MUSIC

アーティスト : フジファブリック 
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  • Amazon.co.jp ・音楽
  • / ISBN・EAN: 4547403009712

感想・レビュー・書評

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  • フジファブリック、メジャー5枚目のアルバムです。志村正彦さん他界後のアルバム、彼が遺した最後の音楽が、歌声が、ここにある、という意味では、とても大切なアルバムです。前作「クロニクル」が、個人的には最高傑作なのですが、このアルバムも、やっぱり、良いですね。本当に、本当に、魅力的な人物だったのです。志村正彦という人物は。一生、聴き続けるんだろうなあ、このアルバムもなあ。

    「僕は君じゃないのに」
    は、ピアノメインだからか?なんだか、凄く、槇原敬之さんの曲のイメージを感じる、、、何故だろうか。不思議です。志村さん、槇原さんの曲、好きだったみたいですし。著書に少し、槇原さんの事、書いておられましたものね。あと、メインになってるであろうピアノのメロディーは、ちょっと、ポール・マッカートニーの「ロング・アンド・ワインディング・ロード」っぽい気もする。志村さん、絶対、ジョン派だと思うのですが、ポール的曲も書くんだね、と、思った次第。

    「wedding song」
    は、ビックリするほどに、どストレートな結婚式用の歌。ホンマに、圧倒的どストレート。志村さん、ここまで直球投げるか!?ってくらい、ホンマにウエディングソング。でも、志村さんが、本当に大切な友人的ポジションの人の結婚式を、お祝いする、ってなったらね、そらもう、こんだけ直球投げますよね。野球少年だぜ。最初は、「わかりやすすぎる、、、」と思って、ちょっとイヤだったんですが、聴きこむうちに、これは、圧倒的に正しい、って思いました。自分にとって大切な人が結婚する時に、届けたい曲は、絶対に、こういう感じでないと。ホンマ、志村さん、ええ人やなあ。最高やね。って、思います。

    「パンチドランカー」
    は、多分、多分ですが、志村さんから、ザ・イエローモンキーというバンドに対しての、いちファン的尊敬ソング?とか思った次第。だって、タイトルからして「パンチドランカー」だし。「メカラウロコ」って単語もあるし。もちろん、自分たちへの圧倒的な自信もあるだろうし。俺たち、すっげえバンドなんだぜ、っていうね。ロックンロールってこういうことですなあ。志村さんは、やっぱ、ギターはフェンダー・テレキャスターが、いっちゃん好きなのですかねえ?

    「眠れぬ夜」
    が、最後というのは、もう、狙ってますね。でも、その狙いが、最高です。うん。最高。この曲が、ずっと前から存在していたのに、以前のアルバムには収録が見送られ続け、そして、このアルバムの、最後に、収録されることは、やっぱ、不思議な縁を感じますね。「嫌がられるほど 全て さらけだしたい」というのは、本当に、表現者としての最高の願望なんだろうなあ、と。

    曲中、歌詞カードには記載させていないのに歌われている、最後の方の歌詞。
    「悲しまなくてもいい」
    は、志村さんがいなくなってしまったことに対して、どうしても悲しんでしまうであろうリスナーに対して、志村さんが優しく呼びかけてくれているように感じてしまいました。

    曲が終わった後の志村さんの呟き。
    「けっこういいんじゃないかな、うん」
    は、普通だったら、製品化された作品では、まずカットされるであろう部分でしょうが、敢えてここをいれた。素の志村正彦、という部分をリスナーに感じられるようにした、という意味で、製作者側の素晴らしいファンサービスだなあ、とか、思った次第です。

    そういった、特別に感じる言葉の部分も含めて、こう、最後の最後まで、本当に素敵な人だったんだなあ、志村さんは。そう、しみじみ、思います。

  • 発売当初は感情的にならず聴くことができなかった永遠の未完の作品。
    もしも志村氏が亡くならなかったら、詩もアレンジも歌も更に完成度が高く凝ったものになっていただろう。悔しく思う点が多々ある。
    たくさんのifをあげればキリがない。
    けれどどうしようもできない現実の前に、そのときできることをやった結果、このアルバムは完成した。
    それはフジファブリックを終わらせず、前に進めるために必要な過程だったといえる。
    フジファブリックはいまも体勢を変え、活動を続けている。バンドの一生のなかにはこんなこともある、それでもバンドは続くことができるのだと証明するための一枚にもなっただろう。

  • 夜明けのBEATかっこいいっす

  • 初めてフジファブリックききました。すごいかっこよくて、とにかくよかったです!!!

  • いいうた、たくさん。

    ライブいきたかったです

  • どうしたって、特別な気持ちで聴かざるをいない、一枚。トラック1、MUSICが、なんでだか泣ける。この次に、志村正彦はどんな音楽を作ったんだろう、そんなことを考えてしまう。

  • 01.MUSIC
    02.夜明けのBEAT
    03.Bye Bye
    04.Hello
    05.君は僕じゃないのに
    06.wedding song
    07.会いに
    08.パンチドランカー
    09.Mirror
    10.眠れぬ夜

  • フジファブリックらしくて良かったと思う

  • 夜明けのBEAT。曲もPVもカッコ良すぎる。
    曲の中の森山未來くんの迫真、迫力。

    好きになったアーティストさんは、既に引退していたり
    亡くなってしまっていたり、何だか切ない…事が多い。

    だから、今からでも、もっと
    この人達の音楽を聴いてみよう、って思った。

  • 寂しくて寂しくて、その中の柔らかい温かさとチクチク感じる痛み。

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