ディパーテッド [DVD]

監督 : マーティン・スコセッシ 
出演 : レオナルド・ディカプリオ  マット・デイモン  ジャック・ニコルソン  マーク・ウォールバーグ  マーティン・シーン  レイ・ウィンストン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.56
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135804006

感想・レビュー・書評

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  • マフィアが警察に、警察がマフィアにスパイを潜入させます。善人が悪人を、悪人が善人を演じてそれぞれのミッションを進めるので緊張感がたまりません。特に、ディカプリオは心ならずも悪事に加担する苦悩をみせたり、身バレの不安に苛まれる演技が上手い。欲を言えば、その苦悩を受け止める女医さんは悪人のマット・デイモンとも付き合っています。2人の男に同時に愛されている苦悩は演技の見せどころですが、物足りなさがありました。

  • 同じ警察学校を卒業し優秀な警察官となった二人の歩む道はまさに対象的。と思いきや実は。。。マフィアの世界って本当にこんな感じかもって思える作品です。マット・デイモンファンにはたまらない一本です♪

  • アンハッピー版フェイス・オフという感じ。(原作が他にあるのね。こういう入れ替わりモノってジャンルがあるのかな)
    役者が悪いわけでも、物語がつまらないわけでもなんでもないんだけど、なんか報われなくてもやもやが残る。生まれ落ちての環境に抗わずに生きてきたマット・デイモンのサリバンはもちろん自分のやってきたことのツケを払わされたわけだけど、あの環境下でまだ無知な子どもがコステロと距離を置くのはそう簡単じゃなかっただろうから、もう少し救いが欲しかったし、レオナルド・ディカプリオのコスティガンは自分の生来の環境に逆らって生きてきたのに、覆面警官として消耗されて終わっただけで本当に報われない。サリバンとコスティガンが結託してコステロを陥れるくらいの爽快感がほしかったわ。
    それにコスティガンが最後に分析医のマリガンに託した封筒の中身も気になる。やっぱり、コステロとサリバン(マット・デイモン)のつながりを証明する音源のコピーとかだったのかな。それとも、一連のことを語った手記なのかな。
    あとは、なんとなーくマット・デイモンとレオナルド・ディカプリオは逆でもよかったんじゃないかなあと思った。追い詰められていくディカプリオの顔つきが、悲壮というより鋭すぎて……悪役としての彼を見たいと思ってしまった。マット・デイモンはどうしても人の良さがにじむ役がお似合いだから、収まりがいい気がしてしまうだけかもしれないけど。
    そんなわけで、良い映画なのに自分とは相性が合わなかったかなあという感想。
    設定のアイルランド系アメリカ人に合わせて、ところどころバグパイプの音楽なんかが散りばめられているのはよかったかな。

  • 音楽がいい!
    劇場で見て、Dropkick Murphysにドはまりした思い出。何度見てもあのバグパイプのイントロでテンション上がるけど、見ればみるほどストーリーはふつーだなーと思う。
    インファナルアフェアを見なければならない。

  • マーティン・スコセッシ監督のマフィア対警官のドンパチ。ディカプリオが切ねえなあ。自分を偽って犯罪組織に入って精神ごりごり削られて…覆面てそんなすごいことやってる人たち本当にいるのかしら。
    そして全員死ぬ感じが気持ちいいっちゃあ気持ちいい。

  • 『ダブル・フェイス』を最初に観ていたこともあったせいか、
    あの緊迫してギリギリの苦しさと物悲しさが、
    ハリウッドになると薄味になってしまうのは何故かと、
    物足りないような、
    わびしいような感覚に陥った。

    ただ、誰しも演技派であって、
    映像も美しく、
    スコセッシ監督はマフィアやギャング、ヤクザ、
    そこに対比させるように配置するが決して清廉潔白ではない警察もしくは権力という構図が、
    相変わらず大好きなのねということが、
    よくよくわかった。

  • 警察にはマフィアのスパイ、マフィアには警察の潜入捜査官が入り込み、互にネズミを探し合う。

    潜入させる警察の上司の口が悪くて嫌な感じ。
    警察側は本当にシンドそうだった。
    ラストの怒涛の展開には唖然としたし、騙された精神科医の女医さんが1番可哀想。

    この作品を見ながら日本のドラマでも同じようなの見たなぁ…と気になりタイトル検索して「ダブルフェイス」だと知る。

  • 『ダブルフェイス』は前に何回か観てすごく面白くて、原作が香港の『インファナル・アフェア』でアメリカ版がこの作品だということも知っていた。だからずっと見たくて。

    でも結末が悲惨で、観たいけど観たくないような気分でずっと先延ばししてた。
    ずっと潜入捜査官に感情移入してしまって、途方もない孤独と絶望を感じていたところ突然殺されるのだから。

    ストーリーは日本もアメリカもそれぞれアレンジしてガラッと変わるのかと思っていたけど、ほとんど一緒だった。
    アメリカ版と日本版なら、まだアメリカ版の方が少し報われる気がした。女医さんが真相を明確に知っていて、おそらく巡査部長に伝えただろうし、ビリーは死後とは言え潜入だったことが世間に明かされ表彰される。コリンは巡査部長に殺される。
    日本版はそれがなかったので、最後まで見ても絶望しかないと感じた。

    嫌がっている人間を潜入捜査官にした罪はないのか?上司が死んだら誰も身分を証明できないのはどうなんだ?実際、潜入捜査官は存在するのか?など、色々考えた。

    最初は二人とも血気盛んな若者に見えたのに、ディカプリオは繊細で切なく、マット・デイモンは人当たりの良い大型犬のような印象に分かれた。不思議。
    女医役の女優さん、見たことあると思ったら『エスター』のお母さん役だったのか・・・美人。

    インファナル・アフェアもぜひ観たい。

    20240120

  • 名優ジャック・ニコルソンによるネズミの顔ものまねに感動した!

    たしかに、あの瞬間、そこにネズミが現前した!

    そんなことはどうでもいいですか。そうですか。

    ディカプリオはやっぱり東洋人ぽい顔だと思う。途中、山田孝之かと思ったもん。

    そんなことはどうでもいいですか。そうですか。

  • Netflixで観た映画。
    「裏切り」に関連する作品として紹介され、見てみた。

    2006年の映画で、レオナルド・ディカプリオ(マフィアに潜入するネズミ)とジャック・ニコルソン(マフィアのボス・コステロ)の演技がとてもよかった。

    「警察・マフィア間でそれぞれにネズミ(潜入者)がいる」「いつバレるかわからないサスペンス」で興味を牽引するアクション作品。

    一方で、主要人物もバンバン死ぬし、コステロがFBIのネズミだった話もどんでん返し的ではありつつ、組織間の構造もよくわからず(FBIは何のメリットがあった?)、作劇事情の飛躍も垣間見られ、後に残るものは何もない映画でもあった。

    コステロが死ぬのもあっけなかったし、それまでに比べて脇甘すぎたし、サリバン(マッド・デイモン)のリアクション(其れまで服従した育ての親がFBIのネズミと分かってなぜ手のひらを返せた?)もご都合主義的。というかサリバンの動機付けが一切語られなかった。あと、コステロがビリー(ディカプリオ)を疑って罠を仕掛けても1日経たずにシロとみなしてたけど、あれも早すぎ。

    死に特段意味のある映画では結局なかったので(ただ死ぬだけ)、「Departed(死者)」というタイトルにも特に深みはない。

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