インセプション [DVD]

監督 : クリストファー・ノーラン 
出演 : レオナルド・ディカプリオ  渡辺謙  ジョセフ・ゴードン=レヴィット  マリオン・コティヤール  エレン・ペイジ  トム・ハーディー  キリアン・マーフィー  トム・ベレンジャー  ディリープ・ラオ  マイケル・ケイン 
  • ワーナー・ホーム・ビデオ
4.08
  • (401)
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  • (37)
  • (9)
本棚登録 : 2004
感想 : 394
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988135836144

感想・レビュー・書評

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  • 久々に映画館に観に行きたいかも
    映画『TENET テネット』オフィシャルサイト
    https://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/index.html

  • 先週の『TENET』に続いて もう1度見たい映画の2回目はこの映画!
    2019年8月に観てからの2回目の視聴
    前回では☆3つ、私の頭脳で理解するのはちょっと難しい内容、ネタバレ読んでやっと理解できた感じ、とレビューしていました
    やっぱり2回目の方が断然面白く観ることが出来た
    どこまで理解出来ているのかわかりませんが…

    夢の世界は多層構造になっていて 深い階層になるほど時間の経過が遅くなる
    現実世界の10時間が夢の第1階層では1週間、第2階層では6ヶ月、第3階層では10年近くとなるみたい
    車が超スローで橋から落ちるシーンや 無重力空間でアーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が闘っているシーンは 初めて観た時は???ってなってるよね
    すごい発想です!

    「インセプション」 とは他人の潜在意識に入り込み、ある考えを“植えつける"という最高難度、究極のミッションなんですが コブ(レオナルド・ディカプリオ) は見事やり遂げた
    そして、ラストのシーン…コマは回り続けるのか止まるのか?ってところで終わりなんですが 現実なのか夢なのかはわからないままなんですが 私は最終的には子供たちの所へ戻れて良かったなと思いました
    とても面白かったので これもまた1年後くらいに観てみたいです!

  • 半分くらいまでは疑問符だらけです。消化不良な感じのモヤモヤ。第1階層とか第2階層って何のこっちゃ?とか。でもモヤモヤを抱えながら観続けてるとわかる(全部じゃないけど。ファーストクラスの席ってあんなに密着してるの?とか)。でも、わかんなくても勢いでイケます。
    観ながら「これ夢オチじゃないの」と勘ぐっていましたが、深読みしすぎました笑
    この作品、ラストシーンの意味で盛り上がったみたいですが、個人的に、跡取り息子のその後の決断が気になりましたw

  • 大好き。とても好き。

    入り組んでるのに難しくない。緻密なのに娯楽作に徹してる。映像も、ストーリーも、台詞も、観てて気持ちいい!


    この映画のラストはあれで完璧だと思うんです。夢か現実か、論争にもなったけど、それを暴くことがこの映画の目的じゃない。

    ノーランが私たちに“インセプション”したのは、ラストシーンを見守りながら私たちが抱く感情そのものだと思うんです。
    みんなが祈ったはずなんだ。あの瞬間、「倒れろ!」って。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「あの瞬間、「倒れろ!」って」
      仰言る通りだと思う。。。
      「あの瞬間、「倒れろ!」って」
      仰言る通りだと思う。。。
      2012/06/14
  • 人間は生きているかぎり必ず「無意識」という自分では制限できない力に動かされている。最初は誰かに好感を抱いていても、自分の信頼する人間にその人の悪い面を話されたら、知らぬ間にその人に対しての好感が消えてしまうかもしれない。「無意識」とは自分ではわからない、だから怖い。「マルコビッチ」でもテーマとなった「無意識とは酷い呪い」がこの作品でもテーマとなっている。主人公のコブは、自分の無意識と戦っている。彼は必死に「現実」を追い求めて、自分の子供に会おうと努力する。でも、最後に彼は自分のトーテムのこもを回しても、止まるかどうかを確認しようとせずに走りかけてくる自分の子供達を抱きしめる。彼は「現実」か「幻想」かを気にせず、ただ幸せであることを望んだ。その幸せがどこにあるかは彼にはもう関係なかったのだ。

  • アマプラにて視聴。
    多階層の夢で潜在意識を植え付けましょうって話。階層ごとに時間の経過が違ったり、夢の中を作る設計士やら、長いこと眠っていられるようにするための薬を調合する調合士やら、色々あって理解するのが大変。
    定番のカーチェイス&銃撃戦もあり、重力無視してグルグル回るシーンあり、爆発しまくりと、単純に映像だけ見ても面白いです。
    結局サイトーの目的は達成したのかよくわからんとか、主人公と奥さんとの決着は付いたのがどうなのか微妙とか、色々もやるところはある。
    でも、最後子供たちと再会するシーンで涙腺崩壊した。長かったけど、最後まで見て良かったと思う。

  • 何が夢で、何が現実かなど、
    そもそも私達は区別がついているのか?
    心的現実も空想も、
    事実とは異なる世界を我々は生きていて、
    真実が客観的現実とは限らない。

    深層心理の可視化として、
    層を織りなす物語が秀逸すぎる。

    ノーラン監督はいつも思うが、
    精神分析を深く学んでいるのではなかろうか。

    ぶっちぎりで面白かった。



    クリストファー・ノーランが大好きなのに、
    どうして今まで未見だったのか・・・。
    でも、微妙に既視感があるから、
    酔っ払って途中まで観て寝落ちしたとか??

  • クリストファーノーラン監督の『インセプション』、久し振りに観ました。私はノーラン懐疑主義者で、たぶん映画好きだとそういう人は多いと思う。良い作品悪い作品、良い部分悪い部分がはっきりしてる。
    だからたまーにネットで見かける「ノーラン天才!」という意見には「いや、それはない。」って思います。漫画好きの友達が「冨樫義博天才!」ってのに対して「確かに冨樫の漫画は面白いけど、天才ではないだろ」と言ってたのに近いです。
    でも良いところも当然沢山あるので、好きな監督ではあります。私が好きな作品は『フォロウィング』『ダークナイト』『ダンケルク』です。

    『インセプション』も、良い点悪い点がはっきりしてる。
    まず悪い点からいくと、アクションシーンがとんでもなくクソです。ひどいレベル。カットのつなぎ方が良くない。
    ノーランに限らず、最近は良いアクション映画を撮れる監督がすごく減ってきたような気がします。色々探してみようかな。

    次にダメなのは、前半の夢のルールの説明ゼリフが多すぎな点。しかも重要なことが少なく、どうでもいいことが多い。この部分も情報量多くカットが細かいので、手法としては『シンゴジラ』と近い。情報量過多なので煙に巻かれて、初見では理解できずに何度も見返す、故になんかすごい…と思わされてしまう。庵野監督の場合はそこが魅力で許せるんだけど、『インセプション』は微妙。

    もうひとつ、夢の中に入り込む技術の設定が別にない。だから厳密に言うとSFになってないです。設定はなく、夢のルールの説明だけやたらと多いという、映像や面白さのみを先行させた映画です。
    ジョジョで「スタンドのルールは説明するけど、発現の理由は矢。」というのと同じこと。


    良かった点を書く前に、ノーランが影響を受けたと思われる作品について。一番はやっぱりキューブリックで、この映画は『現金に体を張れ』と同じく、ケイパーもの。
    もうひとりはヒッチコックで、先日観た『三十九夜』→ウィリアムギブスン→『攻殻機動隊』や『マトリックス』、そしてこの映画…と続いてる気がしてます。
    それと無限後退ものなのでボルヘスを連想したら、やはり元ネタになってるそう。合わせ鏡のシーンの元ネタとして一番有名なのは『市民ケーン』なのかなと。
    『市民ケーン』は、死んだ大富豪ケーンの知人を訪ね歩いて、思い出話つまり他人の記憶から人生を振り返っていく。そして、彼が最も大切にしていた思い出とは…という話なので、『インセプション』と似ています。
    あと調べてたら『惑星ソラリス』で、ストーリーは確かにそのまんま。


    この映画の良かった点は、メッセージ性です。これはメッセージ性が良いとか内容に感動したとかではなく、脚本にスジを通す織り込み方が非常に上手いということです。

    メインのディカプリオ以外に、キリアンマーフィーとケンワタナービィのストーリーにもメッセージを込めていて、話の筋が3本。
    奥さんを失くしたディカプリオの再生の物語。キリアンマーフィーは父殺しや自立する物語。渡辺謙は、心の老いとその克服の物語。と、ウェイトの大小はあれど、それぞれにメッセージ性がある。(でもキリアンマーフィー、全然自力ちゃうやん!ということなので、メッセージ性の内容には別に感動しません)

    そもそも劇中アイテムのトーテムは、なぜコマなのか。ここも象徴になってると思います。
    コマは回転してる間は立っているという玩具だけど、「夢」の時は立つ、「現実」の時は倒れている。いつも言ってることですが、映画監督は創作する、夢=フィクションをフィルムに焼き付ける職業。なので、ディカプリオやエレンペイジが劇中でやってることは、監督本人と重なりますね。回転は創作で、創作し続ける限り倒れずに立っている。
    でもその代償に、子供は放ったらかし…キリアンマーフィー親子の関係や、マイケルケインとディカプリオの親子関係もそうでした。


    個人的に好きなシーンは、第2階層のホテルで孤軍奮闘するジョセフゴードンレヴィット君。最初に観たときはすごく好きだったけど、観返すとアクションシーンがやはりダメだなーと思う。
    ディカプリオとエレンペイジ以外のメインキャストはダークナイトシリーズに出てるのが笑える。マリオンコティヤール、またお前か…。

  • インターステラーを借りて観てからのダンケルクですっかりノーラン監督のファンになってしまった。
    未見のインセプションも勢いで見てしまおう、ということで借りました。

    inception を辞書で引くと、発端・始まり という訳語が出てくるのだが、このフィルムでは潜在意識に植え付ける、とでも言えばいいのだろうか?

    他人の夢に入り込んで情報を盗むのが稼業のディ・カプリオのところに変わった依頼が持ち込まれる。
    情報を盗むのではなく、 意識の植え付けをしてほしい、というのだ。
    渡辺謙が、業界最大手の独占化を阻むために、次期社長の潜在意識に会社を split するような方向性を植え付けてほしいと言ってくる。

    いやそれはダメだ危険だ、と断るディ・カプリオだが、子供達に会えるようにしてやると言われ依頼を受ける。
    メインのプロットはそちらにあって、彼は実は奥さんを殺した罪に問われていて、米国に帰れない身なのだ。

    さて、作戦を構築する過程で、 エレン・ペイジがディ・カプリオの身に何が起こったのか?彼が仲間に何を隠しているのか?を把握していく。
    作戦がなかなか複雑で、夢の中で夢を見て、そこで予定外のことが起きるとそこから眠ってまた別の夢に潜る。
    脳、というものの機能が解明されきってないことと結びついて、この夢の奥に dive していくという設定がなかなか興味深い。

    娯楽映画なので、やっぱりあちこちでバシバシ闘うんだが、 その辺はうまいこと撮るなぁと気楽に見る。
    ゴードン・レヴィットが良かったですな。

    ディ・カプリオの亡き妻は夢の端々に繰り返し登場するのだが、最後の最後も彼女が立ちはだかる。
    コティヤールが、夢か現かの存在感で結構こわい。

    夢はダイブするごとにその階層の番をする人が残って、合図で一斉に眠っているものの目をさます。
    階層ごとに時の速度が変わるというタイム・パラドックスものはノーランの十八番なわけですね。

    で、最後、ディ・カプリオは目覚めたのか??

    妻の記憶とともに廃人になることを選んだのだと。

    妻と過ごした時間、そして罪の意識から逃れられない。それこそ彼が彼自身に仕掛けた inception ....

  • 別の延長、スピンオフでいいからもっとみたい。。夢が階層的に分かれている、時間軸の設定はとても面白い。ドキドキした。

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