ブレードランナー ファイナル・カット [DVD]

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監督 : リドリー・スコット 
出演 : ハリソン・フォード  ルトガー・ハウアー  ショーン・ヤング  ダリル・ハンナ  ジョアンナ・キャシディ 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ (2010年4月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135804358

ブレードランナー ファイナル・カット [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 1982年の作品。
    2019年が舞台、
    レプリカントと呼ばれる人造人間の専門捜査官(ブレードランナー)と、
    人間に反抗したレプリカントとの追走劇を描いたSF映画。

    まずこの映画、
    バージョンが5つもあるらしいけれど、
    ファイナル・カット版でしか観ていない人間の感想ですのであしからず。


    さて、
    冒頭シーンでまず思い浮かべたのは、
    押井守(一度押尾学と入力ミスw)の「攻殻機動隊」と「イノセント」。

    もちろんこちらが元ネタなのは年代的に言うまでもないが、
    「摩天楼が林立する退廃的な近未来」という映像イメージがそっくりである。
    「人間とはなんであるか」というテーマもほぼ同じだ。

    もっというとブレードランナーは、
    メビウスとかエンキ・ビラルの世界観が下敷きとしてある。
    実際メビウスも衣装デザインで参加しているようだし。

    それから、
    世界観を形作る上で重要な役割を占めているのは「雨」だ。
    これはどうやら「酸性雨」らしく、文明社会の否定的な表現だと思われる。

    また、
    「眼」が多く登場するのは、監視・管理の暗喩である。


    そろそろ内容の話(ネタバレあり)。

    人間とレプリカントの関係を行き来しながら、
    「人間とは何か」というテーマを描いているのだけれど、
    こういう手法は上記の攻殻機動隊などでも踏襲されているように、
    今では結構ありふれてしまっている気がする(寄生獣とか典型)。

    まぁ、
    それだけでも俄然面白いし、
    主人公も実はレプリカントかも、
    というオチも秀逸である。

    けれども、
    ぼくが特に面白いなーと思ったのは、
    そこに「神」という問題が絡まってくるところだ。

    アメリカだから、
    もちろんキリスト教的な唯一神である。

    レプリカントにとっての神は、
    タイレル社のタイレル博士なわけだが、
    後半その博士を殺してしまう。

    つまり神殺し。
    神の否定である。

    けれども、
    単純な恨みつらみだけでないのは、
    殺す時のロイ(レプリカントのリーダー)の表情を見れば明らかだ。
    恐怖や悲哀、愛情までもが綯い交ぜになって渦巻いている。

    この場面は非常にグッとくる。

    ちなみに、
    ロイは神の子(キリスト)という扱いになっている。
    手の平に釘を刺すところ(磔の暗喩)で分かる。


    他にも色々思うところがあるけれど、
    また機会があれば書こう。

    こういう作品があることは幸せなことだな。

  • 子供の頃は、近未来の煌びやかな世界観に圧倒されて人間の根本の「生きる」ということが分からなかった

    「生きる」ということは「死ぬ」ということと相対しているのだとやっと分かるようになってきた
    歳を重ねなければわからない
    死とは生なのだ

    レプリカントと呼ばれる彼らが過酷な経験をした後に待っているのは「死」だけ
    感情を身につけた者達は、自分の「生」に疑問を持ちナゼ?かと問いかけつつ死んでいく者がほとんどだろう
    彼らは何も悪くない、これもまた人間の利己主義からなるものだろう

    人間とはどれほど身勝手で自分本位で欲深いのだろうか

    高い知性を得たロイは、ただ生きたかっただけなのに
    怒りを覚え
    愛を覚え
    そして、許す心を手に入れたのですね
    彼らの魂も天国へ行ってほしい

  • 「映像」や世界観で評価されている印象の作品だけれど、「宿命」に抗い、自分の「生」を真っ当に享受するために反逆するレプリカントは、今見ると、派遣村や非正規雇用、ニートやマイノリティとして「革命」を待望し過激に運動(言論)している側にダブって観えた。最後、主人公たちの宿命からのエクソダスはどこに向かうんだろう?

  • さすがに古色蒼然としている…
    というか、実際この作品がその後のSF界にものすごい影響を与えてるらしいけど。
    リマスターされた映像はすごく美しい。音楽もよい。さすがリドリー・スコット。

    SFというよりは、とても奇麗で不思議なファンタジーだと思った方が正解かも。ファンタジーだと思えば、今見ても新しい。そういう映画です。
    不思議な感じにオリエンタル色を帯びて雑駁な感じのロサンゼルスの街は、幻想的という他はないです。

    短い寿命の中で、必死に生きようと足掻くレプリカント達が悲しい。
    ハリソン・フォードにはあんまり色気を感じないんだけど、レイチェルに"Say 'Kiss me', (Say) 'I want you' " と言うシーンは良かった。私も言いそうになった(…バカか?)

  • 「映像」や世界観で評価されている印象の作品だけれど、「宿命」に抗い、自分の「生」を真っ当に享受するために反逆するレプリカントは、今見ると、派遣村や非正規雇用、ニートやマイノリティとして「革命」を待望し過激に運動(言論)している側にダブって観えた。最後、主人公たちの宿命からのエクソダスはどこに向かうんだろう?

  • ひっさしぶりに観た。
    いい加減原作も読まないとな。
    続編はどうなりますやら。

  • 原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を読んでから鑑賞。

    全然違う。

    んで、全然意味わからんかった。

    原作と比べながら観たからわからなくなったのかな。ついでにおもしろさもわからない。
    ハリソン・フォード超絶弱いし。どうした。

    情報入れてからまた観るかな。
    (161205)

  • アクのあるSF映画。
    怪しげな日本文化がスパイスになってる気もする。


    ハリソンフォード氏が好きなので、何度か見ているが
    STAR WARSには及ばない。


    テリー・ギリアム監督の作品が好きな人におすすめ。

  • ふむふむ。レプリカントね。
    SF。何年のでしょうか。2019年の世界ということでしたが、あと3年くらい先の話か。あり得るな。なんかでも、物足りなかった。無駄なカットも多々あった気がする。まぁでも当時としては画期的だったのか。少し考察してみます。オチというかテーマが稚拙だった気もする。当たり前というか。

  • 2015.09.05 鑑賞

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