俺たちに明日はない [DVD]

監督 : アーサー・ペン 
出演 : ウォーレン・ベイティ  フェイ・ダナウェイ  ジーン・ハックマン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
3.49
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本棚登録 : 528
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135805553

感想・レビュー・書評

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  • 1930年代アメリカに実在した男女二人の銀行強盗
    「ボニー&クライド」の物語。
    とんでもない奴らなのに、英雄視されたのは時代
    背景や、今見ても粋なファッションのせいかな。

    「もしも奇跡が起きて今までを水に流せたら?」
    もしもが叶うどころか、衝撃のラストシーンが
    ずっと記憶に残っている映画です。

    主題歌のバンジョー、ブライアンセッツァーが
    来日公演で披露してた思い出もあります。

  • わしのベスト1映画じゃ。多感なころじゃったのう。埼玉県の大宮オリンピア劇場で見たのじゃが、今はもうないのじゃ。このふたり無事では済むまいのうと思いながら見ていたものの、あんな風に穴だらけにされてしまうとは。しばらく席を立てなかったのじゃ。わしはふたりに対してすっかり感情移入してしもうてのう。逃げ回る生活は苦しいじゃろうのう。この先なんとか幸せになってほしいものじゃ。クライドは足の指を切ったからインポになってしまったのじゃろか。等々、思いを巡らせながら見入っておったものじゃから。当時のわしも行き場のない自我の意識に悩まされておった。どこか解放の地を求めておった。そんなんで深く共感したのじゃろう。

  • U-NEXTにて視聴。
    人におすすめされたのと、TM NetworkのSelf Controlって曲に、「走り抜けたボニー&クライド」って歌詞があって、ちょっと気になったので見てみた。

    脱獄囚の泥棒男クライドと、車泥棒されそうになったきっかけから泥棒家業に片棒を担ぐようになった美女ボニーとの邂逅から始まるお話。
    最初のうちは調子よく銀行強盗やら成功していくんだけど、途中で車屋さんが合流したり、クライドの兄弟が合流したり、人が増えるとほころびも出てくるものですよね。
    だんだん追い込まれるようになって・・・
    という話。

    事実を元にしたそうなんですが、まあね、そうなるよね、って終わり方。

  • 1930年代、大不況時代のアメリカで実在した強盗団の首謀者ボニー&クライド。捜査網を潜り抜け、仲間の一人の家に潜伏するが。

    ゲンズブールとバルドーが歌った「ボニー&クライド」。世界で最も有名なカップルの一組だろう。

    有名な最後のシーン。いや〜今観ても衝撃すぎて息が止まりました。音楽もなく、ただ撃たれて、蜂の巣にされる二人。

    作中ときおり流れる緊張感のないカントリーミュージック。それと、広大なアメリカの田舎風景。間違いなく20世紀アメリカ映画の傑作です。

  • 大恐慌の30年代。テキサス州ダラスを中心に思いつくままに銀行強盗を繰り返し、派手に暴れ回ったポニーとクライド。人に危害を加えるのではなく、アウトローに生きようとする2人に、やがて凶悪犯のレッテルがはられていく。ボニーとクライドの壮絶な青春を描いたニューシネマの先駆的傑作!87発の銃弾を浴びて絶命する2人の壮絶なラストシーンは強烈な印象を与え、製作・主演のウォーレン・ベイティと、フェイ・ダナウェイを一躍スターダムに押し上げた。大恐慌の30年代。テキサス州ダラスを中心に思いつくままに銀行強盗を繰り返し、派手に暴れ回ったポニーとクライド。彼らの壮絶な生きざまを描いたニューシネマの傑作。「勝手にしやがれ」のように欲望とスリルを求めて犯罪を繰り返すボニーとクライドは、今見てもロックそのもの。

  •  ボニーが老母に会いに行く場面は、ダイジェスト表現のカットを多用してある上に、画面にぼかしが入ったような眩しい撮り方をしているのだけれど、あれはボニーの走馬灯を先取って見せる演出なのではないだろうか。ラストシーンで、飛び立った鳥の群れを追うボニーの視線の先には太陽があって、その光が網膜に焼き付いたまま彼女は射殺されているわけで、死ぬ直前の眩しさがそのままピクニックの画面の眩しさに引き継がれている、というのが私の推理だ。このピクニックの場面は後から見返すと不穏な点がいくつかあって、たとえば遊びで坂を転げ落ちた親戚の男の子が動かないままでいるのを見ているボニーの不安げな表情や時折音が消えているところなんかがそうだし、食前の祈りを捧げるところもそれ自体では何ということはないが、後の展開を知ってから観ると弔いの儀式を先取りしてしているようにも見える(見えない?)。

  •  なんか,よくわからんドタバタ映画。なぜか,犯罪者が増えていって…、最後は…言わないでおこう。こんなことをしてちゃ,明日はないね。明日がないと思うから、こんなことをするのかね。

    《映画.com》のあらすじを転載。
     大恐慌時代のアメリカに実在した強盗カップル、ボニーとクライドの破滅的な青春を描き、アメリカン・ニューシネマの原点となった傑作犯罪映画。1930年代のテキサス。退屈な日常に飽き飽きしていたウェイトレスのボニーは、刑務所帰りの青年クライドに興味を抱き、彼が食品店を強盗する姿にすっかりほれ込んでしまう。それ以来行動をともにするようになった2人は、盗んだ車で各地を移動しながら銀行強盗を繰り返していく。やがてガソリンスタンドの店員C・Wやクライドの兄バックとその妻ブランチも加わり、5人組強盗団として世間から注目を浴びる存在となるが……。
     壮絶なラストは映画史に残る名シーンとして知られ、主演のウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイを一躍スターの座に押し上げた。第40回アカデミー賞で助演女優賞(エステル・パーソンズ)と撮影賞を受賞。

    《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
     ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ共演。実在の銀行強盗ボニーとクライドの青春を、スローモーションをはじめ鮮烈な映像で描き、アメリカ映画の表現を刷新したアメリカン・ニューシネマの代表作。1930年代、大恐慌時代のテキサス。刑務所から出所したクライドは、 ウエイトレスをしていたボニーと知り合う。平凡な毎日に退屈していたボニーは、クライドに刺激を受け強盗となるが・・・。アカデミー助演女優賞、撮影賞受賞。

  • 貧富の差が広がり、将来に夢も希望も持てない時代にキャピタリズムの象徴と言える銀行を襲い続ける純愛カップルの話。と片付けて良いのだろうか・・
    しかし実際に貧しい人には優しかったり、少なからず好感が持てる演出が多いことが時代を超えて評価され続ける理由のように思います。
    殺人は許される事ではないが、自分達が(自分らしく)生きていくためにやむなく、、と考えると切ない。
    そして終わりが見えてきた終盤にボニーがクライドに「全てが夢でやり直せるとしたらどうする?」と聞いた時に答えた内容とそれを聞いたボニーの表情。。
    男女感にある永遠のギャップを見せつけられたようで心が締め付けられる思いがしました。
    あと、クライドがイ◯ポという設定はとても秀逸だったと思う。実際にそうだったのかもしれないけど。

  • ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイの2人がなんともスタイリッシュ。なんの計算も予定もないまま犯行を繰り返して旅を続けていく2人の姿は、カッコいいとも言えるし、アホの極みとも言えます。

    ラストシーンは有名なので、さして驚かず。アメリカン・ニューシネマって、みんな最後に死ぬんですね。

  • この映画を今作ったとしたら、クライドがゲイ、ボニーは色情狂と実在のキャラに沿った物語になるかもしれない。途中で仲間になるC.W.モスは、クライドとボニーの双方から夜這いをかけらたっつーエピソードもあるくらいで。
    当時はゲイ映画なんてもってのほかだったのでクライドはEDという設定になっています。そして最後には治る。それでもゲイのみなさんの中ではこれはゲイ映画ということになってるらしいですよ。

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