スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 [DVD]

監督 : ティム・バートン 
出演 : ジョニー・デップ  ヘレナ・ボナム=カーター  アラン・リックマン  ティモシー・スポール  サシャ・バロン・コーエン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ (2011年10月21日発売)
3.35
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135812148

感想・レビュー・書評

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  • 原題:Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street (2007年) ※日本公開 2008年
    収録時間:117分

    以前プレイしたPCゲーム「Ravenous Devils」がスウィーニートッドの世界を表現しているよう…ということでずっと観たいと思ってた映画。
    以前CSでやっていた時にジョニデ好きな母には観せたのだけど私は観なかったので…
    しかしアマプラにも中々来なく…今月お試しで入ったU-NEXTにあったのでテンション上がった。
    本当に観たかったの…ありがとう…ありがとう…と思いながら再生。
    「…え?ミュージカルなん…?」
    私ミュージカルあんまり得意じゃないんだよね…。
    しかもバンバン人殺すのに歌要らなくない…?とテンション急下降。
    確かに本当にプレイしたゲームの世界と同じ感じで、この映画がモデルなんだろうなと、そこは凄く良かった。
    以下ネタバレです。
    本当に私はミュージカル調に違和感があって。
    途中で飽きてしまい、ながら観しながらも最後まで観たのだけどラヴェット夫人を殺したのはあまりにも理不尽に感じた。
    元妻が毒飲んで死んだって嘘ついたとはいえ、精神病院に入ってた元妻はベンジャミンに会った時「どこかで会ったことある?」ってぼんやりでも気付いて言ってるのにアンタ気付かずに殺してんじゃんって思ってしまった。
    期待しすぎてた映画なだけに残念だった。
    ちなみに髭剃るついでに首も斬っときますねーなノリで殺していくけどそこまでグロくない映画。

    ″トニー賞8部門に輝くスティーブン・ソンドハイム作の同名ミュージカルをティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演で映画化。19世紀末のロンドン。色好みなターピン判事に妻子を奪われた上に無実の罪を着せられ、流刑にされてしまった理髪師ベンジャミン・バーカーが、15年ぶりにロンドンへと舞い戻ってきた。スウィーニー・トッドと名を変えた彼はターピンへの復讐を開始する。共演はヘレナ・ボナム・カーター、アラン・リックマン、サシャ・バロン・コーエン、ティモシー・スポールら。″

  • SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
    2007年 イギリス+アメリカ 116分
    監督:ティム・バートン
    出演:ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター/ジェイミー・キャンベル・バウアー/アラン・リックマン

    19世紀ロンドン。港についた船から降りてきた理髪師のベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)。彼は15年前、美しい妻ルーシーと、生まれたばかりの娘と幸せに暮らしていたが、ルーシーに横恋慕した判事ターピン(アラン・リックマン)により、無実の罪を着せられ流罪にされていたのだった。復讐を胸に舞い戻った彼は、かつて妻子と間借りしていたパイ店の2階へ向かう。パイ店の未亡人ラヴェット夫人(ヘレナ・ボナム=カーター)は、ベンジャミンが流罪にされたあと、妻のルーシーは判事ターピンに騙されてなぶりものにされ毒を飲んだと話す。赤ん坊だった娘ジョアンナはターピンが養女にしていた。ベンジャミンに密かに想いを寄せていたラヴェット夫人は、彼に元いた部屋を貸し、ベンジャミンはスウィーニー・トッドと名を変えて、ターピンへの復讐を開始するが…。

    舞台作品の映画化なので本作もミュージカル。陰鬱なヴィクトリア朝ロンドンの凄惨な連続殺人事件が、ミュージカル化することで軽やかにテンポよく見られる感じ。スウィーニー・トッドというと、実在の連続殺人鬼のようにイメージしていたけれど、実際は一種の都市伝説(人肉ミートパイ店)のようなもので、もちろんモチーフになった類似の事件はあっただろうけど、基本的にはフィクション。導入部だけなら、モンテ・クリスト伯みたいな感じだけれど、問題はその後の主人公の行動だろう。連続殺人鬼にさえならなければ、応援できたのだけれど。

    最初の被害者はイタリア人理髪師ピレリ(サシャ・バロン・コーエン)。髭剃り競争でトッドに負けた彼は、実はイタリア人ではなく元トッドの弟子。トッドの正体を見破り強請ってきたため、反射的にトッドは自慢の剃刀で彼を殺してしまう。それを知ったラヴェット夫人が、経費削減と死体隠滅の一石二鳥とばかりに人肉ミートパイを考案。ピレリにこきつかわれていた孤児の少年トビーは、何も知らぬままパイ店を手伝うことに。ラヴェット夫人は息子のように彼を可愛がる。

    一方トッドの標的であるターピン判事は、養女にしたジョアンナが美しい娘に成長したため、彼女と結婚しようと考えている。しかしトッドの帰国時に船に乗せてくれた船乗りの青年アンソニー(ジェイミー・キャンベル・バウアー)が、偶然窓辺でみかけたジョアンナに夢中に。ジョアンナも彼を憎からず思うが判事に監禁されている。アンソニーは彼女をトッドの実娘とも知らず、恋人をさらう手助けをトッドに求めにくるが、タイミング悪くそのせいでトッドはターピン殺害に失敗してしまった。

    アンソニーとジョアンナの駆け落ちも失敗、ジョアンナに腹を立てたターピンは、彼女を精神病院に入れてしまう。トッドはトッドで自棄になり、次々とお客を殺害、おかげでミートパイの店は繁盛。ラヴェット夫人は、トッドと再婚してトビーを養子にし、親子三人で幸せに暮らす夢を語るが、トッドの心には復讐しかない。アンソニーが精神病院のジョアンナを救う手助けを再びトッドに求めて来て、トッドは鬘職人に変装するようアドバイス、アンソニーはその助言通りにしてジョアンナ救出に成功するが、その裏でトッドはジョアンナを餌にターピンを誘い出して復讐しようとしており…。

    判事の屋敷のまわりや、トッドの店の周辺をうろついている女乞食が、なぜかこの場面に紛れ込んできて、トッドに殺されてしまう。実はこの女乞食、トッドの妻ルーシーのなれの果て。殺してしまってから彼はそのことに気づき、妻は死んだと言ったラヴェット夫人を問い詰めるが、彼女は「毒を飲んだと言っただけで、死んだとは言っていない」と言い、実は自殺に失敗したルーシーは気が狂いホームレスになっていたのだった。嘘をつかれ妻を殺してしまった怒りのあまりトッドは、ラヴェット夫人を竈に放り込み焼き殺す。これはさすがに酷い。

    ラヴェット夫人を慕っていたトビー少年は、トッドが殺人鬼であることに気づいており、妻の遺体を抱えて嘆いているトッドの背後にしのびより彼の喉をかき切る。トッドはそのまま静かに息絶えた。

    先にも書いたように、トッドがただ判事とその子分への復讐を果たすだけならモンテ・クリスト伯みたいに応援できるのだけど、無差別殺人を始め、さらに協力者であったラヴェット夫人への容赦ない仕打ち、妻を気づかず殺してしまうのはもちろん、娘に会っても気づかないなど、もはや人間的な情を失っているのが辛い。共犯者といえどもトッドやトビーに愛情のあったラヴェット夫人のほうがまだしも人間的な魅力があったし、最後のトビーの復讐は、よくやった!と思った。

    ただ、この頃のティム・バートン作品は、『バットマン』シリーズの悪役ペンギンやキャットウーマンのように、悲惨な境遇であるがゆえに悪に転じてしまった異形のものへの愛情がとても強い。このスウィーニー・トッドも、そういう精神的異形の者の救いようのない悲哀として描かれていたのだと思う。せめて最後に、ジョアンナとアンソニーは幸せになりました、的な部分だけでもあれば救われたのになあ。そう信じたいけど、放置だったのが寂しい。

  • ティムバートン
    ぼいね。
    良くも悪くも。
    残酷だけど、美しい。
    けど救われない。
    いや、最後殺されたことで救われたのか。

  • グロくて気味悪くて見終わった後に少し後悔したけれどよく見たらR-15ってちゃんと書いてあった。でも最後まで見たら「あっ」てなる要素もあってそこは面白かった。

  • この作品は、映画公開時に怖い作品だという情報だけは知っていて、それなら映画館に見に行くのはムリだな・・・と端から見るのを諦めていた作品でした。なので内容をあまり詳しく知らなかったもんだから、今回見ていていきなりジョニーが歌いだしたのですごぶる頗るビックリしました。ミュージカルだったんだね。

    そしてやっぱりというかなんというか、怖くてグロくて苦手でした。だってOPからグロかったんだものーッ(涙)。なので毎度のことながら早送り見。ダメなの、ホント。耐えられないの。
    なので内容は大まかにしか分からなかったです。流れしか見れなかったんだ・・・。
    だから物語の最後、トッドさんやミセス・ラヴェットさん的にはとても切ない終わり方みたいに感じたんだけど、如何せん早送りで見たので、感情はまったくシンクロできなくってちょっともったいなかったかなぁ・・・なんて。
    でももう1度見る気にはなれなんだ。血の気が引くんだ。好きな役者さんが自分の苦手な感じの作品に出られるのはちゃんと見れなくって悔しいよぅ(涙)。

  • たまらん好き。曲もファッションも雰囲気もストーリーも全てが好き〜〜〜

  • 以前観たのがたしか5年くらい前…?アマプラで100円だったので詳細も忘れてきたことだし、観直しました。
    ハリーポッターでお馴染みのキャスト陣が出ていて、一眼見ただけであ〜イギリス〜〜という感じがする。ヘレナ・ボナム=カーター大好き。このヴィクトリア朝ロンドンの薄暗く病んだ雰囲気がやはり良い。雰囲気だけでも十分楽しめるしファンも獲得できる映画だと思う。
    彩度の低い映像に血の赤が映える映える。

    なぜか消費者目線でこの映画を観てしまうので本当に怖い。自分が何も知らず客としてパイ屋を訪れていたら…という想像をしていつもゾッとする。

    乞食の女性が意外と綺麗な顔してるなと思ったとき、すごく嫌な予感がしたのだが、パイ屋の周りをずっとうろうろしていたり、それをラヴェット夫人が頑なに追い出していたあたり、割としっかりした伏線だったんだね。
    復讐は何も生まない、という教訓なのだろうか。しかし、復讐なんかせずに真面目にやり直そうとしたところで、自力で立て直すにはあまりにも時間が経ち過ぎている。そもそもお金もない。まともな暮らしができるようになったのは、殺しで肉を得てパイ屋が儲かったからである。判事に妻を見初められた時点でこの悲劇は逃れようもないものだった。結局は権力と金がものを言う貧しい時代なのである。

    音楽が珍しくダニー・エルフマンじゃないのがファンとしてちょっと残念。ミュージカルだけどあんまり音楽が耳に残る感じではなかったので、ダニー・エルフマンだったらもう少しティム・バートンらしいミュージカルを作れたんじゃないかと。

  • ☆ ミートパイを食べながら、結構な頻度で見返す好きな作品。

  • サムシングロッテンを見に行くにあたって、
    元ネタの一つに紹介されていたので見てみました。
    U=NEXTの契約してるのですが、ミュージカルカテゴリで無料で見れる状態にあったので前から気になってはいました。

    見た感想としては、
    ミュージカルではなく、単なる映画って感じ。ミュージカルを求めてたのですが、特に印象に残る曲があるわけでもなく、普通に歌にのせて物語を進めてるだけって感じで、すごく踊っているわけでもなく。

    そして結構グロめでした。R指定とか警告が分かりやすく書かれてなかったので、見てから おうう となりました。
    ごはん食べながら見るべきではなかった…

    グロが好きな人にはいいと思います。

    ちょっとグロめの、映画を見たい人にはお勧めしますが

    ミュージカルを見たい人とか、グロいの見る気分じゃない人はやめといた方がいい。


    ほかは…
    物語はよくある復讐劇で、グロさで印象的ではありますが、物語性というか、ストーリーで魅せられるものではなかったかなぁ

    音楽もミュージカルとしては足りない、単なる映画としては突然歌って違和感?

    映像的には暗くてグロくて。

    キャストは有名な方が多くて楽しめた。

    そんなところかなぁ

  • 観たのは数年前、グロテスクな美術とストーリーが強烈すぎたせいかミュージカル映画だったことを忘れていた。
    悪夢そのものな世界観と展開の中でもとくにショッキングだったのは判事の裸マント(公衆の面前で主人公の妻を襲う)シーンとミセス・ラベットが嫉妬心を起こしたせいで主人公の怒りを買い焼き殺されるシーン。
    キャストが私得すぎる。

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