クヒオ大佐 [DVD]

監督 : 吉田大八 
出演 : 堺雅人  松雪泰子  満島ひかり  中村優子  新井浩文  児嶋一哉 
  • アミューズソフトエンタテインメント
2.83
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本棚登録 : 1184
感想 : 234
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4527427645790

感想・レビュー・書評

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  • 劇場で見ました。

    結婚詐欺って、どんなふうに騙すのかなって興味あったんだけど
    映画になったところはもう「間抜けなところ」ばかりでした。
    それなりに面白くはあったけど…。

    最初のほうが予告編だと思っていたら始まっていました。
    そこが詐欺だったかなあせあせ

    騙されても心の底から憎めないところが
    恋愛相談室にでてくる話みたいでした。

  • 「桐島、部活辞めるってよ」が話題の、吉田大八作品。
    実在の人物をモチーフに、軽薄で間抜けなクヒオと女たちの在り方を、あくまでサラッとコメディータッチに描く。
    「Don't kill you!」ってボロを出すところとか、爆笑。

     嘘つきって言うのは、自分の言っていることだけじゃなく、自分の在り方さえも定まらずに「真」とか「偽」とか関係ないんだということ。誇大妄想に似たアメリカ信仰も滑稽で、でも現実には、アメリカに憧れる日本人ってのは、このくらいいかがわしいものでも信じるんじゃないか、と思ってみたり。そう思うことが、クヒオを含めた監督の「はぐらかし」の術中にハマっている気もする。

    このあとにパーマネント野ばらがあって、桐島があると考えると、この人は相当にリアルとファンタジーの狭間を描くのが上手だと思う。

  •  dビデオに加入したのでなんとなく観た。
     う、うーん? ハイセンスなのか? よく分からんけど面白いなっていう感想と、やっぱりよく分からんなっていう感想が混在して、結果よく分からんかった。
     満島ひかりと恋に落ちたポイントがちょっとわたしには分からなかったよ……
     最後まで嘘をついて暗い生い立ちを隠すところはよかった。空と海の映像がきれいだったな。
     湾岸戦争と絡めてあったのはなんだか中途半端な感じがして……実話だからそういう要素があったのかなあ。
     銀座の女=詐欺師=相手の望むことをやってあげているだけ=アメリカ、っていう図式できちゃってる気がしたけど大丈夫なのか。

     あ、エンドロールで流れるクレイジーケンバンドの主題歌がバカバカしくて陽気で楽しかったです。

  • 『力道山』に続いて実話ベースの映画。どうみても日本人の米軍服を着た結婚詐欺師クヒオ大佐の悲哀にみちたコメディ。監督は『桐島、部活やめるってよ』でブレイクした吉田大八、主演は当時ブレイクしかけてた堺雅人。

  • もっとエグい詐欺を想像したけど、大した事ない。あと、湾岸戦争のシーンの意味が解りづらい。安藤サクラをもっと観ていたかった!

  • クヒオ大佐には騙している自覚が薄いというか、本人自身がむしろ一番に「自分はクヒオ大佐だ!」と信じ込んでしまっているような気がした。
    だからこその笑いだったり、切なさだったり。
    松雪泰子演じる、しのぶさんの一途さは羨ましくさえある。

  • 世界平和のために"京(けい)"単位の秘密資金動かし真剣に人類救済を考えている人に返済義務のないお金を融資するというハナシに乗ってなぜだか知らないが何千万円もつぎ込んだ人が間接的な知り合いに居る。
    泥棒が泥棒と名乗らないように、詐欺師は自らを詐欺師と名乗ることはない。なぜなら、詐欺師は自分のことを詐欺師とは思っていないのだから。
    今もこの日本のどこかでM資金だの秘密資金だの、融資詐欺にひっかかっている人が多いのだろうなぁ……と余計なことを考えて観ていたからこの映画の本当の面白さはわからなかった。


  • 米軍特殊部隊ジェットパイロットにして、父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐(堺雅人)は流暢な日本語で戦場での武勇伝を語り、次から次へと女性を騙す、稀代の結婚詐欺師。弁当屋を営むオールドミスしのぶから言葉巧みにお金を引き出し、学芸員の春を次なるターゲットと定め言葉巧みに近づく。さらに銀座のホステスに狙いを定めるが逆に投資話を持ちかけられる。ある日しのぶの弟に正体を見破られてしまい恐喝されてしまう。
    明らかに胡散臭い男に騙されてしまう女達。これが実話を元にしているのだからビックリ。コメディにしては笑えない。人間ドラマにしてはぐっとくるものがない。

  • 先に小説を読んでいたので最初のほうはその違いにはとまどったが、淡々とした演出で進んでいき、ちょっと不思議な感じもあって悪くない。

    小説からは主人公の設定を持ってきただけで、あとはほぼ映画オリジナルといってもいいだろう。その意味では小説を原作としないほうがかえってよかったのではないだろうか?(まあいろいろと事情があるのだろうけれども)

    原作にあったクヒオ大佐のめちゃくちゃな性格や虚言癖に彩られた人生と、それに翻弄される女性たちの哀しみ、彼を支え続けた女性の屈折した内面や欲、などなど、入り組んでいてドロっとした人間関係みたいなものを期待すると、かなり肩透かしを食らうだろう。

    だが、それを描こうとしたら2時間にはとても収まらないので、そうしたドロドロしたところを取っ払い、淡々とした演出で見せていく方向に切り替えたのは映画化するということにおいては成功していると思う。

    もし小説を読んでいなかったら、これはこれでそれなりに好きな映画かもしれないぞと思い、どういうラストを迎えるのか興味深く観ていた。

    のだが、

    続きはこちら
    https://rocketman3.wordpress.com/2019/02/19/kuhiotaisa/

  • うーん。楽しみ方がわからないまま終わってしまった感じです。キャストさんはとてもよい感じだったのですが…。

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