サマーウォーズ [DVD]

監督 : 細田守 
出演 : 神木隆之介  桜庭 ななみ  富司純子  谷村美月  斎藤歩 
  • バップ
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 0498821133906

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすくてよかった。それと、ケンジお行儀よかつた。

  • 何度見ても、花札バトルで持ち点がなくなったときに、「ぼくのを使って」と外国の少年が言ってくるところで泣いてしまう。

    OZの造形もすばらしいし、思いっきりデジタルな世界での戦いを、イカ釣り漁船や、魚を冷やすための氷塊でアナログにサポートしながら、携帯からポータブルゲーム機まで駆使して家族総出で大汗かいて乗り切るあたりが素敵!

  • バーチャルと現実を上手く分けて、かつ上手く融合させたなと思った。貞本キャラは見やすく魅力的。特に年配のキャラデザがいいね。家族って良いな、親戚って良いな、ばあちゃんかっけえ!やっぱばあちゃんしかいねえ!そんな作品。じゃないと思うけど私の中ではそんな作品。

  • しっちゃかめっちゃかの印象だけど面白かった

  • 2009年公開。

    レンタルDVDにて鑑賞。カットされまくってヒドい事になってるらしいテレビ版で観なくてよかった、と心から思う。

    チャット、ゲーム、ショッピングから、果てはビジネス、医療、納税に至るまで、様々なサービスが受けられるオンライン仮想空間「OZ」。そのアカウント数は全世界の携帯電話の普及率とほぼ同じと言われ、もはや人々の生活になくてはならないものとなっていた。
    物語の大半は「OZ」内で繰り広げられるハッキングAIとの戦いなんですが、サイバーサイバーしてるところに敢えて「古き良き日本の風景」(血縁、大家族、絆、田舎町、夏休み、花札etc……)をブッ込むところがオシャレでしょ?かっこいいでしょ?みたいな。

    すみません、ツボです。そういうの大好きです。超オシャレです。

    印象的だったのは、叔母(伯母?)の1人の「全部ゲームの中の話でしょ?」みたいな、ゲームに馴染みのない世代を代弁するかのような台詞。
    キーボード叩いてモニタの中でキャラ同士をド突き合わせてるだけなのにハアハアしながら「……くそォッ!」とか言ってる子どもって何なのコレ?って確かに私も思った。思ったけども、考えてみたら自分にだって、ファミコンのドット絵見ながら壮大なファンタジーの世界を旅してた時期があったんだよなあ、と。
    たかが電子データにいろんなものを託せてしまう人間の想像力って凄いし怖い。だから、多少ベタでも「バーチャルもいいけど生身もね!」って言ってくれる作品はホッとします。

    とは云え、CGバリバリの電脳空間をCGバリバリで表現してる所に物凄い説得力を感じた作品なので、やたらとコミカライズ・ノベライズされている事に逆に違和感。

    ちなみに観終わった後、家人と「花札やろうぜ!」って盛り上がったのはいいんですが、その花札をワンピース花札にするかエヴァ花札にするかで意見が割れてます。

  • 評価が高いようなのだが、個人的にはうーん…。感性が衰えてきてるのかな。

    素敵先輩の彼氏役(お風呂上りの姿を見ちゃうハプニングあり)というラノベ的・男子妄想的な始まり。
    アバターを用いることによる耳などがついた萌を入れ、バトルもの&変身もの要素をちょい加え、家族愛・協力・諦めないあたりのキーワードでまとめる。
    ラストはも一回ラノベちっくに。
    そんな感じ。

    絵や動きもジブリの影響を受けていることは否めない感じで、新鮮味は、いまひとつ。

  • 星三つの出来なのだが、「時かけ」の次にこの作品を作ってしまったという点を加味して星二つ。あの「時かけ」の次にこれをやってしまったのは本当にまずかった。
    「サマーウォーズ」という映画は「デジモンアドベンチャー~ぼくらのウォーゲーム~」のリメイクでしかない。いくら細田監督が「アニメ映画としては異例のロングラン」を作った「期待の新進監督」だからといって、こんなセルフパロディをやる時期ではなかった。
    原点回帰の金魚の映画を作っていいのは某老人のように走って走って走り尽くして、山の頂上に駆け上がってからようやくだ。今はまだ故郷や思い出を懐かしむ時期でも原点に戻る時期でも守りに入る時期でもない。
    「時かけ」という細田守のオリジナル劇場アニメ監督としてスタートラインに当たる作品の次、最初の一歩がこれだったことで「うん?」「え?」と首を傾げてしまった、もしくは「がっかりだよ…」とうなだれてしまった細田ファンは少なからずいたのではないかと自分は思っている。

    「サマーウォーズ」を一言で言うと「セカイ系批判をしようとして結局セカイ系にしかなれなかった映画」ではないかと思う。ネット社会やバーチャル世界を主軸にしながらも「家族(人間)のつながり」の大切さをテーマにしている映画なのだが、そのテーマを描くなら別に世界を救う必要は全くなかった。せめて田舎町ひとつが大パニックくらいに留めておくことはできなかったのだろうか。

    「時かけ」はタイムリープというSFを主軸にしながらも現代を写実的に描き、あたたかみのあるリアリティーが素晴らしい作品だったのだが、「サマーウォーズ」では無駄に風呂敷を広げてしまったがために設定が荒くなり、リアリティーのある世界を描ききることができなかった。結果、荒唐無稽なセカイを救う話になってしまった。「時かけ」は私たちの今生きている現実・現代社会にタイムリープというSF要素を加えて大事なことを見せてくれた作品だったが、「サマーウォーズ」は高校生が周囲と協力してセカイを救うというラノベにありそうなSF展開に無理矢理おばあちゃんや家族といった要素を付加して現実感、あたたかみを出そうと「がんばっている」ように見えてしまう。

    言葉は悪いが、ボロが出たように見えた。しかしこれがボロでないことを祈りたい。「ウォーゲーム」でインターネット黎明期の現代をリアルに描くことでたった50分のアニメ映画に映画と呼べる奥行きを出した監督、「時かけ」で今時の普通の高校生を主役に全ての人に普遍的な生きることのかけがえのなさと大切さを描いた監督の底力はこんなものではないと、次回こそは見せてほしい。

  • 主人公が本当に数学しかできない、地味な少年で共感がもてる。笑 主役なのにほんと見せ場が少ない!(・・・主役じゃないのか?!)結局「犯人じゃない」ということも、彼をシロにするためというよりは、「別にこいつってば特別な訳じゃないんだヨー」なんてことを表現するためという感じがするなー
    寧ろ皆を満遍なく活躍させるという愛情なのかもとも思う。(アラ贔屓目?)
    TwitterやらiPhoneやらDSやらの小道具もリアル。実際に起こり得そうな話。その中でおばーちゃんの存在がすごく大きくて、泣ける。
    平面で三次元を表現する、っていうアニメらしさが良かったです。CGの使い方もすごく上手かったし、アニメっぽい演出(水が飛んで鯉が飛ぶとことか!)も活きてた。映像としてすごくよく出来ていたと思います。

    以下余談ですがかなり終盤までカズマが女の子だと思っていました私。なんかそういう嗜好なのかしら私。あと理一さんが格好良すぎて好みすぎちゃってどうしよう。萌える。

  • 監督の名前を気にするアニメはそんなに多くありませんが、
    細田守監督作品はどれもきゅんとせつなくなる
    愛情がつまっている。

    サマーウォーズは、
    悪者がダレもいない、という都合いい設定では
    あるけども、
    センチメンタリズムで描ききるのではなく、
    「あきらめない」「勝つか負けるるかで戦をしない」
    というものすごく骨太な血肉の通った人生訓を
    描いている。

    『腹が減っていることと、一人で居ることは不幸』
    一緒に食事を食べて供に生きるのが愛だという
    ストロングメッセージのアニメである。

  •  晴れた夏の日に鑑賞したくなる作品です。
     私はこれを見ると、涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになってしまいます。亡くなった祖母を思い出し、家族のやさしさに触れたくなり、だれかに「あんたならできる」と言ってあげたくなります。そして自分も言われたい。
     何度見ても心に響いてきて、鑑賞時間も忘れるくらい夢中にさせてくれる傑作です。
     この作品か『時をかける少女』を、毎年の夏にテレビで放送してくれないかなあ、なんて期待しているんですけどね。
     最後に、白のFDがきれいに修理されることを願っています。

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著者プロフィール

1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターおよび演出として活躍後、フリーに。『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)を監督し、国内外で注目を集める。11年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。監督・脚本・原作を務めた『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)はいずれも大ヒットとなり、『未来のミライ』(18年)ではアニー賞を受賞、米国アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされ世界中で注目を集めた

「2021年 『角川アニメ絵本 竜とそばかすの姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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