あんにょん由美香 [DVD]

監督 : 松江哲明 
出演 : 林由美香  ユ・ジンソン  キム・ウォンボク  いまおかしんじ 
  • 紀伊國屋書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4523215038690

感想・レビュー・書評

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  • 90年代に人気を博し、孤独死したAV女優、林由美香。在日韓国人の若い男の監督は、『東京の人妻、純子』という日韓合同で作られた作品を軸にして、当時それに関わった男たちを探し出し当時の彼女について話を聞く。
    しまいにはその作品の『失われたラストシーン』を蘇らせるという、ドキュメンタリー。

    なんだろう。林由美香の物語っていうよりも、夢を追ってた男たちの青春物語ってかんじがしたな。
    彼女の死に衝撃を受けた若い映画監督の男は、いままさに青春してるんだと思うんだけどね。1人だけテンション高いし一生懸命だし。

    かつては役者目指してたんだけど、子供と嫁食わせるために、いまはAV監督で生計建ててる男だとか、プロカメラマンだったんだけど、カメラ回すのが体力的にきつくなって引退したおっさんが、『あの頃は楽しかった…また撮影しに韓国いきましょう』と公園のベンチに座ってぼんやり呟くとか。


    味気のない、いまは、ちょっとだけせつなくて、ちょっとだけ温かいかんじがした。

    フジテレビの『ザ、ノンフィクション』が好きだったらオススメな映画かもしれませんな。

    平野監督のほうは次観てみよう。

  • 「監督失格」と併せて見た。法事で集まって故人の思い出を悲喜こもごも交えて語っている感の強いドキュメンタリー映画だった。「監督失格」と比べると胸に迫るものが薄く思えてしまうのが惜しい。

  • カンパニー松尾が「ねえさん,お久しぶりです」というところがすごい,いい。平野勝之の告白が生々しすぎる。

    松江哲明の「軽薄さ」が,松尾・平野との対話において二人の過去の男の強い思いをより際立たせる。

    松江哲明の結論付けかたはいかにもなご都合主義で男たちの勝手なロマンチシズムに陥っているが,見ているとそこに絡め取られてしまいそうな由美香が持つ不思議な吸引力があることは否定出来ない。

  •  

  • 『監督失格』で受けた衝撃がいまだに忘れられず
    『あんにょん由美香』に辿りついたけど
    なんだろう、このガッカリ感

    平野監督の愛が強すぎて
    この松江監督の気持ちが中途半端にしか思えない
    見る順番が違うと言われればそれまでだけど
    でもそうとも言えないとも思うわけで

    みんなで『東京人妻純子』を見て笑っているあたりまで
    やっぱりこの林由美香という人は愛されていたんだなと思ったけど
    このAV作品に関わった人たちのインタビューは
    結構テンションが低くて監督ひとり空回りしてる感じ

    ただ興味深かったのは韓国のAV事情
    夫役だった俳優さんは「演技には自信があるのに
    AVに出たことがあるというだけで普通の映画に使ってもらえない」と

    ラストシーンを撮る、とかどうでもいいんじゃないかな


    【あんにょん由美香 予告編】
    http://www.youtube.com/watch?v=YOuS8OpkJ_E

  • ドキュメンタリー。

  • 川本真琴からたどりついた映画。ドキュメンタリーを自分から見たのは初めてかも。林由美香のことは全然知らなかったけど、かわいい、って感じじゃないのにふとかわいい。クリスティーナ・リッチにちょっと似てる。高校中退→AV、ってはたから見れば転落人生だよなあ。なのに写真の由美香さんはすごく明るく笑ってる。
    インタビューを受ける人たちほとんどにむかついたwAV監督ってみんなあんなにえらそうなの?むーん。
    『東京の人妻・純子』という日韓共作のピンク映画についてこの監督は色々考察してるんだけど、それのほとんどが深読み・勘違いでうけた。偶然だってあるよなあ。

  • 林由美香のAV人生を
    ドキュメンタリーで、
    友人・関係者に聞き込み。
    時間が進むごとに林由美香に
    興味が進む。

  • 男たちはみんな死んでいて、生きているのは由美香だけ。というか
    、林由美香は二度死ぬけれど、男たちは死にようがない。

  • ファンなら楽しめるかも。しかし、俺は彼女の存在すら知らなかったので、ちょっと退屈でした。でも、彼女が皆から愛されていたのは十分に伝わった。

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著者プロフィール

1977年生まれ、東京都出身。99年、日本映画学校卒業制作のセルフ・ドキュメンタリー『あんにょんキムチ』が一般公開され注目を集める。その後OV『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズ、『セキ★ララ』、『童貞。をプロデュース』『あんにょん由美香』『ライブテープ』などの作品を発表。

「2010年 『質疑応答のプロになる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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