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- / ISBN・EAN: 4988135804778
感想・レビュー・書評
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現代のサンフランシスコ。とある部屋で、マスコミでのし上がろうとする野心的な若者クリス(クリスチャン・スレイター)が、漆黒の髪の美青年ルイ(ブラッド・ピット)へインタビューを始めたが、その内容は驚くべきものだった。18世紀末の米ニューオリンズ。フランス移民のルイは当時25歳。最愛の妻と娘を亡くして絶望する彼に、美貌の吸血鬼レスタト(トム・クルーズ)が近づく。彼は、人間らしく揺れ動く、繊細な魂のルイに興味を覚え、永遠の命を共にする伴侶として彼を選ぶ。首筋にレスタトの牙を立てられて死亡したルイは、間もなく吸血鬼として蘇生した。だが、彼は大胆で冷酷なレスタトとは対照的に、他人の命を奪って生きることに耐えられない。レスタトは瀕死の少女クローディア(キルスティン・ダンスト)を自分たちの同族に仕立て、ルイに与える。クローディアはルイと違い、吸血鬼の生活にすぐになじんだ。次々と人間を襲い、その血を吸う彼女の心は成長しても、体は子供のままだった。彼女はその悲しみといらだちをレスタトにぶつけ、やがて彼を殺してルイと2人で遠くへ旅立とうと計画する。争いの中で、炎に包まれたレスタトを後に、2人は同族を求めてヨーロッパへ渡った。パリでサンティアゴ(スティーヴン・レア)という吸血鬼と出会ったルイとクローディアは、彼の案内でアルマン(アントニオ・バンデラス)を首領とする吸血鬼の一族と出会う。ルイは仲間に誘われるが残虐なアルマンとは相いれず、去ろうとする。アルマンはクローディアを捕らえて日光を浴びさせ、彼女を処刑する。いつしか愛していた彼女を失ったルイは怒りにかられ、アルマン一族を滅ぼす。サンティアゴとも訣別した彼は、その後アメリカに戻り、現代に至るまでひっそりと暮らし続けている。生きていたレスタトとも再会したが、その場限りで別れた: 。話し終えた彼に、興奮したクリスは自分も吸血鬼にしてくれと頼む。だが、ルイの怒りに恐怖を覚え、命からがら車で逃げ帰った彼は、潜んでいたレスタトに血を吸われる。カーステレオから『悪魔を憐れむ歌』が流れる夜明けの光景の中、復活したレスタトは車を駆り、いずこともなく姿を消した。
アン・ライスの小説を映画化。
ゴシック・ホラー調で、少女漫画的な要素を含みながら、ヴァンパイアとして生きる葛藤や愛を丁寧に描いていて、ロマンチックホラーとして楽しめる傑作です。特に、トム・クルーズ演じるレスタトが、殺戮や狩りを楽しむ不死者としての誇りと美意識を持ち享楽主義で悪の魅力に満ちたキャラクターで、清潔なイメージの強かったトム・クルーズが新しい一面を見せ、演技派として評価された1作です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トム・クルーズ演じるレスタトは怪しい魅力たっぷりで本当に素晴らしい。
最初のほうに出てくる食事処でルイ(ブラピ)が若い女性を唇から、レスタトが手首から吸血するシーンで見せるレスタトの妖艶な瞳だけで十分にこの作品を観た価値を感じられるくらい素晴らしかったです。
が、物語としては脚本がイマイチでまとまりが悪い。
特にレスタトが出てこない中盤のヨーロッパ編はアントニオ・バンテラスのコスプレ感満載の吸血鬼とノリきれていないブラピ・ルイの頑張って演じてます感をなんとか幼いキルスティン・クローディアが引っ張っているのが痛々しかった。
レスタトがメインとなる続編を想定してのキャスティングだったのかもしれないけれど、トム・レスタトとキルスティン・クローディアのレベルに他が達していなかったことがつくづく残念でした。
もっともっとレスタトだけを観ていたかった!
トム・クルーズは顔面偏差値が高すぎるので、こういう普通じゃない役が特に似合う。
顔面に目がいきがちだけど演技もうまいし、本作でもフランス訛りっぽい英語を話していて素敵でした~。
もっと悪役を演じても良かった俳優さんだわ~。 -
青猫のお勧めで一緒に観た作品。
タイトルの通りインタビュー形式で昔を振り返るような形で始まる。
クローディアの、少女の見た目で大人の女性な演技がとても魅力的だった。
ラスト綺麗に終わるのかと思いきや、意外としぶとく復活していて(笑)こうやって繰り返し生きながらえていくのかなぁと思わせる終わり方だった。
【朧月】 -
ストーリー自体はあまり理解してないけれど、とにかくエロス!
ラストのトムクルーズに全て持って行かれた。
キルスティン・ダンストの美少女なことよ。 -
劇場字幕鑑賞
ブラピ目当てで見たら、レスタトの美しさにやられた。
見とれてて内容忘れた(笑) -
雰囲気がすごくいい感じの映画。
吸血鬼の孤独や苦悩も描いていて、私はすごく好きです。レスタトが精神的にちょっとやばい感じだけどね・・・それがまたいいのよ。 -
インタビューで吸血鬼を名乗る青年が語った半生は驚くべきものだった…。トム・クルーズ、ブラッド・ピットほか豪華競演で贈るホラー・ロマン。
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ホラーの棚にあったので少し躊躇いましたがグロ要素は少なめ。キルスティン・ダンストちゃん可愛かったなー。何も分かってない幼女から頭の中だけが大人になっていく変容に惚れ惚れしました。
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昔のヴァンパイア映画、すなわちドラキュラモノって特性が単一な部分が退屈だったけれども、この映画には様々な性格のヴァンパイアが登場する。
小説を読んだときもそこに魅かれた。自分探しを続けちゃうけどどこまでも自分をすきになれないヤツ、楽しみに生きるかてを見出すやつ、自分だけがとことん好きなやつ。そして、一人のヴァンパイアの中にも時代の変遷があって、と様々な生を眺められるのが楽しい。