僕の初恋をキミに捧ぐ スタンダード・エディション [DVD]

監督 : 新城毅彦 
出演 : 井上真央  岡田将生  杉本哲太  森口瑤子  細田よしひこ  原田夏希  窪田正孝  仲村トオル 
  • バップ (2011年12月26日発売)
3.12
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本棚登録 : 818
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021154673

感想・レビュー・書評

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  • ネタバレ注意!
    「僕の初恋をキミに捧ぐ」を鑑賞しました。いやはや、これがまた色んな作品をオマージュしたなかなか侮れない映画でした。

    まず冒頭ではいきなり小学校低学年の男の子と女の子がお医者さんごっこをしながら服を脱がせようとするという異様なシーンから始まります。これは「チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁」から来ていますね。

    次に点滴が痛くて暴れるという理由で男の子をベッドに縛り付けるという意味不明な展開が。なんだこのシーンはと不思議に思ったのですが、ここは「震える舌」のオマージュですね。ちなみに、この次には縛られてトイレに行けないのでおむつにオシッコをさせるというなんともアブノーマルなシーンが(意味もなく)挿入され、今後の暗澹とした展開を想起させる作りとなっています。

    そして、映画は進み中学生になった二人。彼女が保健室にて自分の体操着をめくりあげ下着を見せようとするシーン。このカットは「死霊のしたたり」の生首レイプシーンを参考にしているでしょう。

    また、中学卒業と同時に彼女に別れを告げる主人公。そうして別の高校へと進学したはずの彼女が、主人公の高校の入学式に新入生代表として現れ教職員に暴行を加えた挙句にあなたの花嫁になってやると告げます。ここでの執着心の恐ろしさは「ミザリー」や「エスター」から来ているのは一目瞭然です。

    さらに二人が通う全寮制高校は「サスペリア」のオマージュ。
    主人公が子孫を残すことを考えて彼女とセックスするのは「スピーシーズ2」ですね。
    彼女が病院の屋上でため息をつくのは「ゾンビ」。
    主人公に移植するために心臓をくれと懇願するシーンは、臓器は違いますが「バタリアン」。
    病院を舞台にしている設定は「TATARI」を彷彿とさせます。
    そして、ビーチでいちゃついくシーン。これはわかりやすいですね。「ジョーズ87’復讐編」です。
    主人公が一日だけ息を吹き返すというのは「ジーパーズ・クリーパーズ」でしょう。
    そして最後のシーンではロブ・ゾンビの最新作をオマージュするという大胆な試みもなされています。

    この他にも挙げていけば枚挙にいとまがありません。
    正直ここまでオマージュを散りばめられる監督は日本には珍しいのではないでしょうか。
    生ぬるい邦画だと思って侮っていた私が馬鹿でした。

    PS.感想はあくまで個人的見解なので保証はしません。責任も取りません。

  • <日本語音声・字幕なし>

    誰だ、こんな甘い映画を録画したのは。
    母ですね、わかってました。

    ***
    幼少期も、成長後も、ヒロインの子が一途で良い。
    勝気な正確に、井上真央がよくはまっている。

    最初に出てくるよつばのクローバーのエピソードが、涙腺のピークだった。
    そのあとは、マンガの原作があるからか、
    エピソードが小ぶりで、しかも詰めこまれすぎている印象。

    ライバル君と勝負するエピソードでは、
    勝って「マユに近づかない」と約束させたのに、
    彼のその次の登場シーンでは、普通に二人と話をしている……
    じゃああの勝負は何だったんだ。

    ルームメイトの存在も、あまり意味を持っていなかったと思うし、
    白い女の子の最後のエピソードもサラッと流されてしまった印象。

    場面場面は悪くないのに、なんだかもったいない。

    ***
    10年以上も一緒にいて、
    あのラブラブっぷり(特にマユの)が続くのはすごいなあ。

    しばらくは「ハイハイ少女マンガだからね」と思って観ていたけれど、
    入学式の「私を見下さないで!」という啖呵で見直した。

    いや、あのありえないシチュエーションには冷めましたが、
    勉強サッパリの状態から、家庭教師を何人もつけてトップ進学校に入学した
    という行動自体は素直に尊敬した。

    ***
    心臓が悪くてろくすっぽ運動してこなかったタクマが文武両道のコウに勝てるわきゃないだろ、とか、
    臓器提供者の家族と受け入れ側の関係者が直接顔を合わせちゃまずいよね、とか、
    平手打ちのことは謝らずにありがとうだけ言うのか、とか、
    まあ突っ込みどころは満載です。

    ローティーン向けかな。

    ***
    【10/25追記】
    他のかたのレビューを読んで、
    録画では切れていた、エンディングの歌を聞いた。

    平井賢の「僕は君に恋をする」

    本編の映像を思い出しながら、何度も噛みしめてしまった。
    そうか、本作はこの歌のバックグラウンドストーリーだったのか。
    でも、それでも、最後の教会シーンは要らなかったかな……。

    ごめんね と 好きだよ が連なるフレーズが切ない。

  • キャストだけでストーリーは全く未チェックで見たけど、まるで携帯小説のようなお話であった…。感情移入は全然できないんだけど、初々しいカップルは見てて非常に微笑ましく、恋愛がしたくなった。あんなにまっすぐ好きな気持ちをぶつけられる相手が近くにいるというのは、とても幸せなことだと思う。でも、ラストは正直どうかと思う…。

  • 絶対先には絶対つながらない話だなと。生きることは「かなしいことだ」と思ってしまった繭はこれからどうしたらいいんだ。

  • 真央ちゃん、可愛い(^^)
    生きることに執着を持たなければ
    生きて行けないのだなぁ。。。
    考えたことすらない。

  • 役者さんは好きな人がたくさん出ているし頑張って演技されているとは思うのですが、漫画だから可愛い絵柄で現実感がなく見られていたシーンも、実写になることで変にリアルになり違和感しか覚えない話運びになっているところが多く感じました。
    このシチュエーションはありえないと思うようなシーンの連続で現実に引き戻されてしまい、なかなか入り込めないまま終わってしまった印象です。

  • なんの前知識もなく観ました。
    予想外の展開で最初から最後まで涙出っぱなし。

    美男美女すぎて現実離れしてたけどね。

  • 内容は中高生向けだけど「こんなイケメンな幼馴染がほしかった」という思いについては万国共通だと思う

  • 辛い。けれど後悔はなく、きっとまた貴方に恋をするというのが良い。
    そう思えると救われるかな。信じ込めるのも人間力。
    間違ってなんかいない、苦しみより幸せが勝ってる、逃げない恋。

    悲しいことに飲み込まれちゃうような人間には出来ないこと。

  • 子役のシーンがもう可愛すぎて、そして、切なくて。。あのキスシーンの可愛さはNO.1♡そして、岡田将生の逞がカッコ良いの一言。もろタイプでした!笑 パルパルが出てきたのは、嬉しかったよね。やっぱり漫画ものはキュンキュンが止まらなくて、好き♡

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