マジックディスク【初回生産限定盤】

アーティスト : ASIAN KUNG-FU GENERATION  アジアン・カンフー・ジェネレーション 
  • KRE (2010年6月22日発売)
4.34
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4562292971612

感想・レビュー・書評

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  • 2010年発表。

    あふれんばかりの初期衝動で
    切なく突っ走る初期の彼らは、
    本当にカッコ良かった。

    名盤『君繋ファイブエム』から7年。

    時が経ち、
    様々な苦悩や葛藤を乗り越え
    大人になった彼らは、
    今もまた
    何かを越えていくために、
    挑戦者であり続けようとしている。


    ギターバンドという
    固定観念なんてぶっ壊して、
    ブラスやストリングス、
    パーカッションやシンセなど
    様々なスタイルの音を取り込み
    POPに昇華した、
    革新的で自由な精神と、

    何かが吹っ切れたかのように
    『個』から『世界』を見つめた
    希望を内包した言葉、

    衝動を叩きつけるようなシャウトから、
    ファルセットを多様したり、
    言葉を大事に届けるよう
    外へ外へと向けられた
    確信に満ちた歌声。


    BLACK BOTTOM BRASS BANDや
    東京スカパラダイスオーケストラなど
    初の外部ミュージシャンの参加など、
    意欲的な試みが
    たっぷり詰め込まれているアルバムです♪


    賛否両論あるみたいやけど、
    個人的には
    その攻めの姿勢に共感して
    去年ずっとヘビロテでした(^^)


    囁くように始まる
    クールな前半から、
    壮大なエンディングへと向かう
    まさに新世紀への扉を開いたシングル
    『新世紀のラブソング』


    音楽への願いと
    前向きな強い意志が込められた、
    疾走感溢れるナンバー
    『マジックディスク』

    希望を胸に
    新たな時代へ繰り出そうというメッセージが込められた、
    今を生きる若者への応援歌
    『さよならロストジェネレイション』


    跳ねるビートと、
    アジカン初のホーンが印象的な
    森見登美彦原作のアニメ「四畳半神話大系」のオープニング・テーマ
    『迷子犬と雨のビート』


    切なく胸を焦がす
    ピアノとストリングスが
    大きな存在感を放つバラードナンバー
    『架空生物のブルース』


    思わず踊り出したくなる
    『ラストダンスは悲しみを乗せて』


    過去の自分自身との決別を描いた、
    青くエモーショナルに胸を打つ
    映画『ソラニン』のメイン・テーマ
    『ソラニン(And extra track)』


    など、
    じっくり聴き込めば聴き込むほどに
    染みてくるスルメな楽曲たち。


    魔法のディスクのタイトルどおり、
    全てのマイナスを
    プラスに変えてくれるような
    ロックンロールの魔法をくれるアルバムです(^_^)

  • この作品はアジカンの6thに当たり、今までのアジカンの集大成であり、ネクストレベルにまで踏み出したものである。(yabori)

    http://blog.livedoor.jp/from_the_basement/archives/2713827.html

    こんな時だからこそ、私はこの歌を沢山の人に聞いてほしい。

    沢山の心に届いてほしい。それが被災地にいる人でなくとも、今苦しみや悲しみを抱えているあなたに聞いてほしいし、届けたい。

    そして忘れないでほしい。私達が知らないだけで、私達は繋がっていることを。あなたがまだそれに気づいていないということを。

    http://blog.livedoor.jp/from_the_basement/archives/2811807.html

  • ASIAN KUNG-FU GENERATIONが2010年に発表した6thアルバム。"新世紀のラブソング"、"ソラニン"、"迷子犬と雨のビート"を収録。方向性の違った3枚のシングルも上手く流れの中に馴染んでます。今までの延長線上ではなく、新しいアジカンがここにあります。

  • ずっと苦手に思っていたんす、この人たち。で、たぶん、やっぱり苦手なんす、この人たち。そもそも初志貫徹しているであろうジャケットデザイン、これが僕、苦手の源泉だったりして。でも、このアルバムはちょっと異常なほど親和性があって、好き。です。何でか、よく聴いてしまう。1曲目がいいからか。もっとクドいかと思いきや、そんなでもなかったな、と。思ってたほど、悪くない。むしろ、なかなかいいじゃないすか、と。(11/1/16)

  • 突き抜けたなあ。なんかごちゃごちゃしたものを取っ払っていい具合にくだけた。ファンクラブ→ワールドワールドワールドの2作品からの世界の変わり方を見ると、このバンドは日本を代表できるくらい、何度も自意識とその周りの世界と戦って、そしてそれに折り合いをつけられたんだなと、そう思う。
    今の日本で、こんなに何度も同じ事を歌おうと「しない」バンドはいないと思う。説明は省くけど、聞いてもらえれば分かる。

    震災以降、ミュージシャンはこぞって被災地に駆けつけた。
    俺はそれがなぜなのかわからなかった。彼らがそこに行って、ギターもって、何ができるのか。それがずっとわからなかった。ミュージシャンとしてそこに行く必要あるか?ただ、何か大事件の起きている現場に行きたいってそれだけなんじゃないか?とか。
    最近流行っている再稼働反対デモにしてもそうだ。なぜミュージシャンがそこに行くのか。そこで再稼働反対を謳うことは、彼らの音楽家としての存在とは、結局のところ何も関係がないのではないか。
    でもそういう穿った見方というのは間違ってるんだろうと最近は思うようになった。
    俺たちが個人としてできることは非常に限られている。俺は俺単体として原発を止めることはできないし、新しいエネルギーを代替として提示することもできないし、サラリーマンとしても年間数億の金を稼ぐ事だってできない。できることとできないことを並べ立てれば、圧倒的にできないことばかりだ。
    そしてそれは俺だけではなく、個人としてあるあらゆる人にとってそうなのだ。
    被災地を救い、原発を止めて次の日本を考えるために、ミュージシャンができることは、その場に行って、その場の空気を吸い、その場で生まれた想いを歌うことなのだ。それは、音楽という武器を扱うことに長けた彼らだからこそできることだ。同じように、自分にできることを、自分のできる範囲で、確実にやること。それが全体を変更するために個人ができるすべてだ。加えて今の時代ならば、それが全体に波及するツールもある。そして何より、その役割は音楽というものだからこそ可能な部分がある。
    ロックは煽動だ。ロックは異端で、人を揺り動かす騒音だ。だからこそ、アンチテーゼとして強い力を持ちうる。その役割が再び音楽に期待されている。そしてその先導者として、アジカンに俺は期待している。
    音楽を商業から人々の手に取り戻そうよ。常に若者のために、「新しい世界」のためのものにしようよ。AKBなんてジャンクポップ聞いている場合じゃねーよ。

  • アジカンのわかりやすい音楽。

    最初、味缶だと思っていたら、
    Asian Kanfooらしい。

    どこか、異国風の曲もある。

    日本語のロックという意味では、はっぴいえんどのよき後継者だろう。

    言葉を大切にして、曲が乗りがいい。

    ラップといえばラップなのだろうか、他のアーティストより足が地についている感がある。

  • ソラニン目的だったけど、どの曲もよかった。以前聞いたアジカンよりもロック色はなく、いろいろなバリエーションがあって聞きやすかった。どちらも好きだけれども。

  • 妹がTSUTAYAで借りてきた
    アジカンをアルバムで聴くのは初めて
    ・新世紀のラブソング
    ・ライジングサン
    が気に入りました

    他のアルバムも聴いてみようと思いました

  • 最高傑作。
    アジカンの中で一番良いアルバム。
    深いし濃いし素晴らしいし
    アレンジも凄い。バックバンドだけで聴いてもお腹一杯、ボーカル入ったら食べきれない!みたいな印象です。

  • 全曲好きだな~

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