エデンの東 [DVD]

監督 : エリア・カザン 
出演 : ジェームス・ディーン  ジュリー・ハリス  レイモンド・マッセイ 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135804365

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な事にこの名作を未鑑賞のままでいた事に気が付きましたのでWOWOWのアカデミー特集の放映での鑑賞になりました。

    ジェームズ・ディーンが素晴らしいですね。『理由なき反抗』と少し重なっている主人公象でしたが、家族として、親子として愛する事、愛される事の難しさを感じました。

    彼の上目づかいに大人の心を伺う様な視線が堪らない魅力に感じています。前記の作品のレビューでも書きましたがこの作品を観れば彼が‘永遠なる青春のヒーロ’である事が良く理解できます。

  • 1955年の作品
    ジェームズ・ディーン主演、かなり古い映画だが、
    なんと言っても『エデンの園』は映画音楽が有名。

  • 19955年10月ジェームス・ディーン主演。
    昔からタイトルはよく聞いた映画、1917年のカリフォルニアを舞台にした旧約聖書創世記カインとアベルの逸話だという。双子の兄弟で出来は正反対、父の承認を得ようとする弟が主役。大豆で稼いだ金をレタスで損した父へのプレゼントにしようとするが、戦争利用だと否定される。この場面はつらいなぁ。
    音楽も聞き覚えある。評判は良いので再見したい。

  • もう一度見よう。◆不良・不良と喧伝されるが、現代のそれとは程遠いばかりか、ジェームスの芝居が不良というには余りに物悲し気。マッチョなアメリカンヒーロー像とは対極の、しかも、親の愛を求めて右往左往するという、かなりお子ちゃま感満載の主人公が物語を展開していく。上手いなあとは思うが、感情移入することは難しいキャラだ。それは親子と言えども、各々独立した人格であり、大人であればつかず離れずの関係性を持ち得るからである。◇旧約聖書に疎いとはいえ、この映画だけから聖書の暗喩を捕まえるのは容易とは思えないのだが…。

  • 見たことがあるような気がしていたが、やはり見たことがなかった。ジェームス・ディーンの手足が短く感じ調べてみると170cmあたりと出てくる。そうかも。流布しているイメージから足が長い美男子だと勝手に想像していたのかも。

    ストーリーより音楽とジェームス・ディーンの上目遣いの顔が独り歩きしているかも。

    1955アメリカ
    2018.8.27BSプレミアム

  • カザン、カラー録ってたんだ。

    善良な父兄のようになれない自分のルーツを求め出歩き、母に会う主人公。血のせいと信じるが兄の婚約者もまた父は再婚して育てられ、心の内で父を許すことで楽になったと諭す。…ラスト以外は良かったが、ラストがなあ…結果兄を追い出しその婚約者と一緒になるのはひどいのでは
    お兄ちゃん…

  • 父親から疎んじられて育った青年。求めても求めても得られなかった父親の愛をついに最後に獲得するラストは感動的です(兄の恋人であるアブラの気立てのよさに救われた感)。ただ、父親から寵愛を受けた兄への意趣返しと転落はほろ苦いです。これでほんとに主人公は救われたと言えるのかなぁ。

  • 厳格なキリスト教徒とその二人の息子の話。
    キリスト教の教条主義的なところを真っ向から否定している点が好き。
    イラつく看護婦が唐突に出てきて何かと思ったら、結末でなるほどと納得。

    兄のアロンが狂ったまま放置なのは昔の映画故か。

  • 有名だしいろんな本で言及されているから観てみた。
    タイトル通りまんまカインとアベルの物語。もうちょっと聖書知識あったらもっと楽しめただろう。

    元ネタ自体も「神様ひでぇ」と思っていたので、本作の「神」である父親も「ひでぇ」と思う。
    キャル(カイン)は対比として「悪」の位置にいるけれど、実はそんなに悪じゃない。普通の人間。まあつまりは普通の人間が悪ってことなんだろう。キリスト教らしい。
    アダム(アベル)も父も「善」だが独善的。そりゃそうだろう、キリスト教とか一神教って「正しいこと」が一つなんだからその善は性質として独善的なのだ。他は悪なんだから、他人に対して(自分たちのような)「善」になれと迫って相手を否定し自由を拘束する。ケートはそれに耐えられなくなって出て行ったんだろう(神に反旗を翻した悪魔?)。

    それにしてもカインがアベルを殺すことのモチーフがアダムを自分の母親に会わせることとして描かれたのはなんだかなあ、と。そりゃ母は(アダムにとって)「悪」だけれど、それで壊れるなんて、会わせたキャルは「罪」だなんて、あんまりじゃないか。母が可哀想すぎる。

    ラストはこれまたキリスト教的「父の愛」で終わったが、いやいやここまでされたら愛なんていらない! 背教者になる! ってなるだろう。一応、カインにも愛が注がれたということでハッピーエンド……なのか?

    私が思う善とキリスト教的善は全然違うということがよくわかった。私の思う善人は決してキャルのバースデープレゼントを拒絶しない。他人の気持ちを慮る。窘めるにしろ言い方ややり方があるし、キャルを叱る前に自分を責める。もとはといえば父がレタスを駄目にしちゃったせいなんだし。全部押し付けの「善」だ。

  • 1917年サリナス、野菜の冷凍保存を試みていた農場家アダム・トラスクには真面目な兄アーロンと、正反対の性格の弟キャルがいた。
    キャルは隣町モンタリーで酒場を経営しているケートが死んだと聞かされていた母親ではないかと考えていた。
    ケートから支援を受け、事業が失敗した父のために先物取引を始めるキャルだったが・・・。

    カインとアベルがベースになっているらしい。
    家族の中ではキャルが悪人ということになっているけど、キャルはめちゃくちゃ良い奴じゃないかー(´;ω;`)
    潔癖症な“善人”との生活をは大変(´・ω・`)

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