]

監督 : ニック・カサヴェテス 
出演 : キャメロン・ディアス  アビゲイル・ブレスリン  アレック・ボールドウィン  ソフィア・ヴァジリーヴァ  ジェイソン・パトリック  ジョーン・キューザック 
  • Happinet(SB)(D)
4.01
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  • (1)
本棚登録 : 1610
感想 : 309
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953035584

感想・レビュー・書評

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  • (Amazonより)
    【ストーリー】
    アナ、11歳。
    白血病の姉・ケイトを救うために、ドナーとして“創られて”生まれてきた。ケイトに生きて欲しい―その想いは、家族みんな同じだと疑わなかった母・サラは、ある日信じられない知らせを受ける。「もう、姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」とアナが両親を訴えたのだ。
    病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。いったい何故、アナは突然大好きな姉を救うことをやめる決意をしたのか?
    その決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた―。




    ケイトの笑顔とアナの献身的な姿がとても印象に残っています。
    キャメロン・ディアスが演じるお母さんの気持ちもわかるので 責める気にはなれませんし 死にたいと思うケイトの気持ちもわかるような気がします。
    観終えてみて思ったのですが 子供を助けたいがための子作りは新しい問題を生んでしまうんだな...

  • 泣いた〜 泣いたな〜

    本当のワケを知ったとき泣いたな〜



    自分の生命を医療にばかり委ねたくは誰だってないよね。医療は選択肢を提供してほしい、治療と延命だけではなく生活できるために思いやりをもたないとね!
    生活することは人生をまっとうすること、長さも大切だし深さも大切。
    命は有限であることを遠ざけないで時々思い出さないと傲慢な生き方になるかも。
    ただ生きるより、どう生きたかだね〜
    今を楽しく、幸せに!

    ぜひ〜

  • MY SISTER’S KEEPER
    2009年 アメリカ
    監督:ニック・カサヴェテス
    出演:キャメロン・ディアス/アビゲイル・ブレスリン/ソフィア・ヴァジリーヴァ/エヴァン・エリングソン /ジェイソン・パトリック/トーマス・デッカー/アレック・ボールドウィン/ジョーン・キューザック

    久しぶりに映画館で号泣しました。涙腺弱いひとはDVDで見ることをお薦めします。日本語タイトルのセンスはどうよ?と思いますが、すごく良い映画でした。

    幼い頃に白血病を発病した姉ケイトのために、ドナーとして創られた妹アナ。そのアナが11歳のときに、ついに姉に対しての臓器提供を拒否し、弁護士を雇って母親を訴える・・・というと、なんだか法廷もののヘビーな話のようですが、実際は家族の絆や、その家族の「死」をどう受け入れるかというのが主軸になっています。どうしてアナがそんなことをしたのかというのは、まあ大体予想はつくのですが、それが沢山の回想を交えて明かされていきます。

    ある意味、安楽死問題にも通じるものがあり、様々な治療で延命するも、それが悪あがきに過ぎず、いたずらに死を先送りにし苦痛の生を生きることが、必ずしもケイトにとって幸福とはいえないわけで、ただそれを盲目的に否定したい(どんな形であれ生きながらえさせたい)と願う母の過剰な愛情も、けして間違ってはいないと思う。それでも、死を選びたいケイトの気持ちを、いちばん理解してくれたのが彼女の幼い弟妹であったこと、彼らの姉に対する愛情もまた、母のそれに負けず劣らず深い。どちらが正しいとか間違っているとかじゃなく、みなケイトを愛していて、ケイトもまた家族を愛していたことがひしひしと伝わってきて、どのシーンも涙なしには見れません。

    アナの訴えを子供の戯言と退けず弁護を引き受けた弁護士や裁判官、すべての登場人物に人間味があって、愛がありました。キャストも子役たちは言わずもがな、脇の大人たちも皆すごく良かったです。

    ケイトがただ闘病だけして亡くなるのなら寂しかったかもしれませんが、ちゃんと恋愛のエピソードを入れてあったのも良かった。「癌にならなければ君に出会えなかった。癌になって良かった」って、すごい殺し文句!

    妹に死は怖くないのかと聞かれて、死んだ恋人が待っていてくれるから死は怖くないと姉が言ったときに、妹が、じゃあ私のことも待ってて、って約束させるシーンがいちばん泣けました。迷って会えないといけないから、って待ち合わせ場所を決めるんですよ。まるでピクニックの約束でもしているみたいに。死が、本当にそのようなものであればいいのにと思います。
    (2010.01.26)

  • 控えめに言って、最高に感動できる映画でした。
     
    白血病の姉ケイトを死なせないために産まれてきた試験管ベビーのアンナ。
     
    母親であるサラはケイトを絶対に死なせないと、あらゆる手段を使う。
     
    失読症の長男ジェシーに、父親のブライアンを含めた家族に重くのしかかるケイトの病気。
     
    それぞれの言い分がある。
    皆がそれぞれの立場で必死に生きるからこそ、対立もする。
     
    それぞれの立場に立てば、それぞれの気持ちが理解できる。
    最後、子供たちは皆、母親のことが大好きなのだと知れて安心しました。
     
    感動できる映画を挙げろと言われたら、間違いなくこの作品を挙げるでしょう。

  • 感想を書こうとして、タイトル検索して、大変な高評価にビックリ。
    えー そうなんだ、と思った。私は嫌いだったから。
    そもそも難病ものが好きじゃないので、普段から点が辛くなりがちなんだけれども。
    この映画は、特に結末が嫌だったかな。

    最後の方は慣れたけど、序盤、小さな子がきつい検査や治療を受けている様子を見るだけですっかり疲弊してしまった。現実にこの世に多くいる同じ立場の親御さんの気持ちをどうしても想像してしまう。

    しかし、恋人のテイラーの登場はとても良かった。
    とってもかっこいい男の子だと思った。
    病と闘う子を持つすべての親の夢の結晶のような存在かもしれない。
    親には与えることのできない種類の愛だから。

    病床のケイト役の女の子、この子何で見た子だっけ、この、いつも口をとがらせているあの不機嫌な顔、何のドラマだっけと思い出せなくて、映画を見ている間中ずーっと考えていて、今Wikiを見て、『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』のお姉ちゃん(アリエル)だとやっと分かった。あースッキリ。
    見ているだけでこんなに辛いんだから、演じるのはもっと大変だっただろうな。

    Wikiを見たのは、キャストを確認したかったからなのだけど、原作についての記述を読んで驚愕した。全く違う結末。
    Wikiを読んだ限りでは、原作の方がだんぜん良さそうだった。特に、この映画の結末が好きじゃない私には。

    アレック・ボールドウィンの飼っていた犬の役割がよく分からなかったのだけど、Wikiの原作についての説明を読んでやっと理解した。そこはもう少し分かりやすく描いてほしかったかな・・・

  • Amazonより
    アナ、11歳。白血病の姉・ケイトを救うために、ドナーとして“創られて”生まれてきた。ケイトに生きて欲しい―その想いは、家族みんな同じだと疑わなかった母・サラは、ある日信じられない知らせを受ける。「もう、姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」とアナが両親を訴えたのだ。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事・・・。


    <ここからネタバレ>
    ーーーー
    主人公は妹のアナでもあるのだが、白血病のケイトが実は主人公であったと、わたしは思う。

    ケイトのことを皆が誰よりも愛していたからこそ、ケイトはいつも笑顔で、家族を愛していた。
    愛の形はひとつじゃないし、生きる形もひとつじゃないし、ハッピーエンドもひとつじゃない。
    最後に皆に支えられ助けられていたケイトが、家族一人ひとりのケアをするシーンが一番感動した。

    そして、ケイトの死後、ラストシーンでアナがこう言い残す。

    なぜケイトは死に、私たちは残ったのか。その答えはない。死は死、誰にも理解できない。
    私は姉を救うために生まれたが救えなかった。
    だがそのことは重要なことではない。
    重要なのは私にすばらしい姉がいたということ、いつかきっとまた会えるということ。

    この言葉にひどく頷いてしまった。

    私たちは「救えなかった」という点ばかりに目をやってしまうのだけど、それ以上に大事な視点があるのだと教えてくれる映画。


    あ〜、久しぶりに号泣したな〜。

    また、いつか、見よう。

  • 姉のドナーとして生きるべく望まれた次女が、自分の人生を生きるため両親を訴える、というキャッチだったので、クローンや人口移植など医療に関わる問題をテーマにしているかと思って見た。が、最後まで見ると、白血病と闘い続けたがもう限界と考える長女と、どんな犠牲を払っても子供の命を助けたいと必死の母親との感覚のズレを家族愛で解決した物語なのかな、と少し肩透かしだった。たぶん母親を除き、ほかの登場人物がみな物分かりが良く、善良すぎてリアリティに欠けているせいだろう。実際に介護者を抱えている家族は、力になって助けたいという思いと、自分の生活が犠牲になっているという負の相反した思いを抱えながら生きているのでは。その部分が見えず、きれいごとのように思えて残念。ただ、アメリカなどではドナーとして子供を作ることは珍しくないと今回知ることができ、発展する医療が伴う問題(患者の幸せを考えない延命なども含めて)を考える要素はたくさん詰まっている映画だと思う。原作ではラストが違い、次女が不慮の事故によって脳死となり、長女が生き残るようなので、原作を読んでみたい。

  • 姉のドナーになるために生まれてきた妹の権利と、姉の命の重さ、どちらを取るのかというのが表面的なテーマですが、実際のところは死と戦い続ける現代の風潮に「ちょっと待てよ」と問いかける作品だったと思います。

    患者はもう死を受け入れているのに、周りの人間が「諦めるな」、「まだ生きるんだ」と励まそうとする。しかし、死を受け入れてしまった人はもう精神的に成熟していてニコニコしているだけだったりします。最後の親族と一緒にいた時間、母と二人きりになった時間が象徴的でした。当初不利だった裁判の勝訴判決も、子供が命の重さを理解した上で死を選ぼうとしていると認めたものでしょう。いい人生だった、と総括できる人はやっぱり幸せなんだと思います。

  • 子供がそんな家族を裏切るなんて!!!
    って思ってたけど、。、、裁判の本当の理由が何よりも家族を大切に思うケイトの強い思いだったなんで…

    お父さんがケイトを海岸に無理やりつれて行くシーン。
    必死に止めるお母さんに「絶対つれて行く!止めるなら離婚する!」とまで言ったあの時、、、もう号泣。

    お父さんの気持ち。
    お母さんの気持ち。
    兄弟の気持ち。
    みんなの気持ちが痛いほど伝わる映画でした。

    いい映画だった。

  • 概要:
    アナは、白血病である姉ケイトのドナーになるためにこの世に生まれてきた。肝臓の提供を求められたアナは両親を訴えることに…。バラバラになっていく家族、ケイトの願い…。倫理観の問題をテーマに、家族の絆を描く。

    感想:
    ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァの演技がすばらしすぎる。子役がみーんなよかった。
    もっと重たい映画かと思ったけど、回想シーンではほほえましい家族の様子が見れて幸せな気持ちになった。全体的に色彩がとても鮮やかなところも影響しているかも。キャメロンディアスがお母さん役ってことにびっくりしてしまった。「愛情」とか「家族」とかがテーマになっている。いい映画。4.5点をつけたい。

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