コーヒー&シガレッツ [DVD]

監督 : ジム・ジャームッシュ 
出演 : ケイト・ブランシェット  ロベルト・ベニーニ  スティーブ・ブシェミ  スティーヴン・ライト  ジョイ・リー  サンキ・リー  イギー・ポップ  トム・ウェイツ  ジョー・リガーノ 
  • 角川映画
3.75
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本棚登録 : 846
感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126208066

感想・レビュー・書評

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  • 2005年日本公開作品。数十年にわたり撮りだめたショートストーリーをまとめた作品。喫茶店自体が減ってきている昨今、見ていて懐かしい気分になります。11篇の作品に共通しているのは、珈琲とタバコ、かみ合わない会話と皮肉も入った会話。見ている私は、喫茶店の少し離れた席で聞き耳を立てている感じです。モノクロ映像が、いろんな想像を掻き立てます。作品自体、好き嫌いがはっきりするのではないでしょうか。ほかの方の感想にもありましたが、喫茶店にエンドレスで流れているのが、ピッタリかなと思います。

  • 2003年公開。

    インディーズの鬼才
    ジム・ジャームッシュ監督が、
    1986年から10年以上にもわたって
    少しずつ撮り貯めてきた
    コーヒーとタバコをモチーフにした
    たわいない会話だけの
    11本のモノクロストーリー。


    ただタバコを吸いながら、
    コーヒーを飲みながらの
    クセのある会話を
    登場人物たちが繰り広げるだけの短編集なので、
    人によって評価の分かれる作品だと思います。
    (まぁストーリーはないも同然なので笑)

    それでもなお
    惹き付けて止まない魅力が
    ジム・ジャームッシュの映画にはあるんですよね。


    自分はこういうオフビートな
    ノリ大好きです。

    特に昨今の異常ともとれる禁煙化に
    疑問を感じる身としては
    (健康を盾にした魔女狩りと変わらんやん)
    ジャームッシュの心意気(反骨心)が
    見えるような気がします。


    ジックリと作品を鑑賞するというよりは、
    リラックスして
    タバコを吹かして、
    コーヒーでまったりしながら、

    カフェで他のテーブルの
    人間観察でもしてる気分で
    ボーっと観るのがオススメかな。


    なお、どの話も
    豪華な俳優、
    ミュージシャンらが、
    他人を演じるというよりは
    本人として出演。

    ハイテンションな
    ロベルト・ベニーニ、
    ウェイター役の
    スティーブ・ブシュミに
    ビル・マーレー、

    ロック好きなら
    最もタバコが似合っていた
    パンク界のゴッドファーザー、イギー・ポップと
    酔いどれ詩人トム・ウェイツの
    禁煙中の会話には爆笑必至!
    (今は亡き(泣)ホワイト・ストライプスの
    ジャックとメグの
    二人の素の会話も
    かなり貴重なんでは)


    そしてケイト・ブランシェットの
    一人二役はまんまとやられたし
    お見事の一言!


    タバコはいつの世も
    反抗のシンボルであり
    様々なロックや映画を彩ってきたし、
    作家や映画監督など
    表現者たちのイマジネーションを刺激したり
    労働者たちの生活の句読点となってきました。

    勿論喫煙マナーを知らない輩は論外だけど、
    あまりに一方的に
    悪者に祭り上げる構図は
    いかにも日本的だな〜っと個人的には思うんやけどなぁ。


    何はともあれ
    音楽好きさん
    オシャレ好きさん、
    人生には
    タバコやコーヒーがなきゃって人には
    オススメします(笑)

  • 映画大好きポンポさん3で映像表現をテーマに取り上げられていた1本。

    おっしゃれー、と思って観て、他の感想を見たらみんな、おしゃれおしゃれ言っていた。
    おしゃれ映画です。

    カフェのテーブルをはさんで2人で話す、というだけの小話が数編。
    時々俯瞰になってテーブルとコーヒーだけ映されるの好き。
    あとどっちかが去ったあとの残された一人の図も好きだ。
    これは何度も見返しても面白そうな映画。

  • ようやく観た。
    コーヒーを飲み、煙草を吸いながら、とりとめもない話をするだけの短い一幕の話が集まった映画。
    どの話もとぼけていてクスッと笑える。なんだか、大阪とか京都の"喫茶店"で耳に入ってきそうなやりとりが多かった。途中から関西弁が頭のなかに渦巻いてきた。

    ロベルト・ベニーニ、イギー・ポップ、トム・ウェイツ、ケイト・ブランシェット、スティーヴ・クーガンなど、キャスティングがけっこう豪華。
    そうそう、終盤にビル・マーレイが出てきたのも嬉しかった。とぼけた演技をさせたらやっぱり最高だ。

    観終わったあと濃いコーヒーを飲んだのは言うまでもなく、
    禁煙してもうずいぶん経つのに錯覚で煙草の匂いがしてきて、思わずコンビニに走りたくなった。のを抑えた。

  • お洒落。「私立探偵 濱マイク」の映画館でかかってた作品の1つ。
    オムニバス形式なので、くるくると次々に登場人物とシチュエーションが変わるのも面白かった。豪華キャストな気がします。
    どんな関係でお店に居ても、たいてい気まずい空気なのも良い。
    桃井かおりさんの良いオンナになるため3箇条「タバコ」に「吸ってたら感じ掴めるから。余計なこと言っちゃダメなのよね、きっと」というのがありますが、余計なこと言ってもそれも素敵です。

    特に好きだったお話について。

    ルネ・フレンチさん美しい。一般人らしいのすごい…
    画面にタイプの違うケイト・ブランシェット様が2人いるの眼福です。
    それまで優位に立ってたはずが、主導権が鮮やかに入れ替わるの面白かった。「いとこ同士?」が心に残ります。現金な奴。
    コーヒーサーバーから直飲みし、チャッカマンでタバコに火を付けるビル・マーレイ。濃い。ヤバい幻覚です。代替医学とは??
    最終話、切ない。友人(?)の老いをまざまざと見せ付けられて。これまでのお話ではたぶん全てカップアンドソーサーのコーヒーだったのに、これだけ紙コップなのも切ないです。

    カフェのテーブルクロスは、モノクロだから黒白の市松模様なのかな。格好良いです。
    タバコは吸えないしコーヒーも苦手だけれど、タバコ吸ってコーヒー飲んで…絵になるなぁ。どこからでも観られるし、ずっと観てられる作品でした。

    スペシャルサンクスとパーソナルサンクスとリスペクト。LONG LIVE。

  • 誰かにオススメしやすいいい映画。

    白いカップアンドソーサーとコーヒー、タバコ、それが格好良く見えて仕方ない。

    そして何よりも出演者とそのキャスティングが絶妙!!

    イギーポップとトムウェイツが!?
    ケイトブランシェットが!?
    ビルマーレイ、何バイトしてるの!?
    ってなりながら笑いながら観たい。

    この映画が良かったよ、となる人なのか否か。それで今後の付き合い方を考えてしまう気がする、そんな映画。

  • 煙草の煙とコーヒーは会話の行間を埋める。
    内容があるような、無いような、そんなフワフワした感じが魅力。

  • 勧めてもらって初めてみたジムジャームッシュ!
    おしゃれ!センスいい。好き。
    カフェとかで流してほしい

  • 俯瞰で映されるテーブルの上のコーヒーと灰皿。
    なんとなく居心地の悪い会話、雰囲気のいい音楽、異色のキャスト。
    いちいち全てがスタイリッシュ!
    これだけシャレオツなのに、あざとさを感じないのがすごい。

    コーヒーとタバコは最高のコンビ。
    こんなの見たらますます止められないわ...。
    ルネみたいに色っぽく一服キメてみたい。

  • 俳優やミュージシャンの名前や、煙草のおいしさや、絶妙なユーモアを聞きとる英語力や…この映画を楽しむにはわたしはいろいろなものが欠けていました。

    だけど、目に飛び込んでくるこの映像だけは、めちゃめちゃすき。

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